パスワードを忘れた? アカウント作成
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。

粘菌が組み合せ最適化問題を解く」記事へのコメント

  • 実用性 (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward
    計算能力が増殖しているところが面白いと思いますが,あまり実用性がないでしょう.

    ある研究会で講演を聞きました.(数時間?数日?かけて)苦労して解けた例のサイズが10ぐらいでしたので,気になって実用性について質問をしたところ,今のところはみえないとのことでした.というのは,巡回セルスマン問題は難しい問題なのですが,10ぐらいのサイズでしたら,普通のPCでもミリ秒単位で解けるでしょうし,どうみても粘菌解法は,ただの総当たりの並列計算を粘菌にやらせているだけなので,計算そのものが高速になっていないと思われますから.

    因みに粘菌を育てるのが大変らしく,問題を解ける前に全部死んでしまったこともよくあるようです.
    • Re:実用性 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2008年04月14日 18時31分 (#1329799)
      > ただの総当たりの並列計算

      いまのコンピュータの弱いところは、まさしくそこなんじゃないでしょうか。
      量子コンピュータにせよ、DNAコンピュータにせよ、超並列ということがウリですし。
      脳だって、素子ひとつひとつは遅いし大したことないけど、超並列だから
      なんだかすごいことができている、と考えられていますし。

      超並列計算を、そんなに速くなくてもいいから(どうせスケールアップすれば
      元は取れるので)、低消費エネルギーで効率良くやりたい、というのが、さまざまな
      代替コンピュータの発想なのではないかと思います。
      親コメント

UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

処理中...