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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
風力とか潮力とか (スコア:2, 興味深い)
将来火力や原子力を代替するような勢いで取り出しまくった場合、
何かしら影響が出そうな気がするんですが、
そういう研究ってどの程度なされてるんでしょうか。
化石燃料だって、とかも当初は大気の成分が変わるほど
燃やすとは誰も考えてなかったわけで。
# 直接的には、波とか風とかの勢いが弱まるわけだから、
# 地形の輪廻が遅くなったりとか、そんな感じなのかな。
# 「どこで仕事をするか」の違いだけだから熱の収支には
# あまり変化ないような気もしないでもない。
Re:風力とか潮力とか (スコア:2, 興味深い)
ないかと。太陽からのエネルギーのうち、大気循環/海洋循環などに回っているのがおよそ1022-23 J。
人間が現在消費している総エネルギーが、年間1019 J。
全部を風力/波力から取り出したとしても、1/1000から1/10000程度ですので。
#ただ、満遍なく取り出すのではなくある部分から集中的に取り出すと影響が出てくるかもしれませんが。
#でも多分かなり高密度で取りださんと大きな影響はないような。
>そういう研究ってどの程度なされてるんでしょうか。
ちらほらとはありますが、そんなに多くはありません。
何せそんなに多量に取り出すってこと自体が今のところないので、注目を集めませんから。
#注目度の低い研究は一部の人以外やりませんから。
Re: (スコア:0)
海水-大気のCO2のやりとりに比べれば計測誤差みたいな人類の排出するCO2が蓄積してるらしい、
という観測結果があって、計算上も影響出るって結果もあるらしいので。
まあ気候変動による影響の方が遥に大きいので予測不能、って結果が出そうですが。
Re:風力とか潮力とか (スコア:4, 参考になる)
この文には2点問題があったりします。
1. そもそも無視できるほど小さくはない。
大気-海洋系での二酸化炭素の移動量は人類の排出量のおよそ10-15倍程度ですので、遙かに巨大という
ほどにはなりません。
2. 平衡状態の2相系に加えて蓄積させる場合と、最終的な放熱過程の加速とは別問題。
大気-海洋系では人為的な排出量の10倍以上の二酸化炭素が移動していますが、これは双方向です。
#大気から海洋に多量の二酸化炭素が移動するのと同時に海洋から大気へほぼ同量の二酸化炭素が戻る。
ここに人為的な排出を加えるのは、2相で平衡になっているところに外界からものを追加していくことに
相当します。この場合、系内(2相間)でいくら多量のやりとりがあろうとも、両者の含有量を合わせた
ものは加えた量だけ単純に増加します。
#実際には固定化の促進等がありますんで、厳密に言えば単純に加えた量にはなりませんけど。
これに対し風力/波力発電などでのエネルギー変換は、最終的に外界に捨てられる熱の経路を変更
することに当たりますので、前述のような閉鎖系に対しものを付け加える場合に比べると影響が蓄積
しにくくなります。
#熱に変わって外界に帰っていくことは変わらずに、熱に変換される地球上での位置がちょっと変わる。
#計算すること自体は意義はあるとは思いますが、風力発電などより遙かに熱への変換量がでかそうな
#高層ビル(風が当たって乱れる=エネルギーの熱への変換が起きているで、その上面積がべらぼうに
#大きい)がパカスカ建てられてる段階でどうでもいいかな、という気がしなくもない。