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Linux kernelの場合、実はあのsourceの汚なさ(あれじゃ関数がgrepできんぞ)ゆえに、Linusだけしかsourceの全体像が把握できていないのではないでしょうか? そうなると、patchが飛んできてもどうしてもLinusが見る羽目になるので、最終的な決定権もLinusの手に落ちつくわけです。
例えばFreeBSDだと、src/sysがいじれる人はどんどん自分で修正を加えています。説明責任も、修正を加えた各個人が負っています。NetBSDは若干根回しが必要だったと思ったけど、portmasterという考え方が昔からあるので特定の1名に見せなければというほど厳しいものではないはずです。
他のprojectを見ていても、最終的な決定権が誰に落ちるかというのが結局は鍵を握っているように見えます。Linuxだって、userlandだけ見れば様々なdistributionがあり、それぞれに基本的なbinary群、hier(7)、package管理の方針があります。*BSDな立場から見れば、それこそ分裂に見えるんですけどねぇ...
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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
意味がわからん・・・(汗) (スコア:1)
修正BSDスタイルのかなり自由なライセンスは、FreeBSD/NetBSD/OpenBSD
(商用のBSD/OSは知らないので除外します)で採用されてますが、
同じライセンス形態を採用してて、なんで
「ライセンスに起因する分裂」に見えるのでしょう??
#ほんっとに意味わからん(汗)。
#米国の暗号技術輸出規制に引っかかったとか、そういうことなら
#わかるけど、なんでライセンスの問題?
#・・・あ、AT&Tとのライセンス係争の問題?
#あれは普及に歯止めをかけただけで、i386で動くこと優先の
#FreeBSDと、マルチアーキテ
---- redbrick
Re:意味がわからん・・・(汗) (スコア:0)
> 「ライセンスに起因する分裂」に見えるのでしょう??
> #ほんっとに意味わからん(汗)。
確かエリックかペレンスの論文にそんなことが書いてあったんですが、
今はちょっと見当たらないです。
# 誰かご存知ないかな……。
> ・・・って、ディストリビューション乱立状態の
Re:意味がわからん・・・(汗) (スコア:3, 参考になる)
>今はちょっと見当たらないです。
># 誰かご存知ないかな……。
ESRの「ノウアスフィアの開墾」より引用
http://cruel.org/freeware/noosphere.html#SP
Linux と BSD の世界とのおもしろいちがいの一つは、Linux のカーネル(および関連するOS の中心的なユーティリティ)は一度も分裂していないけれど、BSD は少なくとも 3 回は分裂しているということだ。これがおもしろいのは、BSD グループの社会構造は中央集権化されていて、権限をはっきりと線引きすることで分裂を防ぐようになっているのに、中央集権化されていなくて不定型なLinuxコミュニティは分裂を防ぐような手段をまったく講じていないからだ。開発をなるべく開放したほうが、いちばん分裂しにくくなるとしか思えない!
うーん、これを読むと別にGPLだから、BSDライセンスだから何だとは書いていない…
Re:意味がわからん・・・(汗) (スコア:0)
> うーん、これを読むと別にGPLだから、BSDライセンスだから何だとは書いていない…
失礼しました。
BSD だと手元の拡張を隠せるという一般論と混同していたみたいです。
Re:意味がわからん・・・(汗) (スコア:2, 興味深い)
#「伽藍とバザール」をちょうど読んでた。
>> うーん、これを読むと別にGPLだから、BSDライセンスだから
>>何だとは書いていない…
>BSD だと手元の拡張を隠せるという一般論と混同していたみたいです。
なるほど、理解できました。
#BSDライセンス下での改変公開の規制の緩さと、BSDで見られる中央集権的
#(と、外からは見られている)リリースエンジニアリングが、
#主流の流れを分割しやすいのではないか、と連想的に結びついたわけですね。
うーん・・・(汗)、GPLでも、不特定多数にbinaryを公開しない場合は、
改変部分を不特定多数に公開しなくてよい
(source配布はbinaryを入手した相手だけにするのでよい)のですし、
中央集権的というBSDのリリースエンジニアリングチームに相当する位置に
Linusとその他のkernel開発者が今現在いるように思うのですけど、
それらのことを考えると、わたしには、BSDとの差異がどこにあるか
わからなくなってしまいます(汗)。
#patchなんて*BSDでも誰でも投稿できますしね。
#もちろん吟味はされますけど、それはlinux kernelでも同じでしょうし。
#・・・なにが一番大きな違いなのでしょうね?
