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んで、1024氏にとって「魅力的なMVNOサービス」って価格だけなんですか? イー・モバイルのMVNOはどちらかというと代理店の枠を超えないものばかりなので (下手するとソフトバンクモバイルが初の独自サービスを付与したものになる)、正直これだけをもって良し悪しを判断してほしくはないなぁと思います。
日本ではMNOのサービスに付加サービスが多すぎて、MVNOの出る幕がないというほうが正しいかと思います。それでもいくつか独特なものを。
お気に触ったのでしたらすみません。もうちょっと言葉を足します (返信にはなってないです。すみません)。
MNOとしての責務という言われ方をしますが、今回の件はPCデータ定額という具体的なサービスが言われています。ソフトバンクモバイルはW-CDMA/HSDPAで事業を行うことが出来ますが、「PCデータ定額を行うに足る網構築」が義務とまで言えるのかどうかが自分には疑問なんです。確かに周波数帯の割り当てを受けて、HSDPA基地局を展開する免許を受けることが出来ます。そこから「義務」という言葉が出てくるのは一足飛びに過ぎるように思います。実際電話機でのデータ定額サービスは行えているわけですし、それなりな評価を受けるサービスを提供できている、ということには同意していただけると思います。
電波資源の割り当てを受け、それをどう活用するかはそれぞれの事業者の判断に任せればよい、というのが総務省の判断ではないでしょうか。実際、ソフトバンクモバイルはNTTドコモ、KDDIとも展開していない通話準定額サービスを行っているわけです。こういう事業の方向は「アリ」ではないでしょうか。
「活用していない」ということは簡単ですし、その「証拠」を提示することは可能です。でも、それを以って総務省なりなんなりが「ダメ」とするには弱いんじゃないかと思います。それでも釘をさすくらいのことはすべきですし、安易に批判して欲しくなかったんです。他のコメントにもあるとおり、いろいろ言われてますから<ソフトバンクモバイル。
ですが、電波資源の割り当て基準からするとこうは行きません。#1507935 [srad.jp]で「n万加入/MHz」という表現で比較していますが、こんな感じで周波数の幅は加入回線数に基づいて決定されます (例:1.7GHz帯の場合 [soumu.go.jp]、最初に5MHz、追加の割り当てには5MHz×50万加入/MHz、つまり250万加入が必要)。これは音声・データトラフィックが一緒になった場合を前提にしており、この提携のように音声とデータを別にするのはそれを崩すことになります。この部分の調整は必要かと思います。
ただし、今回の話にはウラがありそうです。それはつまり3.9G (LTE) 向けの帯域の割り当て。上で書いたとおり1.7GHz帯、つまりイー・モバイルが新たな帯域を貰い受けるには250万加入必要で、現在110万加入なので全く足りません。ところがLTE用の割り当てで10MHz幅もらえるかも、という話になってるようです (これがゆりしー大勝利 イーモバ大勝利といわれる所以)。この通りなら電波資源に余裕が出るため、それを切り売りしたいという事情があるのではないでしょうか。
日本ではMVNOが付けることが出来る「付加価値」の選択肢が少ない、については足すことはないかな。MNOである、という付加価値が正しいかというには一考の余地があるかも知れませんが。
あと余談ながら、MVNOは基本的に帯域で切り売りします (PDF P6より [emobile.jp]、700万円/10Mbps/月)。DTI高速モバイルプランが「安い」ということは、帯域制限が厳しいという可能性も考慮に入れないといけないでしょう。個人的にはhi-hoモバイルコース-EM7.2のキャンペーン価格 [hi-ho.ne.jp]、\3,980/月も検討に値すると思います。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
利用者から見ると (スコア:3, 参考になる)
auやドコモのPC定額データ通信は気軽に使えるものではないし、イー・モバイルの端末群に対する不満が解消されるかも知れないので(Touch Diamondには外部メモリを入れらない。Dual DiamondはWindows MobileがStandard Editionで解像度も低い、とか)。SoftBankショップがイー・モバイルの代理店も兼ねられるのであれば、既存のイー・モバイルの音声端末やスマートフォンの故障時にも少し不安が減るかも知れないし。
勿論、具体的なサービスが発表されていない以上、希望的観測でしか
Re: (スコア:1)
んで、1024氏にとって「魅力的なMVNOサービス」って価格だけなんですか? イー・モバイルのMVNOはどちらかというと代理店の枠を超えないものばかりなので (下手するとソフトバンクモバイルが初の独自サービスを付与したものになる)、正直これだけをもって良し悪しを判断してほしくはないなぁと思います。
日本ではMNOのサービスに付加サービスが多すぎて、MVNOの出る幕がないというほうが正しいかと思います。それでもいくつか独特なものを。
Re: (スコア:1)
タイトルは「一利用者から見ると」とすべきだったかも知れません。
> んで、1024氏にとって「魅力的なMVNOサービス」って価格だけなんですか?
