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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
負の遺産ってねぇ、あーた (スコア:0)
価値があるのは(継承すべきは)データだけだよ。
つまりデータフォーマットさえ解れば大した問題じゃないってこと。
データフォーマットが解らないとしてもCOBOLのせいじゃないよね。
負の遺産って人間の不手際をCOBOLのせいにされているようで気の毒だな。
なんで毎度ネタになるんだか。
Re: (スコア:1, すばらしい洞察)
まぁ、10年も20年も経てば、CでもJavaでもLL言語でも
RDBMSだのWebサービスだのP2Pだの、全てが負の遺産になってると思うけどな
私はCOBOLを差別しない、全て平等に価値が無い。
Re:負の遺産ってねぇ、あーた (スコア:2, 興味深い)
>RDBMSだのWebサービスだのP2Pだの、全てが負の遺産になってると思うけどな
残念ながら同意します。
一応、ソフトウェアの負の遺産化の一因が、放置しすぎて「ソフトウェアが死ぬ」ことである
という主張もあり、一理あります。テストコードを書き、ちゃんとメンテしていれば
ソフトウェアは生き残るのかもしれません。
でもそれは(COBOLでも成立するはずの)理想論です。
私はソフトウェアの劣化は、究極的にはデータ構造やプログラム言語の問題ではなく、
プログラマが人間である以上絶対に避けられない人間としての限界を
抱えているが故の問題だと考えます。
たとえばプログラマが読んで頭の中に安全に展開できるコード行数は、
数十年前からほとんど変わっていません。
#その証拠に、「バグはコード行数に比例する」とトム・デマルコ氏も言ってます。
実際、コンピュータの性能向上ペースとモニタの大型化のペースには、驚くほどの差が
あります。明らかに、コンピュータは進歩しているのに、人間(含むHuman I/F)は
それほど進歩していません。
言い換えるなら、人間は自身の性能向上にあまりにも無関心なのです。
この人間側の限界故に、ソフトウェア(の成長・複雑化)は、遅かれ早かれ
人間の理解力を超える(=負の遺産化)という結果になります。
言語がどれだけ高機能化しても無駄です。制約はソフトウェアの側には無いのです。
私は、もし技術的にこの問題を解決しうる方法があるとすれば、
それはコードの善し悪し(の解析結果)を、単純に「画像の美醜」として
一般人でも判断できるレベルにまで変換することだと思います。
詳細仕様書より一段下、コードレビューより一段上あたりに、
コード評価技術や可視化技術を駆使した視覚的なレビュー階層を導入する形です。
「この青く光っている部分は安定している。この部分のコードは信頼できる」
「この黄色と紫と赤が混ざった部分はグロテスクで危険だ。
直さないとどんどん危険が増えていく。とにかく最優先で直すんだ」
自分でも、なんと人間を馬鹿にした意見なのだろうとは思いますが、
少なくともここまでやらないとソフトウェアの負の遺産化は
食い止められないでしょう。
腐っているか否かを誰もが理解できることが、ソフトウェアが生き残れる
条件だと思うのです。
#長文におつきあいいただきありがとうございます