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NECは海外ではあまりコンシューマに出てないんでしょうか?
(NECが)国内市場のデファクトスタンダードを確立するためにどのように戦ってきたのか
EPSONユーザーだったから知ってますが、互換機を叩き潰すために訴訟を起こしまくっていた [geocities.co.jp]んですよね。(笑) オープン戦略で世界的に勝利したIBMの真逆を行く、反資本主義的な、 素晴らしいガラパゴス的企業努力の賜物だと思いますよ、ええ。
PC98-NXシリーズをNECがPC/AT互換機と異なる独自の新規格だと言い張っていたという主張は事実なのか
これは他の方も仰られて
>次世代地球シミュレータもまた競争なしの随意契約なので、>海外の同等スパコンのおよそ100倍のコストをかけて作るそうです。
海外に、・ベクタ型演算器搭載・共有メモリ・既存のベクタ型スパコンのソフトを高効率で実行可能なアーキテクチャのスパコンがあるんでしょうか?
まさか、FLOPSの値だけ比較して同等とか言ってないですよね?
なんか三つほど挙げてますけど、用は最後の「既存のベクタ型スパコンのソフトを高効率で実行可能」が目的であって、その上の二つは手段でしかないですよね。
その、既存のアーキテクチャを保存するためだけに
なものを莫大なコストという名の税金をかけてやる意味がどこにあるのか大変疑問です。少し前なら日本の産業を育てる意味でも十分有益だったでしょう。しかし、今はどうでしょうか?その「既存のベクタ型スパコンのソフトを高効率で実行可能」という事に何のメリ
ベクタ型+共有メモリなスパコンと、スカラ型+分散メモリなスパコンでは、そもそも適するアプリケーションが大きく異なるのです。
気象シミュレーションなど、各ノードでの演算結果が他のノードの演算結果と密接に関係する種類のアプリケーションでは、分散メモリ型アーキテクチャでは実効性能が出せないので、地球シミュレータではベクタ型が選択されたのだと理解しています。(国内産業の保護という観点も無かったとは言えないでしょうが)
地球シミュレータの話じゃなくって、次の選定の話ですよ。地球シミュレータもバージョンアップで大幅にノード数が減ってますよね。このように地球シミュレータ稼働当時とはまた状況が異なります。当時は他に選択肢がなかったから作った、だけど今は?
そりゃ、最高級のものを専用設計して作ればすばらしい効果が現れますよ。研究者ですからそういう夢を持つのは良いことだし、そうじゃなくっちゃ研究者なんて茨の道を選ぶわけがない。だけど金のでどこは税金なわけで、専用設計しなくても、ある程度の規模の縮小や効率が落ちたにしたって、数十分の一とかとんでもない費用の圧縮効果が見込めるならそちらを選択するのもありじゃないですか。つまり金がかかりすぎるんですよ。他のことに使えとは言いません。だけどその金でもっと汎用的なHPCを数多くの研究機関に配置し、たくさんの研究者が使えるようにしたらどんな効果が見込めるのか、そういうことを考えると、とてもじゃないけど適正とは思えない。特定のところに集中的に金を使いすぎなんですよ。とにかく絶対的な効果じゃなく、かかった金に対する効果の見込みが低すぎる。
ベクタ型スパコンにおいてもっとも重要な技術は、実はベクタプロセッサではなく、大量の演算データを滞りなく供給するためのメモリシステムと、演算結果をやり取りするためのノード間結合技術の方なのです。
メモリの最大搭載量を増やすのは、スパコンにおいては決して低コストではないはずですよ。
>ノードが半分、つまり計算速度が半分になるので、>スループットも半分にできます。
ダウト。
ノード数を減らしても、単一ノード内での計算速度は変わりません。
スループットを上げずにメモリ容量だけ増やしても、扱える問題の規模が大きくなるだけで、計算速度は向上しないのですが。
>単一ノード内の話ではなく、全体の話ですよ。
なんでノード数を半分に減らせば、システム全体の計算速度が半分になる、なんて乱暴な計算をしてしまうのか、理解に苦しみます。
