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カルノーサイクル効率を計算してみれば見当が付きますが、数十~100℃の熱では熱機関を回そうと思ったら低い効率しか出ません。なので、その程度の温度を使ってディーゼル燃料相当の油を取れるなら色々な使い道があって嬉しいとは言えます。
まぁそうした低品位の熱が廃熱などの形でもともとコーヒー飲料工場に存在すればの話で、燃料で熱作ってたら何の意味もないですけど。
こういう食品残渣系の話は、どっちかというとゼロ・エミッション [wikipedia.org]方面で食品会社がイメージ良くするためのものって印象があります。エネルギー問題やら地球温暖化問題とからめるには規模が小さすぎると思います。そこもイメージの問題なんで、「コーヒー豆滓からカーボンニュートラル燃料を製造し地球温暖化防止に貢献云々」とか言うでしょうけれど。
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
いかに低コストで取り出すか (スコア:3, すばらしい洞察)
ことは可能でしょうし、多糖を原料に発酵生産することもできるでしょう。
ただ、出し殻は大抵、湿っていて温かいので腐りやすいのが難点。
運んでいる間に痛んでしまうので、いかに低コスト&小さな設備で作れるかが
ポイントになると思います。
(大豆のオカラは、豆腐工場が小規模で点在しがちなので量がまとまり難いとか)
Re: (スコア:4, 参考になる)
元の論文を読んでみましたが、この辺りはとても簡単なやり方ですしコストも低いと思われます。簡単な化学実験の設備があるところなら、それこそ高校/大学くらいの実習用にもできそうな感じです(このあたりは他の植物から採る場合もそんなに変わらないのだと思いますが…)
Re: (スコア:0)
Re:いかに低コストで取り出すか (スコア:2, 興味深い)
#コーヒーとか化学の方はまぁ判るけど、エネルギー問題は素人なんで。
ただまぁエネルギーの場合は、単にエネルギー量としての大きさだけではなくて、それを「利用できる形に出来るかどうか」(可換性って言うんでしたっけ?)というのも問題にされてたと思いますので、単に「燃やして熱エネルギーを得る」ということでなく、「ディーゼル車等の燃料として利用可能な形のものを作る」ということに意味がある、ということかと。
それにまぁ、コーヒーかすから油脂を抽出した残りのかすを、燃料ペレットにしようというアイデアはあるようなので、いざとなったらそれを熱源に…とか言う手もあるのかもしれません。
#今度はCO2問題が…とかなると、ますます手に負えませんが ;-P
Re:いかに低コストで取り出すか (スコア:2, 参考になる)
カルノーサイクル効率を計算してみれば見当が付きますが、数十~100℃の熱では熱機関を回そうと思ったら低い効率しか出ません。なので、その程度の温度を使ってディーゼル燃料相当の油を取れるなら色々な使い道があって嬉しいとは言えます。
まぁそうした低品位の熱が廃熱などの形でもともとコーヒー飲料工場に存在すればの話で、燃料で熱作ってたら何の意味もないですけど。
こういう食品残渣系の話は、どっちかというとゼロ・エミッション [wikipedia.org]方面で食品会社がイメージ良くするためのものって印象があります。エネルギー問題やら地球温暖化問題とからめるには規模が小さすぎると思います。そこもイメージの問題なんで、「コーヒー豆滓からカーボンニュートラル燃料を製造し地球温暖化防止に貢献云々」とか言うでしょうけれど。