「「不良はモテる」説が裏付けられる」記事へのコメント

そりゃそうだと思うよ

[SigZ (37)]

配偶者や恋人はおろかターゲットの女性の都合などみじんも考えず(自己中心的)、家庭崩壊につながろうともこの女とヤリたいとなったら抑えがきかず(衝動的)、目的達成のためにはどんな嘘をも厭わない手練手管を持っている(策略家的気質)って男に性的パートナーが多いって、そりゃそうだと思うよ。

でも、それってただ単に女を引っかけるのがうまいだけだろ。不良でもワルでもないし、モテてるわけでもないと思うな。
なので

つまり、不良はモテるという通説が研究で裏づけられたことになります。

というタレコミ氏の結論は短絡的すぎるんじゃないかと思うよ。

Re:そりゃそうだと思うよ

[Anonymous Coward]

多分だけど、元の報告には「モテる」なんて表現は入ってないだろうね。タレコミ文にそれが入っちゃってるのは、「ジェームスボンドの成功の秘密が明らかに」なんていうテレグラフ誌のタイトルに引っ張られてるだけだとは思うけど。

子孫の数を増やすために自己中心的にふるまって多くの相手と交配するというのは、いろいろな動物種で採られる戦略だったと記憶してます。自己中心的とか、策略的というのはその戦略を取るために必要な形質だと考えた方が説明としてはしっくりくる気がします。（その意味で元コメントは的を得てます。）で、そういう「不良」戦略も他のオスやメスたちを出し抜ければ優位なんでしょうが、長期的には実際はそれほど優位じゃないんでしょう。さもなければそんなオスばかりの世界になってたはずです。不誠実な親をもつことによる生存上の不利（幼少時の庇護や食料の確保とか）は結構ありそうですし、配偶相手に誠実で献身的に振る舞う戦略は、数をこなさない代わりに、少ない子孫をより確実に残すという意味で有効なはずです。

オスの視点から書けばそんな感じですが、メスの側からも妊娠、子育ての際にサポートが期待できる献身的なオスを好むという戦略もあるでしょうし。どっちが有利というよりは、バランスですよね。多数のオスがどちらか一方の戦略を採っているときには、もう一方の戦略の方が有利になるんで。

自然環境や社会的な背景によってもどちらの戦略が有利かは変わってくると思うし、遺伝的に決まってるのか後天的に獲得しうるのかも知りませんが、少なくともヒトの社会がジェームスボンドであふれかえっていないことを考えると、誠実なスラド読者の皆様におかれましては、ヤルことはやるんだけどいまいち報われないボンド君を生暖かく笑ってあげるのがよろしいかと思います。

＃ヤルことそのものに価値があるのであれば話は別。まあ、実際はそうなんだけどね。

オスなのでAC