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先日オール電化を勧められたとき営業の人が電気とガスのC02に対する効率の指標みたいなのを出してきたんですがそもそも電気は電線の電気抵抗によるものがかなり大きいはずなので家のコンセントからの効率なんて出されてもと言うと黙ってしまったなんてことがありました。コストだけならいいんですがCO2削減なら仰るような原材料の所からの数字を知りたいものですね個人的にそういう目先の数字だけ出してエコだなんだと勧めてくる営業、店員を私は「準詐欺師」という目で見ています(もちろん悪意がない場合が大半なんですが)
コストだけならいいんですがCO2削減なら仰るような原材料の所からの数字を知りたいものですね
現実にガソリンは1リットルあたり17kWhとりだせます。夜間の電力料金が1kWhあたり7円強ですから、ガソリン1リットル180円の現在電気なら120円で同じエネルギーを取り出せることになります。ところが、ガソリンエンジンは内燃機関なので必然的なロスがあり実際にはガソリンがだす熱量の1/4程度しか出力できません。とするとガソリン1リットルの仕事をモーターなら30円程度で実現できることになります。
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
優劣をどう計ろうか? (スコア:1)
とりあえず、石油の枯渇とか抜きにして
原油採掘→(中略)→カブの駆動力
原材料→発電→(中略)→カブの駆動力
どっちが良いんだろう。
バイオ燃料もあるし、水力発電や太陽光発電もあるしで単純に比べられないなぁ。
コストパフォーマンスにしても政治情勢とか様々な要素が絡んでくるし。
Re:優劣をどう計ろうか? (スコア:4, 興味深い)
今、何処にどう処理するかで揉めてますが....。
一方、エンジンの排ガスや、ガスコンロ、家庭用のコジェネや燃料電池など
から出るCO2は大気に放出され、回収される見込みはありません。
なので、単純にCO2の大気放出量を考えれば、大規模発電所で燃やしたほ
うが良いし、都市ガス・LPガスよりもオール電化のほうが良いことになり
ます。
バイオ燃料であっても火力発電所で燃やしてCO2を回収すれば、カーボン
オフセット以上のメリットが得られます。
まあ話はこう単純ではないけど。
Re:優劣をどう計ろうか? (スコア:1)
郵便配達という用途に限った場合、頻繁に加減速を繰り返すので、
回生ブレーキの有無が燃費に大きく影響するように思います。
Re: (スコア:0)
ソース希望
WtWでもだいぶ良いはずだけど。
元から考えないと (スコア:1)
そもそも電気は電線の電気抵抗によるものがかなり大きいはずなので家のコンセントからの効率なんて出されても
と言うと黙ってしまったなんてことがありました。
コストだけならいいんですがCO2削減なら仰るような原材料の所からの数字を知りたいものですね
個人的にそういう目先の数字だけ出してエコだなんだと勧めてくる営業、店員を私は「準詐欺師」という目で見ています(もちろん悪意がない場合が大半なんですが)
Re:元から考えないと (スコア:5, 参考になる)
既出ですが [srad.jp]、発電所からの送電にかかるロスは一般的に5%程度です。
「そもそも電気は電線の電気抵抗によるものがかなり大きいはずなので」などという思い込みによる決め付けで、データも出さずに頭ごなしに否定する人のほうが個人的にはタチが悪いですね。
もちろん悪意がある場合が大半だったりします :-P
おそらくその営業さんの出してきた数字は二酸化炭素排出係数 [google.co.jp]かなと思いますが、当然原材料の段階から送電ロスまで計算に入った数値です。(なので電力会社によって(発電に使う“原材料”の比率が違うので)係数が違う)
排出係数の運用方法などについての批判があるのはまた別の話で、貴方のは知りもしないことに対してただイチャモンつけてるだけですね。
Re: (スコア:0)
何のために高圧電線なんてものがあるのか、教育とかされないんですか? > なかのひと
Re: (スコア:0)
燃料電池に期待ですね
Re:優劣をどう計ろうか? (スコア:1)
燃料の小分け輸送と燃料スタンドの維持コストが、
送電配電の5%のロスと比べてどれほど小さいか数字を出してくれる人はいるでしょうか?
