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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
買い替えが進まないのは税制の問題 (スコア:5, 参考になる)
貨物用のポスト新長期対応など、車を変えて環境負荷を下げるというのは技術革新や
経済効果もあるのに、現実のところ、車の販売は前年割れ状態で、進んでいません。
これは、税制の問題が大きな原因であると思います。
どっかの総理大臣は、ガソリン税の暫定税率問題で「日本のガソリンは欧州に比較して
割安である」と国会で答弁しましたが、それ以外の自動車諸税制は、世界でもまれに見る
高額な税金だらけです。
自動車ユーザーの税負担の国際比較(取得・保有課税)
http://www.jama.or.jp/lib/jamagazine/1 [jama.or.jp]
必要なのは買い替えかい? (スコア:1, 参考になる)
普段の燃料費に関して言えば、私の場合、中欧の某国にいて、今でも日本にいたときと同クラスの車に乗っていて、走行距離も燃費も大体同じ。日本にいたときの方が、若干、燃費はよかったですが、現在は、年間走行距離が3万キロ、燃費が6L/100km(16.7km/L)です。給油量は、1800L/年。
こちらの現在のガソリンの単価はリッター220円ぐらい。日本の平均は170円くらいでしょうか。50円くらいは高いことになります。1年だと、日本との価格差にして、9万円です。リンク先にある比較と同様の9年間の場合、81万円です。燃料費の合計じゃなくて、差でね。英独仏は、こちらよりもガソリン単価が高いので、差はもっと大きいでしょう。
まあ、普通の人はこんなに走らないけど、1万キロでも27万円。税額の差とそんな変わりません。
ついでに言えば、リンク先の表で、購入時のみの負担は、消費税と自動車取得税。それは英独仏と比べて、日本はむしろ安いです。結局のところ、保有年数で取るのが日本、ガソリン消費量で取るのが英独仏。
日本で車が売れないのは、初期費用が高いからではないでしょう。低燃費車よりも、走行距離を短くした方が、節約できるし、保有しているだけで、金がかかるので、所有を諦める人が増えているからでしょう。経済には良くありませんが、二酸化炭素排出量に関して言えば、低燃費車が売れるより、ずっと効果的です。