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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
コスト (スコア:5, 参考になる)
航空機のコストの見積りは他の分野と違ってメンテナンスのコストを非常に重視します。
一般的に、航空機の故障は、「故障しても破壊に至るまでに捕捉できれば良い」という発想があります。
例えば、強度に関しては、単純な方法で(材料を増やして)強度をあげると直接燃費に影響するため、安全率を低く設定する、その変わりに保守の段階で検出できるように設計する。
というように、航
Re:コスト (スコア:1, 興味深い)
だとすると、今までの材料での経験は新しい材料では通用しないっていうのはないかな。
検査する側も、経験が少ないからよくわからないだろう。
で、見逃した、と。
まぁ、検出器が人でなくても、同じことがいえるとおもうけど。
もっと、こう、イメージングや数値化できるほうがわかりやすくて、安全かもしれない。
Re:コスト (スコア:5, 参考になる)
その通りです。超音波探傷の人間バージョンです
CFRPの場合、ミルフィーユみたいな積層構造になっているので、欠陥がは
いると、「カスっカスっ」という感じ、ちゃんとしてると「コツっコツっ」という感じ
に聞こえます。
金属の場合、本当は疲労を捕捉しなきゃいけないのですが、金属疲労での破壊はある程度
見積りが可能ですし、塑性変形を伴うので異常があってもある程度表面からセンシング可能です。
一方で、CFRPなどの積層複合材は表面が固まったまま、中で剥離してできた欠陥が急激に成長
することが問題になります。
>だとすると、今までの材料での経験は新しい材料では通用しないっていうのはないかな。
>検査する側も、経験が少ないからよくわからないだろう。
たとえば、トンネルなどのコンクリート検査ではハンマーで叩く方法が用いられてき
ました。CFRPの成形をしている人なら経験はありますが、飛行機の整備をやってるひ
とがそういう経験を持っているかは分かりませんね。ただ、練習すればできるように
なる技術だし、彼らはそれが仕事です。
いずれにしても、航空機の設計者は技術的な見積りをしたけれど、検査現場が対応しき
れていないからリスクが増えたのか、設計者の見積り自体が根本的に甘すぎて潜在的な
リスクが大きいのかというのを区別して検証したいところですね。