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なんか「打ち上げ」というより「打ちっぱなし」な状態みたいですね。
ミサイルを試射する場合は、ちゃんとミサイルが着水・着地する付近に自国の船などを配置して弾頭が着弾するまえに壊れたり、目標座標とどのくらい誤差があるか確認するはず。衛星の場合は、当然、衛星と通信するためのアンテナ施設があるはず。
ところが前回の自称「光明星1号」のときも、今回の同2号のときも、着水地点付近にかの国の船があったわけでもなく、また衛星写真での分析でもかの国に人工衛星と通信するようなアンテナ設備が発見されたわけでもないらしい。
政治的な道具だということはわかるが、しかしせめて「飛翔物体」がどんな結末を迎えたのか自国で調べなくていいのかしら...勿体無い。
あっ、日本や米国が調べて報道してくれるから不要なのか!
北朝鮮、日本の反発にも東海に打つ理由 | Japanese JoongAngIlbo | 中央日報 [joins.com]によれば
専門家たちは北朝鮮が「光明星2号」を低軌道に進入させようとした場合、北極や南極に向かって発射する方法が最も容易で、成功率も高いものと見ている。人工衛星を地球軌道に載せるために、北極や南極に向かってまっすぐに発射すれば方向を切り替える必要もない。3段型ロケットではなく2段型ロケットでも可能だ。 それでも北朝鮮が北極または南極方向を敢えて避けるのはテポドン2号が空中で捨てる1段及び2段ロケットのためだ。舞水端里でテポドン2号を北極方向
専門家たちは北朝鮮が「光明星2号」を低軌道に進入させようとした場合、北極や南極に向かって発射する方法が最も容易で、成功率も高いものと見ている。人工衛星を地球軌道に載せるために、北極や南極に向かってまっすぐに発射すれば方向を切り替える必要もない。3段型ロケットではなく2段型ロケットでも可能だ。
それでも北朝鮮が北極または南極方向を敢えて避けるのはテポドン2号が空中で捨てる1段及び2段ロケットのためだ。舞水端里でテポドン2号を北極方向
>専門家たちは北朝鮮が「光明星2号」を低軌道に進入させようとした場合、北極や南極に向かって発射する方法が最も容易で、>成功率も高いものと見ている。
この「専門家」の言っていることは間違いです。低軌道に衛星を飛ばそうとした場合、「北極や南極に向かって発射する」極軌道は難易度が高いです。東に向かって発射する、普通の軌道を取れば地球の自転の速度をプラスしてやることができるのでより少ない推進剤でより大きな衛星を低軌道に投入することができます。物体は地球に対して秒速9kmほどの速度を持てば衛星になりますが、舞水端里(ムスダンリ)発射場は北緯40度ですので
いや、結構詳しい記事を見つけたと思っていたのですが、いやいや解説ありがとうございます。
>イスラエルは間違って衛星打ち上げロケットが東側に位置するアラブ諸国に落ちちゃったら戦争になりかねません。>「仲が悪い」だなんて生易しい言い方ができないくらい緊張してるんですから。>でも北朝鮮にとって日本はそうじゃない、というだけでしょう。
読売の記事にも同様のご意見がありました。 他国上空に発射は極めて異例…ロケット発射の多くは海上へ [yomiuri.co.jp]には
防衛省によると、世界の主要な発射場12か所のうち、8か所ではロケットの打ち上げ方向を海上に設定している。残る4か所も
>一般に宇宙ロケットの打ち上げは地球の自転を利用し東向きにセットされる。そして、最も理想的なロケットの打ち上げ角度は方位90度、真東だ。
と引用では、ありますが・・・
これは、コレオリ力の最も強く働く赤道面での話し。赤道から38度以上緯度船の離れた場所では、鉛直方向の力(重力)とコレオリ力(遠心力)の関係で、86度よりも低く打ったほうが、ペイロード重量を稼げるのでは?
>北朝鮮のいう深思熟考ぶりが全く見られなかった(=切羽詰っていた)ということなのでしょうね。というより、ブースターの見かけ上の性能を過大評価させられる からでしょう。
100歩譲って、本当に人工衛星を確実に上げたいならば、打ち上げ弾道が日本上空を通らないパスの選択は、ほとんどないでしょう。>条件は不利だが方位86度に角度を修正した。ではなく、86度まで譲歩しろ。もっと南にも打たせろ。と見えてしまうのですが・・・
>これは、コレオリ力の最も強く働く赤道面での話し。>赤道から38度以上緯度船の離れた場所では、鉛直方向の力(重力)とコレオリ力(遠心力)の関係で、86度よりも低く打ったほうが、ペイロード重量を稼げるのでは?