#やっぱりライセンス、なのかな?
---- redbrick
最終的な決定権の持ち主が決め手? (スコア:3, 参考になる)
Linux kernelの場合、実はあのsourceの汚なさ(あれじゃ関数がgrepできんぞ)ゆえに、Linusだけしかsourceの全体像が把握できていないのではないでしょうか? そうなると、patchが飛んできてもどうしてもLinusが見る羽目になるので、最終的な決定権もLinusの手に落ちつくわけです。
例えばFreeBSDだと、src/sysがいじれる人はどんどん自分で修正を加えています。説明責任も、修正を加えた各個人が負っています。NetBSDは若干根回しが必要だったと思ったけど、portmasterという考え方が昔からあるので特定の1名に見せなければというほど厳しいものではないはずです。
他のprojectを見ていても、最終的な決定権が誰に落ちるかというのが結局は鍵を握っているように見えます。Linuxだって、userlandだけ見れば様々なdistributionがあり、それぞれに基本的なbinary群、hier(7)、package管理の方針があります。*BSDな立場から見れば、それこそ分裂に見えるんですけどねぇ...
Re:最終的な決定権の持ち主が決め手? (スコア:1, 参考になる)
> 修正を加えています。説明責任も、修正を加えた各個人が
> 負っています。NetBSDは若干根回しが必要だったと思ったけど、
> portmasterという考え方が昔からあるので特定の1名に
> 見せなければというほど厳しいものではないはずです。
NetBSD の「若干根回しが必要」ってのは、FreeBSD でたとえば
ACPI まわりを「大きく」いじるのに、msmith やら iwasaki やら
takawata やらに相談しといたほうがいい、というのと同レベルです。
細かい変更なら、勝手に突っ込んじまっても文句言われませんし、
あるいは面倒くさいから send-pr してキーパーソンに何とかしてもらう、
というのも良く使われる手です。
実際には、FreeBSD でもそれを忘れて badcommiter 行きになる人も
いますし、NetBSD でも macppc 方面で不幸が起こってますし。
Re:最終的な決定権の持ち主が決め手? (スコア:0)
・forkしていないといっても、実際にはRed Hat等のdis
Re:最終的な決定権の持ち主が決め手? (スコア:0)
でもって現在のlinusはBitKeeperでの管理へと移行してます。
Re:最終的な決定権の持ち主が決め手? (スコア:0)
Bitkeeper、Perforce、PRCS、ClearCaseなどの商用VCSはもちろん、subversionなどのCVSの置き換えを目指すソフトはみな(デファクトスタンダードであるところの)CVSレポジトリからのコンバートをサポートしてます。CVSにいくら欠点が多かろうとも、ないよりはるかにましなわけで、あとでよりよいものに移行することを前提に使い始めればよかった。(なのにそれをしなかった)
Linusの頑固さのために多くの人(本人も)が無駄な労力を払い続けてきたと思うと実
Re:最終的な決定権の持ち主が決め手? (スコア:1)
gentoo.orgの記事 [gentoo.org]
Don't ask me why!
Re:意味がわからん・・・(汗) (スコア:1, すばらしい洞察)
ソースがオープンかどうかでしかないので、
「分裂」という言葉の意味も結局のところ、
「オープンなもの」と「オープンでないもの」への
分裂にしか向いてないんではないかと思われ。
実際、現行の各 BSD 間のソースの融通は非常に活発ですし、
分裂してる部分というのは多分にライセンスや技術的な部分とは
関係ない政治的(というほど立派な理由でもないが(*))な理由によるものです。
(*) 捨て台詞を吐いて飛び出した Theo 君とか、
既存実装への不理解から新しいものをわざわざ作った new-bus とか。