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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
カオスって役に立つの? (スコア:2, 興味深い)
なぜ役に立つのかが、よくわからないです。
カオスは、「~はランダムで予測がつかない」とか「初期値がほんのすこしでも違うと
結果が大きく違ってしまう」とか、否定的な結論ばかりを導き出しているような気がして、
学問的にはともかく、応用上は意味がなさそうな気がします。
なぜ、「予測がつかない」などの結論を導く理論が、応用上、役に立つのか、
教えてください、エロい人!
Re: (スコア:5, 参考になる)
まず、勘違いされやすいことですが、「カオス」とされる状態は
「単なる無秩序」(ランダム)ではない(カオスは「秩序のある“無秩序”」)ことに注意してください。
例えば、気象現象が「単なる無秩序」(ランダム)であれば気象予測は不可能です。
数値予測するより下駄で占った方がまし(費用対効果の面で)です。
実際には物理法則に従うので決定論的に(=「秩序がある」)その時間発展を予測できます。
しかし、「カオス」であるために予測が難しい(=「秩序ある無秩序」)のが現実です。
#(実はローレンツ系が「カオス」かどうかは議
天気予報とカオス (スコア:4, 参考になる)
例えば気象庁が発表する天気予報 [jma.go.jp](この例では東京)の場合,予報の確度を A,B,C の3段階で発表しています。 イメージとしては, 競{馬|艇|輪}予想紙によくある「鉄板(A), 波乱含み(B), 大荒れ(C)」のマークが天気予報にも付いているとお考えください。
予報の確度はアンサンブル予報 [jma.go.jp]によって決められますが,この手法はカオス理論による予報の評価にほかなりません。