はい。現時点の国内市場に関しては、価格だけです。
日本通信のサービスは確実に一定量以上の通信を行なうユーザ向けのものであるため、気軽に利用開始できるものではありません。
自分は通話料を安くしたいわけではなく、PCでのデータ通信を安価に抑えたいので、PHSをインフラとして利用するものは対象となりせん(かつて京セラコミュニケーションズのサービスをリナザウで使っていましたが、
Re:利用者から見ると (スコア:1)
お気に触ったのでしたらすみません。もうちょっと言葉を足します (返信にはなってないです。すみません)。
MNOとしての責務という言われ方をしますが、今回の件はPCデータ定額という具体的なサービスが言われています。ソフトバンクモバイルはW-CDMA/HSDPAで事業を行うことが出来ますが、「PCデータ定額を行うに足る網構築」が義務とまで言えるのかどうかが自分には疑問なんです。確かに周波数帯の割り当てを受けて、HSDPA基地局を展開する免許を受けることが出来ます。そこから「義務」という言葉が出てくるのは一足飛びに過ぎるように思います。実際電話機でのデータ定額サービスは行えているわけですし、それなりな評価を受けるサービスを提供できている、ということには同意していただけると思います。
電波資源の割り当てを受け、それをどう活用するかはそれぞれの事業者の判断に任せればよい、というのが総務省の判断ではないでしょうか。実際、ソフトバンクモバイルはNTTドコモ、KDDIとも展開していない通話準定額サービスを行っているわけです。こういう事業の方向は「アリ」ではないでしょうか。
「活用していない」ということは簡単ですし、その「証拠」を提示することは可能です。でも、それを以って総務省なりなんなりが「ダメ」とするには弱いんじゃないかと思います。それでも釘をさすくらいのことはすべきですし、安易に批判して欲しくなかったんです。他のコメントにもあるとおり、いろいろ言われてますから<ソフトバンクモバイル。
ですが、電波資源の割り当て基準からするとこうは行きません。#1507935 [srad.jp]で「n万加入/MHz」という表現で比較していますが、こんな感じで周波数の幅は加入回線数に基づいて決定されます (例:1.7GHz帯の場合 [soumu.go.jp]、最初に5MHz、追加の割り当てには5MHz×50万加入/MHz、つまり250万加入が必要)。これは音声・データトラフィックが一緒になった場合を前提にしており、この提携のように音声とデータを別にするのはそれを崩すことになります。この部分の調整は必要かと思います。
ただし、今回の話にはウラがありそうです。それはつまり3.9G (LTE) 向けの帯域の割り当て。上で書いたとおり1.7GHz帯、つまりイー・モバイルが新たな帯域を貰い受けるには250万加入必要で、現在110万加入なので全く足りません。ところがLTE用の割り当てで10MHz幅もらえるかも、という話になってるようです (これが
ゆりしー大勝利イーモバ大勝利といわれる所以)。この通りなら電波資源に余裕が出るため、それを切り売りしたいという事情があるのではないでしょうか。日本ではMVNOが付けることが出来る「付加価値」の選択肢が少ない、については足すことはないかな。MNOである、という付加価値が正しいかというには一考の余地があるかも知れませんが。
あと余談ながら、MVNOは基本的に帯域で切り売りします (PDF P6より [emobile.jp]、700万円/10Mbps/月)。DTI高速モバイルプランが「安い」ということは、帯域制限が厳しいという可能性も考慮に入れないといけないでしょう。個人的にはhi-hoモバイルコース-EM7.2のキャンペーン価格 [hi-ho.ne.jp]、\3,980/月も検討に値すると思います。
Re:利用者から見ると (スコア:1)
ごめんなさい、変な表現をしてしまったかも知れませんが、
> お気に触った
なんてことは全然ありません。
Motohikoさんのコメントはいつも参考にさせていただいております。また自分自身、今回の提携については前向きに捉えており、可能性をひとまず評価してみたい、というスタンスです。
ただまぁ何しろソフトバンクですので、懸念の一言も書いておかないと「儲乙」と言われてしまうかなぁ、と要らぬことを考えてしまいました。
> ただし、今回の話にはウラがありそうです。それはつまり3.9G (LTE) 向けの帯域の割り当て。
なるほど。限りある資源だけにそうそう安易な提携はあり得ないとは思っていたのですが、このような事情があったのですね。参考になります。
> DTI高速モバイルプランが「安い」ということは、帯域制限が厳しいという可能性
上限が¥4,980/月になるプランですので(イー・モバイル本体にも同等のプランがありますよね)、制限は無さそうと思っていたのですが…。どうなんでしょうね。
> hi-hoモバイルコース-EM7.2のキャンペーン価格
このプラン、発表された時には「おぉっ」と思いまして。ただ自分の場合、出張や旅行のパターンから、使う月と使わない月とが極端に分かれそうなんですよね。3,980円フラットな方を選ぶか、1,000〜4,980円という使わない月には安くなる方を選ぶか、うだうだ悩んでいる時に今回の提携話なので、また楽しい悩みが増えそうだ、という状況です。
結構この状況を楽しんでおります。