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かつてのDTMのときのようにソースであるMIDIデータがそのまま流通するスタイルを、皮肉ですが今大流行の動画サイトやMP3サイトは支援してくれません。それどころかなまじバイナリ(?)配布のほうが流行ってしまったために、ソースが日の目を見てない気がする。
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
「プロは使わない」「オタクのおもちゃ」 (スコア:0)
じゃあ既存のヒット曲は何なのかとも問い質したい気はするがそれはそれ
Re:「プロは使わない」「オタクのおもちゃ」 (スコア:2, 興味深い)
プロのミュージシャンの間でも高く評価している人はいるようで、
中には「サンプラーに匹敵する発明」とまで言っている人もいるようです。
今は熟成期間中なだけで、そのうちプロが使ったものも出てくるのでは?
Re:「プロは使わない」「オタクのおもちゃ」 (スコア:0)
・電子楽器の登場で音色を自由に作れるようになった。
・DTMの登場で楽器を弾けない人にも門戸が広がると共に、プロの制作方法も変わった。
ボーカロイドはDTMでの制作の幅をさらに拡げる物だと感じています。
もっと発展すればプロの製作現場でも使われるようになるでしょう。
メインボーカルに使われるにはもっと革新的な発展が必要だと思いますが、
サブボーカルやバックコーラスならば現状の延長線でもプロも採り入れる
のではと思います。
Re:「プロは使わない」「オタクのおもちゃ」 (スコア:3, すばらしい洞察)
別に、電子楽器は、非電子楽器に優るものでもありません。
既存の道具をリプレイスするものでもありません。
道具が増え、選択肢が増えたことで、音のあり方・考え方=音の組み合わせ方と敷居の高さが変わったのだろうと思います。
vocaloidの出現によって、敷居が低くなるのはあるでしょう。
一方で、
曲を作る(ここでいうのは、作曲でなく、聴かれる曲を総合的にプロデューするという意味で、どちらかというと演奏するというのに近い)立場から言えば、
vocaloidも道具です。
そういう意味で、自分や他人に歌わせるのと似ているけど、
飽くまでも道具という点で、違います。
vocaloidやその発展した技術が、道具として最適だと思えば、採用するまでのこと。
私個人としては、
こういった技術が、架空キャラのリアリティを強くしていることが重要だと思います。
例えば、
(シュールですが)綾波レイに、自由に好きな歌を歌わせられる
ようになるでしょう。
パラメータというか、細かな曲の調整の問題もあるけど、それすらテンプレートとして作ってしまうことが出来れば、
綾波が歌っているものを、
凉宮ハルヒに簡単に歌わせられる訳です。
これまで二次創作の裾野が広がってきたように、
今までは作品の中にしかいなかったキャラクタが、作品の外で活躍し始める。
ここに新たなキャラクタビジネスや、副次的な創作活動の萌しがあるとも考えられます。
Re:「プロは使わない」「オタクのおもちゃ」 (スコア:1, 興味深い)
そういえば、そういうものはどれくらい流通してるんでしょうね?
ミクでいえばバックエンドのMIDIデータとか、あるいは更にそのMIDIデータの作り方とか、といった部分になると思いますが、
少なくとも世間を騒がせたり動画サイトでやり取りされたりしてるのは、あくまで出来上がりの「結果」でしかないんですよね。
かつてのDTMのときのようにソースであるMIDIデータがそのまま流通するスタイルを、皮肉ですが今大流行の動画サイトやMP3サイトは支援してくれません。それどころかなまじバイナリ(?)配布のほうが流行ってしまったために、ソースが日の目を見てない気がする。
それとも「職人さん」の間で個人的にだけ流通してるんですかね?だとしたらちょっと残念ではあります。
Re:「プロは使わない」「オタクのおもちゃ」 (スコア:1)
人によっては、制作者自身のWebサイトにてVSQファイル(ボーカロイド用シーケンスファイル)やMIDIファイルなどを配布していますよ。
動画サイト自体は支援してくれませんが、人によっては説明文に配布URLを書いています。(もっとも、割合はそんなに多くないでしょう)
また、
>かつてのDTMのときのようにソースであるMIDIデータがそのまま流通するスタイル
ってのは、当時(1990年代かな)に音声データそのものを配布する手段が無かったためしかたなく、という面がある思います。
できれば、音声データそのものを配布したい・してほしい、という声はあったはずです。でも、当時(*)は今のようにメガbpsの常時接続回線や音声の圧縮展開ができるハードウェアもありませんでした。
*:
1995年以後の486の時代にはmp3の再生は十分可能でしたが、テレホーダイとかフレッツISDNとかの時代には1分あたり1MByteのmp3データのダウンロードはちょっときつかったでしょう。
超単純計算で、ISDNで64kbpsの場合、96kbpsのmp3データでも曲の長さの1.5倍のダウンロード時間がかかります。
#当時はそれでも我慢していた気がしますが、今のように気楽にポチッとクリックはできなかったなぁ…。
ましてや、1995年以前のパソ通の時代には、パソコンでの音声不可逆圧縮・伸張は普及してませんでした。(i386でmp3の圧縮って、再生時間の何倍かかるのだろう?)
44ksps,16bit,2chのデータの配布なんて、考えるだけでも(みかか代が)恐ろしいです。
Re:「プロは使わない」「オタクのおもちゃ」 (スコア:0)
たしかにそういう面「も」あるけど、
それが支配的な面だったとは「思いたくない」ですね…。
だって、それではレコード会社経由の音を聞くのと同じですから。
もっともソフトウェアよりは音楽のほうが、出力からソースを復元するのは容易なので(いわゆる耳コピ。また1bitすら違わない完璧な再現は普通求められない。)、それでいいと言えなくもないですが。
Re:「プロは使わない」「オタクのおもちゃ」 (スコア:1)
>たしかにそういう面「も」あるけど、
>それが支配的な面だったとは「思いたくない」ですね…。
>だって、それではレコード会社経由の音を聞くのと同じですから。
当時はどんな感じだっけ?と思ったので、古いMOに記録したパソ通時代の音楽データ(MIDとかFMPとかMDX)とかのドキュメントを見てみました。
転載の可否は多くの場合記されていましたが、改変や改変後の頒布の可否に付いてはほとんど触れられていませんでした。(転載・改変ご自由にどうぞってのがちょっとだけはありましたが)
音ではなく演奏データがやりとりされていたパソ通の時代には、そもそも、他の人が作ったデータを利用してして更に何かを作るという文化そのものが無かった---少なくとも珍しかった---ような気がします。今にして思えば。
#日本でのパソコン通信での更に私が通っていたいくつかの草の根BBSという狭いサンプルでの印象です。
#他の場所では、全然違う文化があったのかもしれません。発表した曲データのアレンジ上等な、音楽に特化した草の根BBS、なんてのもあったことでしょう。