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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
時代が変わった (スコア:0)
複製手段や二次加工技術、そして流通手段の低価格化と大衆化がこれほどまでに進むと、実は今までのような形の「音楽産業」「映像産業」といったものは成り立つはずがない。
そのうち、今回の例で言えば「アイドルなどの<商品の製造過程>」そのものも、大衆化していくことと思います。
まださすがにそこまでは行っていないけれども、このような社会的に見れば「必需品」ではなく「嗜好品」という要素を持ったものが、その製造過程、流通過程において「大衆化」をすると、際限がなく、結果としてこれらの「嗜好品」を作る産業そのものを産業として成り立たなくしていくことは確実です。しかしながら、それはモータリゼーションに食われて鉄道馬車や路面電車がなくなるのと同じで、時代の必然と言わざるを得ません。
特に、こういった「嗜好品」は消費者の消費意欲が大きいと同時に、生産者もその「創造意欲」が金銭と関係なく大きなものです。つまり、生産者は金銭とは関係なく「好きだからやる」という面も非常に大きなものです。
結果、こういったものは従来のような巨大産業ではなく、隙間産業として細々と生き残ることを余儀なくされて然るべきものと思います。従って、今回のような動きを含め、「著作権」「肖像権」を声高に言う同産業界の同じような動きは、この産業自身が縮小していく過程での「悲鳴」に過ぎません。
こういった「嗜好品」について、金銭とは離れて、人間文化の一つとして、人間社会での役割などをちゃんと考察した、新しい研究がそろそろ必要なのかと思います。
テクノロジーの発達と大衆化は、結果として、それが未熟であったために高価であった時代のエンターテインメント産業の隆盛を最終的には淘汰して、ひと時代の区切りをつけようとしているものと思われます。
簡単に言えば、従来の「コピー」とその流通を商売にしていたエンタテインメント産業で食いつないでいる方々は、今までと同じような収入があると思わないほうがいいでしょう、ということです。それが時代の流れと言うものです。