各ノードの理論計算能力の総和は半分になるとしても、実アプリケーションを実行した際のパフォーマンスがどのように変化するのかはアプリケーションによる、としか言えないでしょう。
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ソースを見ろ -- ある4桁UID
あれはないの? (スコア:4, 興味深い)
NECは海外ではあまりコンシューマに出てないんでしょうか?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:-1, フレームのもと)
独占的に日本を牛耳ってたけど、海外(パッカードベル買収)はだめだめだったんだよね。
でも、そもそもあんなガラパゴス文化の必要性ってあったのだろうか・・。
ただ単に独自規格で囲い込むことでNECが楽して儲けて、国民が高いPC買わされ続けただけだと思う・・。
PC-9800シリーズというガラパゴス文化が駆逐された末に出したPC98-NXシリーズ(笑)とかって、
ほとんどグローバルスタンダードであるPC-AT規格なのに、違う独自の新規格だとNECは言い張り、
非常に紛らわしいPC98というネーミングで無意味にユーザーを混乱させてたなぁ。
ガラパゴスの癖にこいつらほんと無駄にプライドが高いんだなぁと痛感したあの頃。
Re: (スコア:4, すばらしい洞察)
なんでPC-9801シリーズが牛耳れたのか(NECは労せずして牛耳ったのか、独占を楽々維持していたのか)、なぜ独自規格が繁栄したのか(ガラパゴスという定義はいつの時期を指すのか、そもそもPC-98がいつ誕生したと思っているのか、PC/AT互換機はいつから日本のデファクトスタンダードとなり得たと考えるのか?PC/AT互換機誕生以前は?)、国民はPC-98を無理矢理買わされていたのか(他に選択肢は無かったのか、それともあったのにPC-98を選んでいたのか、であるならば何故な
Re: (スコア:-1, 荒らし)
EPSONユーザーだったから知ってますが、互換機を叩き潰すために訴訟を起こしまくっていた [geocities.co.jp]んですよね。(笑)
オープン戦略で世界的に勝利したIBMの真逆を行く、
反資本主義的な、
素晴らしいガラパゴス的企業努力の賜物だと思いますよ、ええ。
これは他の方も仰られて
Re: (スコア:2, すばらしい洞察)
>次世代地球シミュレータもまた競争なしの随意契約なので、
>海外の同等スパコンのおよそ100倍のコストをかけて作るそうです。
海外に、
・ベクタ型演算器搭載
・共有メモリ
・既存のベクタ型スパコンのソフトを高効率で実行可能
なアーキテクチャのスパコンがあるんでしょうか?
まさか、FLOPSの値だけ比較して同等とか言ってないですよね?
Re: (スコア:0)
なんか三つほど挙げてますけど、用は最後の「既存のベクタ型スパコンのソフトを高効率で実行可能」が目的であって、その上の二つは手段でしかないですよね。
その、既存のアーキテクチャを保存するためだけに
なものを莫大なコストという名の税金をかけてやる意味がどこにあるのか大変疑問です。
少し前なら日本の産業を育てる意味でも十分有益だったでしょう。しかし、今はどうでしょうか?その「既存のベクタ型スパコンのソフトを高効率で実行可能」という事に何のメリ
Re: (スコア:1)
ベクタ型+共有メモリなスパコンと、スカラ型+分散メモリなスパコンでは、そもそも適するアプリケーションが大きく異なるのです。
気象シミュレーションなど、各ノードでの演算結果が他のノードの演算結果と密接に関係する種類のアプリケーションでは、分散メモリ型アーキテクチャでは実効性能が出せないので、地球シミュレータではベクタ型が選択されたのだと理解しています。
(国内産業の保護という観点も無かったとは言えないでしょうが)
Re: (スコア:0)
地球シミュレータの話じゃなくって、次の選定の話ですよ。
地球シミュレータもバージョンアップで大幅にノード数が減ってますよね。このように地球シミュレータ稼働当時とはまた状況が異なります。当時は他に選択肢がなかったから作った、だけど今は?