地球に戻ってくるミサイル(弾道弾)の場合には考える必要もあるでしょうが、基本的に打ち上げたらもう地表との関係をそんなに考えなくてもいいロケットの場合はあんまり悩む必要はありません。
緯度が何度であろうと、接線方向はその地点の真東の方向です。真東にそのまま真っ直ぐ打てば、地球を1/4周回ったところで赤道と交差し地球を半周したところで発射地点のちょうど真裏、発射場が北緯40度だったら南緯40度の地点を通過します。(ちゃんとロケットがうまくいってたらね)
ご説明、ありがとうございます。確かに、衛星を単純に周回軌道にのせるだけ(アポジー、ペリジー、軌道面傾斜角などを意識しない)なら、真東の方が、その発射点でのコレオリ力最大の恩恵を受けることができます。軌道もご指摘のとおりです。変に衛星にかかわっていた人間のいい加減な記憶(老害?)につき合わせてしまって、すいませんでした。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
過去に同じ事例があったような (スコア:0, オフトピック)
単なるポンコツ衛星だったことがありましたよね。
過去の場合はこんなに騒ぎにならなかったけど
今回が「ミサイル防衛システム発動」とかで馬鹿騒ぎなったのは
麻生政権の浮揚目的なんすかねぇ・・・。
空騒ぎでミサイル艦だのPAC3だのを動員した税金がもったいねぇ。
Re: (スコア:0)
なんか「打ち上げ」というより「打ちっぱなし」な状態みたいですね。
ミサイルを試射する場合は、ちゃんとミサイルが着水・着地する付近に自国の船などを配置して弾頭が着弾するまえに壊れたり、目標座標とどのくらい誤差があるか確認するはず。
衛星の場合は、当然、衛星と通信するためのアンテナ施設があるはず。
ところが前回の自称「光明星1号」のときも、今回の同2号のときも、着水地点付近にかの国の船があったわけでもなく、また衛星写真での分析でもかの国に人工衛星と通信するようなアンテナ設備が発見されたわけでもないらしい。
政治的な道具だということはわかるが、しかしせめて「飛翔物体」がどんな結末を迎えたのか自国で調べなくていいのかしら...勿体無い。
あっ、日本や米国が調べて報道してくれるから不要なのか!
Re: (スコア:0)
世界の嫌われ者のイスラエルでさえできることなんだから。
イスラエルにはできて北朝鮮にはできないこと (スコア:5, 参考になる)
北朝鮮、日本の反発にも東海に打つ理由 | Japanese JoongAngIlbo | 中央日報 [joins.com]によれば
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:3, すばらしい洞察)
>専門家たちは北朝鮮が「光明星2号」を低軌道に進入させようとした場合、北極や南極に向かって発射する方法が最も容易で、
>成功率も高いものと見ている。
この「専門家」の言っていることは間違いです。
低軌道に衛星を飛ばそうとした場合、「北極や南極に向かって発射する」極軌道は難易度が高いです。
東に向かって発射する、普通の軌道を取れば地球の自転の速度をプラスしてやることができるのでより少ない推進剤で
より大きな衛星を低軌道に投入することができます。
物体は地球に対して秒速9kmほどの速度を持てば衛星になりますが、舞水端里(ムスダンリ)発射場は北緯40度ですので
解説ありがとうございます (スコア:5, 参考になる)
いや、結構詳しい記事を見つけたと思っていたのですが、いやいや解説ありがとうございます。
>イスラエルは間違って衛星打ち上げロケットが東側に位置するアラブ諸国に落ちちゃったら戦争になりかねません。
>「仲が悪い」だなんて生易しい言い方ができないくらい緊張してるんですから。
>でも北朝鮮にとって日本はそうじゃない、というだけでしょう。
読売の記事にも同様のご意見がありました。
他国上空に発射は極めて異例…ロケット発射の多くは海上へ [yomiuri.co.jp]には
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
最も理想的なロケットの打ち上げ角度? (スコア:1)
>一般に宇宙ロケットの打ち上げは地球の自転を利用し東向きにセットされる。そして、最も理想的なロケットの打ち上げ角度は方位90度、真東だ。
と引用では、ありますが・・・
これは、コレオリ力の最も強く働く赤道面での話し。
赤道から38度以上緯度船の離れた場所では、鉛直方向の力(重力)とコレオリ力(遠心力)の関係で、86度よりも低く打ったほうが、ペイロード重量を稼げるのでは?
>北朝鮮のいう深思熟考ぶりが全く見られなかった(=切羽詰っていた)ということなのでしょうね。
というより、ブースターの見かけ上の性能を過大評価させられる からでしょう。
100歩譲って、本当に人工衛星を確実に上げたいならば、打ち上げ弾道が日本上空を通らないパスの選択は、ほとんどないでしょう。
>条件は不利だが方位86度に角度を修正した。
ではなく、86度まで譲歩しろ。
もっと南にも打たせろ。
と見えてしまうのですが・・・
Re: (スコア:0)
>これは、コレオリ力の最も強く働く赤道面での話し。
>赤道から38度以上緯度船の離れた場所では、鉛直方向の力(重力)とコレオリ力(遠心力)の関係で、86度よりも低く打ったほうが、ペイロード重量を稼げるのでは?
地球に戻ってくるミサイル(弾道弾)の場合には考える必要もあるでしょうが、基本的に打ち上げたらもう地表との関係をそんなに考えなくてもいいロケットの場合はあんまり悩む必要はありません。
緯度が何度であろうと、接線方向はその地点の真東の方向です。
真東にそのまま真っ直ぐ打てば、地球を1/4周回ったところで赤道と交差し
地球を半周したところで発射地点のちょうど真裏、発射場が北緯40度だったら南緯40度の地点を通過します。(ちゃんとロケットがうまくいってたらね)
Re:最も理想的なロケットの打ち上げ角度? (スコア:1)
ご説明、ありがとうございます。
確かに、衛星を単純に周回軌道にのせるだけ(アポジー、ペリジー、軌道面傾斜角などを意識しない)なら、真東の方が、その発射点でのコレオリ力最大の恩恵を受けることができます。
軌道もご指摘のとおりです。
変に衛星にかかわっていた人間のいい加減な記憶(老害?)につき合わせてしまって、すいませんでした。