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新人に最も欠けているのはコスト意識ですね. 自分が動いたら, それに伴うコストが発生するということ. そのため無駄に努力することは最も避けるべきであるってことですね.
それまで努力が半ば神聖視される環境で育ってきているので,
なんていう, ある意味当たり前のことを教えないといけません. 「怠惰はプログラマの美徳」なんて言葉がありますが, 別にプログラマに限らず実業の分野全てで適応できることです. 「努力は愚者の自慰行為」とも言えるかもしれません.
そういう意味で, 正しい「サボりかた」の教育は重要ですね.
義務教育が求めていることとは・・・
・結果よりも手順が大事。・大事なのは工夫ではなく言われたとおりのにおこなうこと。・同じ結果ならより努力したほうが評価が高い。
高校以上になると結果が全てになるんですけど、初等教育で仕込まれた事はそう簡単には抜けないよね。
初等教育は相手に過去の蓄積がなく転用のベースとしてアテにできる知識が少ないためよっぽど工夫しないと単調な繰り返し練習(暗記、暗唱やドリル)が増えがち。しかし単調な繰り返しは当然飽きるのも早い。そこで努力に「評価」という心理的な報酬を与えて本人の「飽きても疲れても闇雲にガマンする」努力に任せられれば教えるほうは工夫にコストを裂かずに楽できるという仕組み。
問題の一つは「飽きても疲れても闇雲にガマンする」に適応しすぎると問題点を解決せずにガマンしてしまうので問題解決への欲求が生まれず知的な発達が阻害される傾向があることだろう。
まぁ勉強というと:
なんて人々を時々見かけるがこれはこのタイプの過剰適応だと思うんだよなー。ドリルや暗記のような単調な繰り返し練習に耐える力は高いんで多分小学校くらいまでは「マジメでよく勉強する子」扱いされてたんだろうなとは思うが…。
状況に対してイチイチ考え込んで戦術・戦略を立てたりせずガマンで耐えて乗り切るのも個性の一つといえなくはないし、そういう人が必要な局面も世の中にないわけではないのだが、そういう人ばかりでは困るわけで。
>多分小学校くらいまでは「マジメでよく勉強する子」扱いされてたんだろうなとは思うが…。
高校になっても成績がトップの人は往々にしてその傾向が見られます
#過剰適応する奴としない奴がいればする奴の方がその環境では優位だよな
優位性を成績+努力という方法で測る限りはね。>優位
とりあえず好き好んでタダ働きしている人 [srad.jp]にだけは偉そうに語られたくないですな。あなたは良かれと思ってやっているかもしれないそういう行動こそが、勤務先のコスト意識をどんどん失わせていくのです。
行っている作業の内容そのものに楽しみを見出しているかどうかは別の問題として、労働問題/経済問題としては良かれとは思ってないです。
ただ、個人Lvではもう「去る」か「受け入れる」か2つの選択肢しか残っていないと分かっていて、今の状況で「去る」を選択することは、学位取得を諦めて全面的に生き方を見直すことにつながるので未練と躊躇があるわけです。
私は一回取り損ねているのでまだ博士未満ですが、周囲にも失業オーバードクターがうじゃうじゃいてヒトは余りまくっているので調達コストは市場的に言えば底値でしょうし、大学も研究所も年々予算を削られて自由になる自己資金が払底状態なのも見ていれば分かるので、もうコストがどうとかって状況じゃないんだろうという気はします。営利企業でなかったものが、何の根拠もなくこれからは独立採算でと言われて「元栓」を急激かつ機械的に閉められて干上がりつつあるのが現状です。根本的な問題の解決に必要は資金の投入(教育・研究への公共投資の回復)という政治的決断のための社会的合意であって、私の個人的な去就の問題では解決しません。
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努力しない (スコア:4, すばらしい洞察)
新人に最も欠けているのはコスト意識ですね. 自分が動いたら, それに伴うコストが発生するということ. そのため無駄に努力することは最も避けるべきであるってことですね.
