「超高速インターネット衛星「きずな」打ち上げ延期」記事へのコメント

充填試験ってできんのか？

[Anonymous Coward]

ヒドラジンと特性の似た無毒あるいは低毒な物で充填試験して、完了したら抜いて。
打ち上げ準備でヒドラジン入れてる最中に漏れるって、本番までわからんってことだよね？

Re:充填試験ってできんのか？

[Anonymous Coward]

地元新聞の記事 [373news.com]によると、圧力検査(何らかの気体で加圧して、圧力降下(＝どこからか漏れれば圧力が下がる)が無いか確認する検査)自体は工場と射点とで2回実施していて、問題は無かったらしい。でも、実際に充填してみたら漏れたという話。

Re:

[Anonymous Coward]

うーん、気体による加圧試験は、普通の一点物タンクならあたりまえだからなぁ…

ロケットの燃料タンクなんだからもっと厳密なことやってると思ってたんだが幻想だったか。
先日NHKで放送されたアポロ計画の話を観て、宇宙開発って特殊条件ばかりで大変だなって思ってたのになぁ。

Re:

[Anonymous Coward]

どんなに厳密なつもりで試験しようと壊れるときには壊れる。
所詮はヒトの作ったモノ、絶対は有り得ないということだ。
むしろ打ち上げ前に異常を見逃さなかった手柄を誉めるべき。

Re:

[Anonymous Coward]

予定日までに求められた品質の物をきちんと用意するのが技術者の手柄でしょ。
まして今回初めて作ったというものじゃなし、チェックがザルだったとしか言えんよ。

Re:充填試験ってできんのか？

[Anonymous Coward]

> まして今回初めて作ったというものじゃなし、チェックがザルだったとしか言えんよ。

チェック(試験)にだって金はかかりますから。
ロケットの場合は特に、材料費、加工費なんてたいしたことはなくて、試験費用が支配的になっています。
だから、これまでトラブルを起こさなかった部分は、チェックを省いていく(ザルにする)というのはコストダウンの基本。

今回トラブったことで、次からは何某かのチェックが追加されることになるんでしょう。
経験てのはそういう風に積んでいくものです。

Re:

[Anonymous Coward]

＞うーん、気体による加圧試験は、普通の一点物タンクならあたりまえだからなぁ…

当然試験してるわけですが、
全くストレスを与えずに試験する方法が無いのも事実。
地上で使う製品と違って軽量化が重要なので、
たっぷりマージンを取って頑丈に作ったり出来ない。
つまり必要以上に過酷な試験を繰り返すのも故障の元。
決して手を抜いてるわけじゃなくて、
むしろギリギリの所で頑張りすぎなんじゃないかな。

#大先輩のアメリカですら巨大衛星を打ち上げてから壊れて撃ち落とす、
#なんてやってるわけで、それに比べたらずっとマシだと思うんだけど。