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>副次的な作用として経済的な波及効果も大きいと思います。
残念ながら、逆効果。日本の国防予算はGDP比で1%と決まっています。これはおそらく減ることはあっても増えません。そして、そのうち半分はアメリカの軍事基地の負担金……いわゆる思いやり予算と言う奴で消えます。残りの半分は人件費。
すると、残りが装備などの充実に当てられることになるのですが、今はこのミサイル防衛システムのおかげで、この防衛予算がどんどん海外に出て行ってしまい、日本国内に残りません。日本の開発担当なんて微々たるもの。それも技術と金を吸い上げられて、向こうからは技術的な部分が全部伏せられたブラックボックスが届くだけ。技術提携・ライセンスも最近はしてくれなくなりました。
これ以上拡充すると、ますます日本で防衛産業なんて金にならない所を我慢して続けるところは減っていくと思いますよ。「開発費は赤字、生産も赤字、ただ、超長期的な視点でメンテナンスを請け負った場合、大きなトラブル(政変も含む)がなければ12年後に採算がとれます」なんて商売、まともにやれるわけなかろう。その割には用件が厳しく、航空宇宙産業が乏しい日本ですから、防需で開発した技術の応用で打って出ることも厳しい。老舗の装置メーカは12年と言った非常に長期の目で見て、そして今まで出荷したもののメンテナンス・改修で体制を維持することはなんとか可能です。ですが、防衛に必要な特殊な加工や工程管理ができる部品メーカはどんどんなくなってます。採算が合わないからみんなやめってるんですね。
日本の防衛という点ではミサイル防衛を進めるのもありかもしれませんが、産業としての防衛能力を維持するためには、あんまりありがたい事じゃないんですよこれが……。まぁしょうがないと思っていますがね……。
> そのうち半分はアメリカの軍事基地の負担金……いわゆる思いやり予算と言う奴で消えます。残りの半分は人件費。ACだからといって嘘を書いていいわけじゃないぞ。防衛予算の2割が装備品の購入 [mod.go.jp]に費やされているのだが。
いや。計算は合ってるような。残り半分じゃなくて残りの半分な。
●●●●●△△△□□
防衛費の半分が思いやり予算。(●の部分)残りの半分が人件費(△の部分)最後に残ったお金で装備の調達(□)
>日本の国防予算はGDP比で1%と決まっています。ええとそんなに決まってませんよ。現に1982年には1%枠を超えました。「GDP (GNP) 1%枠」は、三木内閣のときの閣議決定です。もちろん閣議決定ですから大変重いものですが、それを覆す閣議決定をすればよいだけです。国会に諮る必要もありません。
そうですね、日本国憲法も大変重いものですが、それを覆す決定をすればいいだけですね。ちなみに非核三原則や、村山談話なども全部閣議決定ですけど、それを覆す決定をすればいいだけですね。
#久々に聞いたぞこの手の詭弁
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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家
そろそろ (スコア:0, 荒らし)
Re:そろそろ (スコア:3, 参考になる)
>副次的な作用として経済的な波及効果も大きいと思います。
残念ながら、逆効果。
日本の国防予算はGDP比で1%と決まっています。これはおそらく減ることはあっても増えません。そして、そのうち半分はアメリカの軍事基地の負担金……いわゆる思いやり予算と言う奴で消えます。残りの半分は人件費。
すると、残りが装備などの充実に当てられることになるのですが、今はこのミサイル防衛システムのおかげで、この防衛予算がどんどん海外に出て行ってしまい、日本国内に残りません。日本の開発担当なんて微々たるもの。それも技術と金を吸い上げられて、向こうからは技術的な部分が全部伏せられたブラックボックスが届くだけ。技術提携・ライセンスも最近はしてくれなくなりました。
これ以上拡充すると、ますます日本で防衛産業なんて金にならない所を我慢して続けるところは減っていくと思いますよ。
「開発費は赤字、生産も赤字、ただ、超長期的な視点でメンテナンスを請け負った場合、大きなトラブル(政変も含む)がなければ12年後に採算がとれます」なんて商売、まともにやれるわけなかろう。その割には用件が厳しく、航空宇宙産業が乏しい日本ですから、防需で開発した技術の応用で打って出ることも厳しい。
老舗の装置メーカは12年と言った非常に長期の目で見て、そして今まで出荷したもののメンテナンス・改修で体制を維持することはなんとか可能です。ですが、防衛に必要な特殊な加工や工程管理ができる部品メーカはどんどんなくなってます。採算が合わないからみんなやめってるんですね。
日本の防衛という点ではミサイル防衛を進めるのもありかもしれませんが、産業としての防衛能力を維持するためには、あんまりありがたい事じゃないんですよこれが……。まぁしょうがないと思っていますがね……。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
> そのうち半分はアメリカの軍事基地の負担金……いわゆる思いやり予算と言う奴で消えます。残りの半分は人件費。
ACだからといって嘘を書いていいわけじゃないぞ。防衛予算の2割が装備品の購入 [mod.go.jp]に費やされているのだが。
Re: (スコア:0)
いや。計算は合ってるような。
残り半分じゃなくて残りの半分な。
●●●●●△△△□□
防衛費の半分が思いやり予算。(●の部分)
残りの半分が人件費(△の部分)
最後に残ったお金で装備の調達(□)
Re: (スコア:0)
ええとそんなに決まってませんよ。現に1982年には1%枠を超えました。「GDP (GNP) 1%枠」は、三木内閣のときの閣議決定です。もちろん閣議決定ですから大変重いものですが、それを覆す閣議決定をすればよいだけです。国会に諮る必要もありません。
#それを含んだ予算を国会で可決させる必要はあるし、
#選挙などでリアクションは起こりうるでしょうが。
いまは減少して0.96%程度のようです。これは専ら財政上の問題から小泉内閣時代にいわゆる「小泉軍縮」ともいうべき削減が行われたことによります。 >そして、そのうち半分はアメリカの軍事基地の負担金……いわゆる思いやり予算
ええと、wikipediaの「思いやり予算」には、2008年度の思いやり予算は2083億円とあります。
かたや2004年の日本の防衛予算は4兆8000億円程度ですよ。
「思いやり予算の開始当初から2006年までに日本が負担した駐留経費の総額は3兆円に及び……」と混同していませんか?
Re:そろそろ (スコア:1, おもしろおかしい)
>日本の国防予算はGDP比で1%と決まっています。
ええとそんなに決まってませんよ。現に1982年には1%枠を超えました。「GDP (GNP) 1%枠」は、三木内閣のときの閣議決定です。もちろん閣議決定ですから大変重いものですが、それを覆す閣議決定をすればよいだけです。国会に諮る必要もありません。
そうですね、日本国憲法も大変重いものですが、それを覆す決定をすればいいだけですね。
ちなみに非核三原則や、村山談話なども全部閣議決定ですけど、それを覆す決定をすればいいだけですね。
#久々に聞いたぞこの手の詭弁
Re: (スコア:0)
日本国憲法もデュー・プロセスで覆す(改正するといういい方もあるかもしれません)ことは当然できます。
ただ現状では、憲法を変更することを発議するに足る衆議院、参議院ともに2/3を越す国会議員を擁する政治勢力が存在しませんし、その後の国民投票に関する法律「日本国憲法の改正手続に関する法律」が施行されていない(施行は2010年)ため、憲法改正は考えられません。
もしこれらのデュー・プロセスを経ずに変更するとすればそれは大きな非難に値するでしょう。
#ただまるっきり別の憲法に「改正」していいものかどうか、これは憲法学者の