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L1から面倒見てる業者にいます。私としては上記の通りの意見。
ケーブル作ってわーい動いた、は工具さえあれば誰でもできるレベルです。実働部隊じゃない営業の私でもできます。問題はその品質を保証するところでして、出来合いのケーブルはその保証まで実質的に込みであの価格です。 よく工事業者の引くケーブルは高くて、なんて言われますが、Cat6レベルの品質をまともにテストできる機材は10万を余裕で越します。いいやつは100万越します。これを配線工事の料金で少しずつ回収せねばなりません。 そこらの電器店に転がってる数万レベルのケーブルテスタは、各ピンの通電確認しかしません。結線は合ってるね、というレベル。ただし、1-2 3-6 4-5 7-8 とするべき結線のペアを1-2 3-4 5-6 7-8と何も考えずに繋いだ場合もピンレベルでは合っているためOKとなってしまいます。実際に客先で見たことがありますが、たったこの間違いだけで10Base-Tでは使えても100Base-TXだとまともに通信できなかったりしました。
実際やってみて使えたから大丈夫、というのは、今まで死亡事故起こってないから問題無し!と言ってる欠陥車メーカーの担当の話と同じように聞こえます。Cat5eならともかくCat6が実際に役立つような局面だと素人工事じゃまず規格以内に収めるのはまず無理です。工事屋ですらCat6以上は嫌がり始めます。 なお、この「Category」は端的に言うと使える通信速度ではなく使える最大周波数で区分されています。ご存知のように物理レイヤになるとアナログ信号でやりとりしているわけですが、Cat5eでよく使う1000BASE-Tと100BASE-TXではこの周波数帯域はほぼ一緒であるものの、Cat6を必要とする1000BASE-TXではこの必要帯域が倍になったりしてます。最大だけ言うとCat5eは100MHzの信号を伝送できて、Cat6は250MHzの信号を伝送できなければなりません。
※余談ですが、1000BASE-T と1000BASE-TXでは帯域的に別モノです。-Tが送受信共に4対使って250Mbpsずつ転送し合って信号を選り分けているイメージ、-TXは送信と受信が別の2対を使って500Mbpsずつ通信してる、といえばなんとなく使う帯域が違うことがお分かり頂けるかと。
とりあえず作って試したら動いたからいいや、で済むのであれば一向に構いませんが、レイアウト変更を伴わないサーバ・ネットワーク機器入れ替えの際に問題無く使えていた配線まで入れ替えてくれるお客様は皆無と言っても過言ではないです。そうなると適当に作ったケーブルが10年選手になる可能性も非常に高いわけで、その時に間欠で通信障害になったりすると大概新しい機器が悪いということになるもいくら機器を交換したところで直らない、なんてドハマリパターンの王道に突き進んだりします。 ...で、こんな煩わしいことを考えるんだったら完成品を買ったほうがいいと思いません? ということで。
愚痴半分なのでAC。
#ちなみにケーブルのメーカーを覗いてみると、規格によりノイズ耐性等が細かく規定されている事をお分かり頂けるかと。高いテスタは一通りの項目をチェックでき、価格が落ちるに従ってチェックできる項目が減っていく感じです。参考までに適当に検索して出てきたメーカーのページを。 #CAT6・CAT5Eチャネルの電気特性@パナソニック電工 [panasonic.biz]
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
できる限り出来合いを (スコア:3, 参考になる)
L1から面倒見てる業者にいます。私としては上記の通りの意見。
ケーブル作ってわーい動いた、は工具さえあれば誰でもできるレベルです。実働部隊じゃない営業の私でもできます。問題はその品質を保証するところでして、出来合いのケーブルはその保証まで実質的に込みであの価格です。
よく工事業者の引くケーブルは高くて、なんて言われますが、Cat6レベルの品質をまともにテストできる機材は10万を余裕で越します。いいやつは100万越します。これを配線工事の料金で少しずつ回収せねばなりません。
そこらの電器店に転がってる数万レベルのケーブルテスタは、各ピンの通電確認しかしません。結線は合ってるね、というレベル。ただし、1-2 3-6 4-5 7-8 とするべき結線のペアを1-2 3-4 5-6 7-8と何も考えずに繋いだ場合もピンレベルでは合っているためOKとなってしまいます。実際に客先で見たことがありますが、たったこの間違いだけで10Base-Tでは使えても100Base-TXだとまともに通信できなかったりしました。
実際やってみて使えたから大丈夫、というのは、今まで死亡事故起こってないから問題無し!と言ってる欠陥車メーカーの担当の話と同じように聞こえます。Cat5eならともかくCat6が実際に役立つような局面だと素人工事じゃまず規格以内に収めるのはまず無理です。工事屋ですらCat6以上は嫌がり始めます。
なお、この「Category」は端的に言うと使える通信速度ではなく使える最大周波数で区分されています。ご存知のように物理レイヤになるとアナログ信号でやりとりしているわけですが、Cat5eでよく使う1000BASE-Tと100BASE-TXではこの周波数帯域はほぼ一緒であるものの、Cat6を必要とする1000BASE-TXではこの必要帯域が倍になったりしてます。最大だけ言うとCat5eは100MHzの信号を伝送できて、Cat6は250MHzの信号を伝送できなければなりません。
※余談ですが、1000BASE-T と1000BASE-TXでは帯域的に別モノです。-Tが送受信共に4対使って250Mbpsずつ転送し合って信号を選り分けているイメージ、-TXは送信と受信が別の2対を使って500Mbpsずつ通信してる、といえばなんとなく使う帯域が違うことがお分かり頂けるかと。
とりあえず作って試したら動いたからいいや、で済むのであれば一向に構いませんが、レイアウト変更を伴わないサーバ・ネットワーク機器入れ替えの際に問題無く使えていた配線まで入れ替えてくれるお客様は皆無と言っても過言ではないです。そうなると適当に作ったケーブルが10年選手になる可能性も非常に高いわけで、その時に間欠で通信障害になったりすると大概新しい機器が悪いということになるもいくら機器を交換したところで直らない、なんてドハマリパターンの王道に突き進んだりします。
...で、こんな煩わしいことを考えるんだったら完成品を買ったほうがいいと思いません? ということで。
愚痴半分なのでAC。
#ちなみにケーブルのメーカーを覗いてみると、規格によりノイズ耐性等が細かく規定されている事をお分かり頂けるかと。高いテスタは一通りの項目をチェックでき、価格が落ちるに従ってチェックできる項目が減っていく感じです。参考までに適当に検索して出てきたメーカーのページを。
#CAT6・CAT5Eチャネルの電気特性@パナソニック電工 [panasonic.biz]