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※ただしPHPを除く -- あるAdmin
熱量 (スコア:0)
> データセンターの設定温度を1℃上げることでエネルギー費を4%削減できる
モデルとしては、内部で発生する熱と外部から流入する熱を、ヒートポンプで外部に汲み出す形になりますよね。
一般家庭と異なり、データセンターの場合、以下の関係が成り立つと思います。
内部で発生する熱量 >> 外部から流入する熱量
外部から流入する熱量は内外の温度差に比例しますが、内部で発生する熱量は温度によらずほぼ一定です。
この条件の下で考えると、温度差でヒートポンプの効率が変化するとは言え、設定温度の1℃の変化で消費電力が4%も変化するというのは信じ難いのですが、これは事実なのでしょうか。
(ひょっとして、データセンターの建物は断熱性能が悪いため、上記の式が成り立たない?)
# 以前、小規模なサーバ群の管理者に聞いた話では、エアコンの設定室温を変えても消費電力はほとんど変化しなかったそうです。
Re:熱量 (スコア:3, 参考になる)
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簡単な例として、外気温25度の世界を考えてください。
a) 25度の空気を20度に冷やしてマシンルームに放り込み、26度で取り出す場合、
b) 25度の空気を25度のままマシンルームに放り込み、31度で取り出す場合、
aとbは同じ6度の温度差を使って熱をマシンルームから取り出しています。部屋からくみ出せる熱量は一緒です。熱せられた空気自体はそのまま外部に放出するとしましょう。bの場合は空気を冷却する必要が無いので、その分放熱にかかるエネルギーが少なくてすみます。
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もちろん、この例は単純化しすぎていますが、要点としてはそういうことです。
一般にマシンルームに取り込む空気の温度・湿度は厳密にコントロールされていますが、夏冬で全く同じ、というわけではありません。ここに余裕があればその分、余計な冷却・過熱を必要としない分、マシンルームの運用にかかるコストは低く抑えることができます。
エアコンの場合は「機械が発生させた熱を、実質的にエアコンだけで放り出す」動作になるため、ここまで効率が良くありません。エアコンで冷やした空気を直接PCに叩き込み、そこから出てきた空気をそのまま外部に放出する、なら電気代は大幅に変化したことでしょう。
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
> エアコンで冷やした空気を直接PCに叩き込み、そこから出てきた空気をそのまま外部に放出する、なら電気代は大幅に変化したことでしょう。
なるほど。確かに、件のサーバルームを冷却していたのは一般的な空調装置でした。
通常の居室用エアコンとは構造が違い、熱源の近くで吸熱するために設定温度がエネルギー効率に大きく影響するんですね。
「温度差でヒートポンプの効率が変化する」要因を無視したのが間違いだったということで、納得しました。