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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
≠(狭義の)抗生物質 (スコア:0)
Re: (スコア:0)
抗生・物質? それとも 抗・生物質?
# 抗・(生物-質)か
抗・生物質 のような気もするんだけど、抗生剤って言葉もあるんだよね
おしえてえらい人、気になって胃が痛いです。
# 胃薬もちゃんと貰ったけど
Re: (スコア:5, 興味深い)
抗-生物-質 か
抗-生物-物質
なのではないかと思う
ちなみにワニが産生するモノを抗生物質というのはちょっとアレだし
HIVを無効化するモノを抗生物質というのはかなりアレだとおもう
Re: (スコア:0)
抗生物質は細菌感染症の薬でウイルス感染症に使うのは抗ウイルス薬
という区別はあるけれど、本来的な意味としてはantibioticが抗ウイルス薬を含まないわけでないので
HIVに作用するのをそう呼ぶのがアレって事はないなぁ。
ましてantibioticってのは作用が感染性生物(ここでウイルスを、って話が再燃)への拮抗である薬品
であるという機能由来のネーミングなので、別に由来がワニであるかカビであるかという事なんか問題にしておらず、
>ちなみにワニが産生するモノを抗生物質というのはちょっとアレだし
ってのは全くもって意味不明。
Re: (スコア:4, 参考になる)
彼らは「医療の専門家」だけど、必ずしも全員が「医学の専門家」というわけではないし、ましてや基礎医学、特に微生物学や感染症学の専門家というわけではないので、彼らの使ってる用語の方が、そういう専門的な観点から見ると歪んでるケースってのは意外にあります。
だから、キノロン系とかサルファ剤とかまで「抗生物質」と呼んじゃう医療スタッフも多いわけでして。
まぁ「言葉は生もの」なので、現場でそういう使われ方をしてるってこと自体は仕方ないし、それを指摘する
Re: (スコア:4, 参考になる)
感染症の治療薬全般については、「(感染症の)化学療法薬」と呼ぶのが、もっとも外れがない呼び方です。ただし「化学療法薬」については、癌の化学療法に用いる薬(癌の化学療法薬)もありますので、注意は必要。そこで「抗感染症薬」なんて呼称もないこともないんだけど…あんまり使われてないなぁ、というところ。
個別の分類について言うと、一般的な細菌に対して有効な薬剤は「抗細菌性化学療法薬」が、もっとも外れがなく無難です。が、長いので「抗細菌薬」という呼び方も一般的です。ほとん
Re:≠(狭義の)抗生物質 (スコア:4, 参考になる)
とまぁ、これだけでも何なので。
そもそもantibioticって言葉は、ワクスマンが「微生物が産生する、微生物の増殖を阻害する化合物」を指すものとして定義したものですので、原義通りに解釈(=狭義の解釈)すれば、微生物が産生するかどうか、というポイントで呼び方が変えられます。ここらへんは、例えば日本の細菌学分野の代表的な権威書である「戸田新細菌学」(南山堂)なんかでも、「マクロライド系抗生物質」「キノロン系合成化学療法薬」みたいに、かなり厳密に書き分けられてたりする。
で、今回のワニ血中のタンパク質をはじめ、ヒトインターフェロンとか、さまざまな抗菌性物質を「抗生物質」と呼ばないという理由は、もちろん微生物由来でないから、というのでおしまいなんだけど、実はもう一つ隠れたポイントというか、思いっきり個人的な感覚なんだけど、違和感を生じる部分もあったりします。
それは、その物質がいわゆる「二次代謝産物」かどうか、ということ。微生物由来の抗生物質というのはしばしば化学的に見ても面白い、独特な化学構造を持ったものが多いという特徴があります。そういった独特の化学構造を持つ物質を作るための、独自の生合成経路を獲得したものが作り出している、という特徴があります。中には、一次代謝産物であるタンパク質と同じような、ポリペプチド系の抗生物質(ポリミキシンとかバシトラシンとか)もあるけど、この場合でも通常の直鎖状のタンパク質ではなく、環状ポリペプチドになっているなど、「通常のものとは異なる」化学構造を持っているケースが多いです。仮に、微生物が作った抗菌性の物質であったとしても、通常のタンパク質やペプチドであったら、それは「抗菌タンパク質」や「抗菌ペプチド」と呼ぶ方が、感覚的にはしっくりくる部分があります。「抗生物質」という名称は、そうではない、独特の生合成経路産物のイメージを持っている、というか。