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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
二酸化炭素の泡の中って事は (スコア:2, 興味深い)
アルコールを燃やしてダイヤの薄膜を作る研究が行われてますけど、
似たような現象が、マグマが上昇してくる途中で発生した泡の中で起きてたって事でしょうか?
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:二酸化炭素の泡の中って事は (スコア:4, 参考になる)
#高圧の地下で液体が捕獲され,そのまま周囲を覆われて気化できない高圧状態で保持.
#流体包有物と呼ばれるようなもので,マントル由来の岩石などにはCO2や水がよくいます.
気相成長するには十分還元的で余計なものが飛んで行くようなな条件でないと無理ですので,
それは無いんでは.
Re:二酸化炭素の泡の中って事は (スコア:1)
読売の記事には「火成岩」とあります。(深成岩・変成岩とは書いてない)
火成岩には溶岩・凝灰岩がありますが、泡を生ずるのは溶岩のみです。
「溶岩に含まれる泡」なので、生成時には一酸化炭素とか硫化水素とか亜硫酸ガスとか水素ガスが存在していた筈です。
余計なモノが周囲の溶岩に再吸収されるような条件が発生するのと、
マントルの一部が湧いてくるのと、
どっちが発生しやすいのかな~~って考えた訳です。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:二酸化炭素の泡の中って事は (スコア:2, 参考になる)
読売の記事は「火山岩」ですね.(火成岩だと深成岩も含まれます)
で,それは間違い(というか言葉足らず)です.そこで勘違いしたわけですか.
今回の発表は,火山岩中に含まれる捕獲岩(深部で生成)を顕微ラマンで分析したら
ダイヤモンドに特徴的な例の1300cm-1あたりのピークが出てきたって言う話です.
#まあ,学会要旨を知人あたりから取り寄せてもらえば,要旨には普通にマントル捕獲岩中
#のCO2部分のレーザーラマンでの観察だと書いてあるそうで.(出席してる知人による)
#この時点ではまだダイヤは発見していない模様.
補足 (スコア:2, 参考になる)
#生成機構ですが,コメントとして.
岩石類はほとんどガスを吸収しませんので,CVD成長に必要な非平衡条件を作ることは
困難です.また通常の火山性ガス中の炭素量はかなり少ないので,そこそこの大きさ
(ミクロンサイズ)のものを作ろうとするとかなり大きな空洞が必要となります.
#で,ますます非平衡条件を作るのが大変になる.
また,CVDはかなり狭い温度範囲/ガス流量/ガス組成でないとダイヤモンドをうまく
作りませんので,ちょうどその条件が達成される可能性まで考えると,まあ無視して
よいのではないかと.火山性ガスの中には酸化性のもの(ダイヤモンドを分解)も多く
含まれていますし.