アカウント名:
パスワード:
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
しかしハンガリーって (スコア:1, 興味深い)
Re:しかしハンガリーって (スコア:0)
ハンガリーが「フン」ガリーってやつか?
いまだに、この都市伝説を信じている人がいるとは.....
一時期、嘘をばらまいていた Wiki[pedia] ですら、概ね正しい記述に直っているのに。
Re:しかしハンガリーって (スコア:2, 参考になる)
>いまだに、この都市伝説を信じている人がいるとは.....
マジャール人の祖先の一部は、フン族に追われて西に移動した
ウラル山脈付近のアジア系騎馬民族だということは間違ってないよな?
ハンガリー政府観光局 [hungarytabi.jp]自体がそう掲載してるからそうだと思うんだけど…
# 現在は周辺民族との混血が進んでるから違うというのはわかるけど、
# それ以外に何か新説が出てるのか?
Re:しかしハンガリーって (スコア:0, オフトピック)
東欧の他の国と同じくらいの遺伝子的/文化的混血度。だ。
観光局のは「観光」、特に日本向けの資料だから、あえてアジアとの関連を書いているんでしょ。
蒙古斑の話もガセ。
言語的にもアジアとは関係なし。
遺伝子的にも標準的アジア(モンゴロイド)とはかけ離れており、散見するアジア的特徴の頻度は周辺国と違いなし。
ちょっとは調べなよな
ここまできたら、オフトピックついでに (スコア:2, 興味深い)
戦間期にツラニズムが盛んになるなど、アジア系というのは国の内外で
結構盛んに宣伝しています。18世紀末からのナショナリズム運動の際に、
「ドイツ系でもスラヴ系でもない」というのを独立のネタとして、かなり
有効に使った名残でしょう。
ハンガリー人は主にカトリックなので、人の名前も大抵は聖人に因んだものですが、
この影響で「Atilla」なんて名前も付けられたりします。
(伝統的な名前ではなく、19世紀以降の流行として。)
> 言語的にもアジアとは関係なし。
それは流石に乱暴すぎです。
語彙にスラヴ諸語、トルコ語からの借用語が多い、というか殆どが借用語ですが、
基礎語彙にフィン-ウゴル諸語共通のものが多く入っています。
数詞なんか周囲とは完全に別物です。
文法も周辺のゲルマン諸語、スラヴ諸語からはかけ離れていて、
母音調和、格の代わりに豊富な接尾辞、強調部を先頭に持ってこられる自由な語順、と
少なくともインド・ヨーロッパ語族(これも概念的な括りですが)には類似語がありません。
少し前までウラル語族とアルタイ語族(こっちは満州まで含むガチなアジアですね)を
まとめて「ウラル・アルタイ語族」とされていたのが、近年見直されてやはり
別だろうと分けられました。その辺の話と勘違いされてませんか。
「アジア」と言って極東アジアだけを指すのであれば、その範疇にはありませんが、
フィン-ウゴル諸語が属するウラル語族の分布がウラル山脈沿い+北極海沿いに点在
する形なので、「アジア」と言って差し支えないでしょう。
> 遺伝子的にも標準的アジア(モンゴロイド)とはかけ離れており、
> 散見するアジア的特徴の頻度は周辺国と違いなし。
これはどうなんでしょうね。
私(日本人)から見たら、普通の白人でした。
しかし現地のハンガリー人の男性(税理士)にきいたら
「モンゴロイドの特徴が多いんだ」と力説されました。
客観的な話となると、遺伝子の統計や外見的特長の統計の結果を見ないと、
何とも言えませんけどね。