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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
アホらしい (スコア:0)
レタス自体ももともとチオレドキシン持ってるし、他のありとあらゆる生物がチオレドキシンを持ってる。
マウスで寿命が延びたってのも単にdoseが増えただけの話で、ヒトのチオレドキシンが特別なわけじゃない。
そんなものをわざわざ導入しても意味ないし、拡散を心配することも無意味。
Re:アホらしい (スコア:5, 参考になる)
タンパク質の大量生産には、大腸菌(原核生物)による系が従来から使われてて、生産自体はいちばん低コストなんだけど、糖鎖修飾が真核生物のようには行われないとか、精製するときの問題(大腸菌のようなグラム陰性菌は、静脈内投与時にショックなどを引き起こしかねないエンドトキシンを持ってて、その除去はなかなか厄介)なんかもあって、必ずしもオールマイティな手法とはいえない部分もあります。そういう意味で、別の生物を用いた培養系というのは結構大事だったりする。
生産性の観点から言うと、酵母などを使った方がいいんだろうけど、微生物を使った物質産生系(大腸菌もそうだけど)では、雑菌混入(コンタミネーション)の問題もあって、無菌的な培養を行うための設備がどうしても必要になります。いちばん大規模に作れそうなのはビール工場みたいな設備でしょうけど。その点で言うと組み換え植物体を使った系は、一旦組み換え体を確立さえしてしまえば、初期設備投資が要らない、という利点がありますね。問題は花粉等を介した組み換えの拡散ですが、今回のは葉緑体ゲノムに組み込むことでそれを抑止してますし。
葉緑体ゲノムへの組み込みをどうやったのかが、ちょっと気になるところではあります。プロトプラストへのエレクトロポレーションで、プラスミドを入れて、導入遺伝子の方を葉緑体ゲノムへの相同組み換えするような配列に入れておくとかかな? ゲノムへの導入効率はあまり高くはなさそうだけど、まぁこの方法でもクローンは出来るだろうし、もしかしたらもっと効率のいい方法があるのかもしれませんが。
つまり (スコア:0)