それまで努力が半ば神聖視される環境で育ってきているので,
なんていう, ある意味当たり前のことを教えないといけません. 「怠惰はプログラマの美徳」なんて言葉がありますが, 別にプログラマに限らず実業の分野全てで適応できることです. 「努力は愚者の自慰行為」とも言えるかもしれません.
そういう意味で, 正しい「サボりかた」の教育は重要ですね.
Re:努力しない (スコア:2, 参考になる)
義務教育が求めていることとは・・・
・結果よりも手順が大事。
・大事なのは工夫ではなく言われたとおりのにおこなうこと。
・同じ結果ならより努力したほうが評価が高い。
高校以上になると結果が全てになるんですけど、初等教育で仕込まれた事はそう簡単には抜けないよね。
Re:努力しない (スコア:3, 興味深い)
初等教育は相手に過去の蓄積がなく転用のベースとしてアテにできる知識が少ないため
よっぽど工夫しないと単調な繰り返し練習(暗記、暗唱やドリル)が増えがち。
しかし単調な繰り返しは当然飽きるのも早い。
そこで努力に「評価」という心理的な報酬を与えて
本人の「飽きても疲れても闇雲にガマンする」努力に任せられれば
教えるほうは工夫にコストを裂かずに楽できるという仕組み。
問題の一つは「飽きても疲れても闇雲にガマンする」に適応しすぎると
問題点を解決せずにガマンしてしまうので問題解決への欲求が生まれず
知的な発達が阻害される傾向があることだろう。
まぁ勉強というと:
なんて人々を時々見かけるがこれはこのタイプの過剰適応だと思うんだよなー。
ドリルや暗記のような単調な繰り返し練習に耐える力は高いんで
多分小学校くらいまでは「マジメでよく勉強する子」扱いされてたんだろうなとは思うが…。
状況に対してイチイチ考え込んで戦術・戦略を立てたりせず
ガマンで耐えて乗り切るのも個性の一つといえなくはないし、
そういう人が必要な局面も世の中にないわけではないのだが、
そういう人ばかりでは困るわけで。
Re: (スコア:0)
>多分小学校くらいまでは「マジメでよく勉強する子」扱いされてたんだろうなとは思うが…。
高校になっても成績がトップの人は往々にしてその傾向が見られます
#過剰適応する奴としない奴がいればする奴の方がその環境では優位だよな
Re:努力しない (スコア:1)
優位性を成績+努力という方法で測る限りはね。>優位
Re: (スコア:0)
とりあえず好き好んでタダ働きしている人 [srad.jp]にだけは偉そうに語られたくないですな。
あなたは良かれと思ってやっているかもしれないそういう行動こそが、勤務先のコスト意識をどんどん失わせていくのです。
Re:努力しない (スコア:1)
行っている作業の内容そのものに楽しみを見出しているかどうかは別の問題として、労働問題/経済問題としては良かれとは思ってないです。
ただ、個人Lvではもう「去る」か「受け入れる」か2つの選択肢しか残っていないと分かっていて、今の状況で「去る」を選択することは、学位取得を諦めて全面的に生き方を見直すことにつながるので未練と躊躇があるわけです。
私は一回取り損ねているのでまだ博士未満ですが、周囲にも失業オーバードクターがうじゃうじゃいてヒトは余りまくっているので調達コストは市場的に言えば底値でしょうし、大学も研究所も年々予算を削られて自由になる自己資金が払底状態なのも見ていれば分かるので、もうコストがどうとかって状況じゃないんだろうという気はします。営利企業でなかったものが、何の根拠もなくこれからは独立採算でと言われて「元栓」を急激かつ機械的に閉められて干上がりつつあるのが現状です。根本的な問題の解決に必要は資金の投入(教育・研究への公共投資の回復)という政治的決断のための社会的合意であって、私の個人的な去就の問題では解決しません。