その論理が成り立つためには、「実際にはインドネシアの泥炭の分解・焼失やブラジルの熱帯雨林の消滅が
些細な問題であるにも拘らず、恣意的な選択によって大きな問題であるかのように取り上げられている」
ということになっている必要がある。
ところが、実際にはインドネシアの泥炭からの CO2 発生は大問題である、と主張する団体もある。
Wetlands International という NGO の報告 [wetlands.org]によれば、国連の統計では過小評価されている
泥炭層破壊の問題によって、インドネシアは世界第3位の CO2 排出国と考えられるとのこと。
釣られてどうする。 (スコア:3, 興味深い)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008020902086419.html [tokyo-np.co.jp]
現状必要とされる燃料を生産するためにインドネシアの泥炭地、ブラジルの熱帯雨林など現在炭素を豊富に蓄えている土地を使用する事を考慮して計算していたりする。
この研究はまず、バイオ燃料は温暖化を促進するという事を言いたい為の研究結果の匂いがする。
現在砂漠化している土地を使ってバイオ燃料を生産する分には多少効果はあるはず。
空気中の二酸化炭素を減らす為には化石燃料の使用を減らして空気中の二酸化炭素を固定化するしかない。
一刻も早くシズマドライブの完成が待たれるところです。
Re:釣られてどうする。 (スコア:1)
些細な問題であるにも拘らず、恣意的な選択によって大きな問題であるかのように取り上げられている」
ということになっている必要がある。
ところが、実際にはインドネシアの泥炭からの CO2 発生は大問題である、と主張する団体もある。
Wetlands International という NGO の報告 [wetlands.org]によれば、国連の統計では過小評価されている
泥炭層破壊の問題によって、インドネシアは世界第3位の CO2 排出国と考えられるとのこと。
Re: (スコア:0)
泥炭からはCO2だけでなく、より温室効果の高いメタンも出るのも忘れちゃいけない。 しかもそれがよりバイオ燃料を作るために、CO2を吸収するはずの森林を切り開いてのことだ。 で、なぜ、バイオ燃料を作るかといえば、欧米の政策によりバイオ燃料シフトへのバイアスが かかっているから需要が高く、利益を生みやすい、というだけにすぎない。
昨年のCOP13で、ようやくこのあたりの事情が議論に上り始めたと思う。