Re:優劣をどう計ろうか? (スコア:2, すばらしい洞察)
現実にガソリンは1リットルあたり17kWhとりだせます。夜間の電力料金が1kWhあたり7円強ですから、ガソリン1リットル180円の現在電気なら120円で同じエネルギーを取り出せることになります。ところが、ガソリンエンジンは内燃機関なので必然的なロスがあり実際にはガソリンがだす熱量の1/4程度しか出力できません。とするとガソリン1リットルの仕事をモーターなら30円程度で実現できることになります。
さらに、モーターの場合回生電力が使えるので必要なエネルギーは少なくなります。ガソリンの1割くらいのコストで走ることができると期待できるでしょう。
Re:優劣をどう計ろうか? (スコア:4, 興味深い)
末端価格が色々なコストを内包しているという考えには賛成です。
ただ、
>ガソリンの1割くらいのコストで走ることができると期待できるでしょう。
というのは、ちと期待しすぎの気もします。
現状のガソリンの末端価格から税金をさっ引くと約130円。一方、深夜電力Bが1kWhにつき9円17銭 [tepco.co.jp]で、末端に届いたガソリンと電力の効率が倍違うとすると、ガソリン1リットルの仕事をする電気代が80円弱。悪くない数字ではありますが、1割ぐらいのコストとまではいきません。
以下、上記を補足します。
電動の場合もまた、家庭や事業所まで届く電力を100%利用できるわけでもないですよね。モータの効率が9割、モータ駆動回路の効率が8割、電池への充電効率が9割、充電器の効率が8割、…ってところでしょうか。
まぁ、それでも0.9*0.8*0.9*0.8 ≒ 0.5 で、手元に届いたエネルギーの利用効率は、小型の内燃機関よりも良さそうではあります。更に、減速時にエネルギー回生できれば効率は上がりますし。
(一次エネルギーと二次エネルギーとを比べるのは反則気味ですが、末端の消費者からすれば一緒という考えはアリでしょう。)
ガソリンの価格は税金がたっぷりと加算(2008年現在、53.8円/l)されているので、話はややこしくなります。道路などの整備維持費用なんかも加わっている燃料代と、そんなのとは(今のところ)無縁の電気代をそのまま比べるのは、不公平かと思います。
(これまた、末端の消費者の財布からすれば一緒という考えはアリですが。)
また、原油価格の値上がりが比較的即座に反映されるガソリンや軽油の価格に比べて、電気料金の値上がりは遅れるというのも無視できないでしょう。原子力や水力で薄められるとはいえ、値上がりは避けられません。
やや否定的な事を書き連ねましたが、郵政カブの電動化には大いに期待します。
#1413177 [srad.jp]に「日本郵便が求めるレベルでこれらを満たそうとすれば結果的に『スーパーカブ』を名乗れる水準になっちゃう」とあり、確かに納得です。日本郵便の業務に耐えるなら、大概の用途に耐えることでしょう。
#色々な使い道のある炭化水素をただエネルギーに換えるのはもったいないので、将来への布石として、車両の電動化に賛成です。
Re:優劣をどう計ろうか? (スコア:1)
内燃機関の効率が0.25くらいに対して、電気的なロスで0.5というのは妥当かもしれません。あとは回生できるエネルギーが実際どのくらいかです。カブくらい摩擦などの少ない軽くて低速走行が基本の乗り物ならばもっと回生できそうですが、入力した0.5のエネルギーの半分を回生できれば、見かけ上の効率は0.75くらいになるといえるでしょう。現在と将来の電気自動車の駆動システムの重量も問題になります。将来的には(機械式変速機などのいらない)電気自動車の駆動システムはかなり軽くなるでしょう。現行の電気自動車は、ガソリン自動車のエンジンのモーターへの載せ換えみたいな設計思想ですが、将来大幅に変わってくる余地があります。
現状のガソリンの末端価格から税金をさっ引くというのは合理的だと思いますが反対です。地方道路税は自動車の運転によって道路を毀損させる者に道路の整備、補修費用を負担させるということですが、実質的に道路歳出と地方道路税収入のバランスが崩れています。道路特定財源を環境税にしようという考え方もあるようですが、これは将来の電気自動車などには税負担をさせないようにしようという自動車業界の暗黙の圧力にも思えませんか?
そもそも、プラグイン自動車が普及してしまうと燃料から税金をとるというメカニズムは使えなくなってしまうので電気自動車税を新たに作らないといけません。でも、そんなことを許す風潮ではないし、万人が電気自動車の恩恵をあづかるようになるまでは電気に税金をかけるのも難しいでしょう。だから、ガソリンにはしばらく税金が課されるけど、電気自動車には課税されないと期待するのが妥当です。
ちなみに深夜電力料金は電力会社によって違うみたいです。(九州電力の料金表 [kyuden.co.jp])
これは、おおざっぱにいえば原子力発電所への依存度(原子炉は24時間運転しつづけなければならない)と、昼夜の電力使用のずれに起因していると考えられます。原油価格の値上がりが比較的即座に反映されるガソリンや軽油の価格に比べて、電気料金の値上がりは遅れるというのはもっともです。一方で、新しいエネルギーが開発するとただちに食いつけるという意味では電力会社のほうが有利です。メタンハイドレード、自然力発電、原子力発電の割り当てを機動的に変えられるのが電力会社の強いところです。自動車の充電に使うようになって夜間電力の使用量が増えて、夜間電力の上昇圧力になる可能性と昼夜の電力消費量のずれが減少して24時間平均の発電コストの低下圧力が考えられます(よりいっそう原子力に依存できる)。十分夜間の電気消費量が増えれば増えるほど、夜間電力料金は値上がりするでしょうが、昼間の電力料金が安くなる効果の方が(論理的には)多いので、現在の夜間料金で見積もるのはけっこう妥当です。
Re:優劣をどう計ろうか? (スコア:1)
回生ブレーキは制動作用が大きすぎて(急ブレーキになっちゃって危険)原付には乗せられなかったとのこと。
最近のは改善されてるんでしょうか…プリウスあたりもそんな傾向あるみたいですが。
Re: (スコア:0)
所詮は制御のステップと分解能の問題に過ぎない訳だし。
Re: (スコア:0)
電源開発促進税とか石油石炭税を考慮に入れないと不公平。
Re: (スコア:0)
Re:優劣をどう計ろうか? (スコア:2, 興味深い)
この微妙な数字はどうだろう。
石油の確認埋蔵量なんてもんはどんどん数字が延びると信じられているけれど
ウラン鉱山なんて数えるほどしかないから唯一天然に産出する核分裂核種である
ウラン235が石油より先に意外に早くなくなるかもしれない
Re:優劣をどう計ろうか? (スコア:1)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)