そりゃ、最高級のものを専用設計して作ればすばらしい効果が現れますよ。研究者ですからそういう夢を持つのは良いことだし、そうじゃなくっちゃ研究者なんて茨の道を選ぶわけがない。
だけど金のでどこは税金なわけで、専用設計しなくても、ある程度の規模の縮小や効率が落ちたにしたって、数十分の一とかとんでもない費用の圧縮効果が見込めるならそちらを選択するのもありじゃないですか。つまり金がかかりすぎるんですよ。他のことに使えとは言いません。だけどその金でもっと汎用的なHPCを数多くの研究機関に配置し、たくさんの研究者が使えるようにしたらどんな効果が見込めるのか、そういうことを考えると、とてもじゃないけど適正とは思えない。特定のところに集中的に金を使いすぎなんですよ。とにかく絶対的な効果じゃなく、かかった金に対する効果の見込みが低すぎる。
Re: (スコア:0)
> だけどその金でもっと汎用的なHPCを数多くの研究機関に配置し、たくさんの研究者が使えるようにしたらどんな効果が見込めるのか、そういうことを考えると、とてもじゃないけど適正とは思えない。特定のところに集中的に金を使いすぎなんですよ。とにかく絶対的な効果じゃなく、かかった金に対する効果の見込みが低すぎる。
計算機を新規に導入する目的の一つに、今までは大きすぎて解けなかった問題を解けるようにすることがあります。
なので、たとえ非ベクトル機にするにしろ、集中的に予算を配分して大きな単一のシステムを造る必要があります。
ユーザーはリモートで使うので設置箇所は関係ありません。(地球シミュレータも世界中にユーザーがいます)
Re: (スコア:0)
別ACだけど、ちょっとだけ疑問。
地球シミュレータは1/2や1/4に分割して使われていました。
せっかくの単段クロスバーが宝の持ち腐れでした。
ベンチマーク性能は半分になってしまいますが、
ノードのメモリ搭載量を2倍にする代わりにノード数を半分にしたものを2セット並べたほうが、
コストパフォーマンス的に優れていたと思います。
プロセッサはともかく、メモリは比較的に低コストでアップグレードできるのですから、
メモリの搭載量を2年後に2倍にする、という計画でも良かったかもしれません。
まぁそれでは話題にならない地味なプロジェクトになってしまいますけどね。
Re: (スコア:1)
ベクタ型スパコンにおいてもっとも重要な技術は、実はベクタプロセッサではなく、大量の演算データを滞りなく供給するためのメモリシステムと、演算結果をやり取りするためのノード間結合技術の方なのです。
メモリの最大搭載量を増やすのは、スパコンにおいては決して低コストではないはずですよ。
Re: (スコア:0)
> 演算結果をやり取りするためのノード間結合技術
については、ノード数を半分にすることで、コストが下がりますね。
そして、
> 大量の演算データを滞りなく供給するためのメモリシステム
ですが、
ノードが半分、つまり計算速度が半分になるので、スループットも半分にできます。
つまり、各ノードのメモリの容量だけを2倍にすればよく、
容量が2倍のメモリチップを使う、あるいは、1チップを2チップに増やせば実現できます。
ちなみに地球シミュレータは途中でメモリを倍増していたと思います。
Re: (スコア:1)
>ノードが半分、つまり計算速度が半分になるので、
>スループットも半分にできます。
ダウト。
ノード数を減らしても、単一ノード内での計算速度は変わりません。
スループットを上げずにメモリ容量だけ増やしても、扱える問題の規模が大きくなるだけで、計算速度は向上しないのですが。
Re: (スコア:0)
単一ノード内の話ではなく、全体の話ですよ。
> スループットを上げずにメモリ容量だけ増やしても、扱える問題の規模が大きくなるだけで、計算速度は向上しないのですが。
扱える問題の規模の大きさが重要なのであって、その計算速度は向上しなくても構いません。
半分のノード数のスパコンを2セットにしたほうがいい、という話ですから。
スパコンの場合、計算時間の他に、利用時間の割り当てを待つ時間がかかりますから、
計算時間が倍になっても、利用時間の割り当てを待つ時間が半分になれば、実用上は同じです。
ベンチマーク的には良くないですけど、ね。
Re:あれはないの? (スコア:1)
>単一ノード内の話ではなく、全体の話ですよ。
なんでノード数を半分に減らせば、システム全体の計算速度が半分になる、なんて乱暴な計算をしてしまうのか、理解に苦しみます。
各ノードの理論計算能力の総和は半分になるとしても、実アプリケーションを実行した際のパフォーマンスがどのように変化するのかはアプリケーションによる、としか言えないでしょう。