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難しい問題です。毒にならんレベルで少量の抗がん剤を出すこともあり,それが若干のブレーキになるようなこともあります。ただ,本質的にヒトの生命は有限であり,だれしもが「科学的に」助かる見込みがない状態であるということを前提として受け入れる必要があるかとも思います。「がん難民」という言葉は当初,標準とされるがん治療が受けられない患者をさしていたとおもうのですが,自分が思う治療が受けられないということにまで拡大解釈されつつあります。しかし,誰もが望む永遠の生命というのは少なくとも現時点ではヒトで実現していません。がんだけではなく不治の病や死ぬ病気はたくさんあります。がんよりも悲惨な病気はたくさんあります。末期で治療法がないといっても痛みをとったり不快な状況を是正する手段はあります。それから先は医療の問題ではありませんので,自分の信じるところで好きにすればいいと思いますが,「何とか治療を受けたい」という思いは時に詐欺商法に付け込まれる要因になるので注意が必要です。私の知るホスピス医は,「あなたの信じる神様や仏さまのところにいけるのがそんなに怖いですか?」とか「あなたのお父さんやお母さんの所にいけるんですからさびしくありません」とか言っていますね。
キヤスメですが。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
末期がん患者に対する治療法 (スコア:0, 興味深い)
「科学的に」助かる見込みがなく、緩和ケアを受けつつ家族と過ごすべき、
と診断された患者が治療の継続を望んだ時にはどうすればいいのでしょうか?
ホメオパシーに二重盲検法で効果がないといっても
そもそも末期がん患者に科学的に効果のある治療法などありません。
先日亡くなった父の場合は、高価な未承認の抗がん剤を用いていましたが
エビデンスがない以上本質的には違いがないのではないかという気もします。
Re:末期がん患者に対する治療法 (スコア:2, すばらしい洞察)
難しい問題です。毒にならんレベルで少量の抗がん剤を出すこともあり,それが若干のブレーキになるようなこともあります。
ただ,本質的にヒトの生命は有限であり,だれしもが「科学的に」助かる見込みがない状態であるということを前提として受け入れる必要があるかとも思います。
「がん難民」という言葉は当初,標準とされるがん治療が受けられない患者をさしていたとおもうのですが,自分が思う治療が受けられないということにまで拡大解釈されつつあります。しかし,誰もが望む永遠の生命というのは少なくとも現時点ではヒトで実現していません。がんだけではなく不治の病や死ぬ病気はたくさんあります。がんよりも悲惨な病気はたくさんあります。末期で治療法がないといっても痛みをとったり不快な状況を是正する手段はあります。それから先は医療の問題ではありませんので,自分の信じるところで好きにすればいいと思いますが,「何とか治療を受けたい」という思いは時に詐欺商法に付け込まれる要因になるので注意が必要です。
私の知るホスピス医は,「あなたの信じる神様や仏さまのところにいけるのがそんなに怖いですか?」とか「あなたのお父さんやお母さんの所にいけるんですからさびしくありません」とか言っていますね。
キヤスメですが。