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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
テロメアの長短で食味に差がでるものだろうか? (スコア:2, 興味深い)
・受精卵分割で生まれたクローン牛
・卵子に核移植されて生まれたクローン牛
・筋肉だけ組織培養されたなんだかよくわからないもの
一番下は6ヶ月元気に生育してたとしてもあまり食べる気はしません
Re:テロメアの長短で食味に差がでるものだろうか? (スコア:2, 参考になる)
2番目が体細胞クローン。
3番目は1個の細胞から培養したものなら同一ゲノムを持つクローンだが、個体のクローンとは別物。
>一番下は6ヶ月元気に生育してたとしてもあまり食べる気はしません
気分以前に、実費と人件費で100gあたり何千万円にもなるんじゃないかなw
Re:テロメアの長短で食味に差がでるものだろうか? (スコア:3, 参考になる)
ここらへんの分野でいうところの、「遺伝的に同一の個体」とされるものには、大きく3つのタイプがありまして…
国内での例数は私には判らないけど、割と既知の方法だし、下の受精卵クローンよりは出回ってるんじゃないかなぁと思いますが。
【利点】操作は比較的簡単。あと、もし「クローン技術と呼ばれない」あたりで規制が緩めなのならば、それも利点なのかもしれない。
【欠点】ちゃんと生まれてくるかどうかは受精後の時間によって大きく影響され、後期(たくさんに分割した後)ほど発生がうまくいかないことが多くなり、結局効率は悪くなってしまう。遺伝子異常も割と見られる。また生まれてくる子の特性は育ててみないと厳密には判らない(受精卵クローンと同様、体細胞クローンと対照的)
【利点】胚分割に比べると、母牛に戻した後の発生効率などの点が改善される。
【欠点】核の分離、脱核、細胞融合あたりに特殊な技術と手間が必要になってくる。これも胚分割と同様、生まれてくる子の特性は育ててみないと厳密には判らない(胚分割と同様、体細胞クローンと対照的)
【利点】生まれてくる子は遺伝的には、元の成ウシと同じであるため、「遺伝的に良質な」ことが判っている個体の量産化が可能になる。
【欠点】母体に戻した後の発生の効率が悪い。遺伝的な異常が見られることもある。受精卵クローンと同様に作製には技術と手間が必要。
ここらへんの呼び名は結構ややこしいみたいで、一応普通は「クローン」と言ったら、核移植を行う下の2つ(=核移植クローン)を指します。で、核移植クローンの2つを対比すると、それぞれ「受精卵クローン」「体細胞クローン」になる。ただし上の二つを対比するときには、上の胚分割も受精卵由来の(生物学的な意味でのクローン)だし、受精卵クローンも胚分割は行うのだけど、核移植を行うという特徴があるので、この二つの対比では単に後者を「核移植クローン」とだけ呼んでみたり…。
あと、これらと並べて考えておきたいものとしては、人工授精(体外受精)がありますね。未受精卵を取り出した後、試験管内で精子(凍結保存したものも含む)と一緒にして受精させ、それを母牛に戻す。この場合、生まれてくるのはクローンではありませんが、「未受精卵」と「母牛」が必要だという点では、受精卵クローンや体細胞クローンと共通する点があります。
試作品と量産型 (スコア:0)
それはまだ実験室で研究者がシャーレで培養してるような状況だからですよ。製造技術が確立して、工業的に生産できるようになれば、きっと(屠殺して解体した現在のものより)安くなります。
# そして非工業生産品(畜産もの)にプレミア(と残酷だという評価)がつくのです。
養分の入った溶液タンクを機械にセットしたら、トコロテン方式でかたまり肉の長いのが延々と出てきてそれをスライスしていくのを思い浮かべてしまいましたよ。
どっちにしても気分悪いですね、はい。