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辻氏の主張の主旨は『受託開発を「うまくやれば」自社開発にも弾みがつく』というものだが、そもそもそれ
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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
なぜ受託開発が悪者に (スコア:1)
個人的には、参照記事が主張するように「受託開発」に問題があるのだとは思えません。
なんだか記事全体を通して、「受託開発」が、顧客から「言われたことだけを言われた通りに作る」モノとしか捉えないように誘導しているように読めます。
ただ、現状がそんなものになっているだろう、という意見であればそれに反対するものではありません…
受託開発は使い捨て (スコア:0)
Re:受託開発は使い捨て (スコア:1, すばらしい洞察)
言われるままにしか作れない人はそうでしょうね。でも、受託に出す側ってのは「自社の業務」しか知らないんだから、「同業他社の業務」まで知ってる“はず”の請け側が提案できなくてどうするよ。
相手と対等以上の業務知識を以て、相手の業務を刷新するようなシステムを作り上げるのが受託開発の醍醐味。
Re:受託開発は使い捨て (スコア:2, すばらしい洞察)
更に、業務を刷新するような提案は「業務の現場」から徹底的な拒否に逢います。
つまるところ、同業他社の業務と今のプロジェクトでのソレとは大同小異で一度いずれかの業務知識を得てしまえばソレだけで充分で新しい発想など必要とされないのです。
むしろ、大同小異な各社業務実態の小さな違いがシステム化の困難と運用上の問題を大量に惹き起こすわけで、そのリスクを分散する手立てとして費用の持ち出しや残業代不払いなどが常態化しやすくなっているわけです。
技術やノウハウが蓄積しているとしても、それはシステム化による業務効率化を言いながらナニも変わらないことを望むユーザとべったりになることでしかないでしょう。
そして、開発リスクだけが下請けに廻され続ける以上、資本の蓄積もすすまないでしょう。
高い技術がある者と既に確立された業態という古いビジネスの実態への深い理解を持つ者が起業するのであれば、既存の商売とは異なるナニかを始めるべきでしょう。それこそ、ベンチャーなわけですし。
そのような幸せな邂逅からはじまらなかった場合は、“ほしがりユーザのシステム開発という無駄遣い”を淡々と介護してあげるといった姿勢で対処するほかはないのではないでしょうか?
技術の進歩、既存ビジネスの革新、資本の蓄積……システム開発という業態からはかけ離れたものなのだと、認識すべきなのかもしれません。
これからのシステム開発は、介護ビジネスや終末医療のような「業務の改善も効率化ももはややり尽くしたに等しい、古いビジネスを延命させてあげる」スタンスを執るのが順当のように、絶望半分な気持ちで思っています。