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写真を見ただけではさっぱり分からなかったが、 Missing link found? Scientists unveil fossil of 47 million-year-old primate, Darwinius masillae [nydailynews.com]によれば、
Officially known as Darwinius masillae, the fossil of the lemur-like creature dubbed Ida shows it had opposable thumbs like humans and fingernails instead of claws.
かぎ爪の代わりとなる指の爪と、ヒトのように向き合う親指(opposable thumbs)を持っているとのこと。
でも「ついに見つかった失われた鎖輪で、今後の科学の教科書に掲載されるべき大発見だ」と言わんばかりですが、あいにくかぎ爪が指の爪に漸進的に変化している「中間形態」を備えているようでもなさそうですから、カモノハシのように哺乳類のくせに珍しい卵生を備えているような、変り種のキツネでもいいような気がしてきました(笑)
# 反論が
あいにくかぎ爪が指の爪に漸進的に変化している「中間形態」を備えているようでもなさそうですから、カモノハシのように哺乳類のくせに珍しい卵生を備えているような、変り種のキツネでもいいような気がしてきました(笑)ごめん。 IBTimes [ibtimes.com]のセンセーショナルな記事に惑わされて勘違いをしていた。原始哺乳類が樹上生活を始めた頃の「ミッシングリンク」は関係なく、単に Ida はサルの仲間だ。 「Ida」について2年間研究しており、ノルウェー化石専門家らを率いるJorn Hurum氏は、「これは人類の特徴をもつ最古の化石だ。世界遺産にもなり得るものである」と述べた。「Ida」には親指、短い腕や足
あいにくかぎ爪が指の爪に漸進的に変化している「中間形態」を備えているようでもなさそうですから、カモノハシのように哺乳類のくせに珍しい卵生を備えているような、変り種のキツネでもいいような気がしてきました(笑)
ごめん。 IBTimes [ibtimes.com]のセンセーショナルな記事に惑わされて勘違いをしていた。原始哺乳類が樹上生活を始めた頃の「ミッシングリンク」は関係なく、単に Ida はサルの仲間だ。 「Ida」について2年間研究しており、ノルウェー化石専門家らを率いるJorn Hurum氏は、「これは人類の特徴をもつ最古の化石だ。世界遺産にもなり得るものである」と述べた。「Ida」には親指、短い腕や足
ごめん。 IBTimes [ibtimes.com]のセンセーショナルな記事に惑わされて勘違いをしていた。原始哺乳類が樹上生活を始めた頃の「ミッシングリンク」は関係なく、単に Ida はサルの仲間だ。
「Ida」について2年間研究しており、ノルウェー化石専門家らを率いるJorn Hurum氏は、「これは人類の特徴をもつ最古の化石だ。世界遺産にもなり得るものである」と述べた。「Ida」には親指、短い腕や足
現在ものをつかむことができる手をもつ生物は、一部のサルとヒトのみ。爪も扁爪(平爪) [wikipedia.org] [wikipedia.org]であれば、サル目 [wikipedia.org] [wikipedia.org]にみられるもの。で、タレコミにある論文によれば、爪[nail bearings]は樹上生活する四肢動物のものだった・・・ということはサルの仲間であることは間違いない。爪の進化 [wikipedia.org] [wikipedia.org]によれば、爬虫類のもつ鉤爪から進化したものが平爪ということだが、曲鼻猿類のサルは鉤爪をもつものがいる。そうであれば、Darwinius masillaeは直鼻猿類の先祖であって、真霊長類の初期でないのでは?
現在ものをつかむことができる手をもつ生物は、一部のサルとヒトのみ。爪も扁爪(平爪) [wikipedia.org] [wikipedia.org]であれば、サル目 [wikipedia.org] [wikipedia.org]にみられるもの。
で、タレコミにある論文によれば、爪[nail bearings]は樹上生活する四肢動物のものだった・・・ということはサルの仲間であることは間違いない。爪の進化 [wikipedia.org] [wikipedia.org]によれば、爬虫類のもつ鉤爪から進化したものが平爪ということだが、曲鼻猿類のサルは鉤爪をもつものがいる。そうであれば、Darwinius masillaeは直鼻猿類の先祖であって、真霊長類の初期でないのでは?
そのリンク先のWikipediaの日本語記事扁爪 [wikipedia.org]、および
>化石一つぐらいで大慌て、(なぜか)大はしゃぎしているのは毎度毎度、masakunさんだけのように思います。
化石一つぐらいですか。化石とか考古学とかアンティークのスプーンとか、とにかく古いものが好きなんですみませんね。まあ大慌てでコメントを書いているのは化石のストーリーに限りませんが(笑)
それはともかく。
>彼女は素早く、nailを生やし、樹上生活する四肢動物として移動していて、
まさにそこです。解説ありがとう。手元の辞書には適切な訳語が見つからなくて、かなり端折って書いてましたね。Ida がどんなところで生活していたか知りたかっただけなので、爪を手がかりにななめ読みしてみましたってだけですが。
>初期haplorhineの多様性の代表であるAdapoideaに属していることが示されている。haplorhineは直鼻猿亜目(直鼻亜目)つまりメガネザルやゴリラ、ヒトと同じグループになります。The Eocene (54-34 mya) Global Warming and the Origin of Modern Primates (and many other modern mammals) [wmich.edu]によれば、始新世には Adapoidea と Omomyoidea という2大グループがあったそうで。
この時代のhaplorhineには、爪もそうですが、つかめる親指、大きい足指、より大きい脳や頭蓋の血液供給の変化・・・といった特徴があります。サルの進化といえども、体の各器官がいっせいに発展をとげており、こういうことが偶然とか自然選択といった進化の枠組みでなしえるのか興味があるだけです。おもしろい進化の小話 [www.rui.jp]によれば、ネズミに生活圏を奪われたサルの先祖が選んだのは樹上生活であり、
モノを握れるような指の形状は原モグラの四肢にはありませんから、樹上に逃避した後に、前足も後足も同時にモノを握れるように進化したと考えるべきでしょう。また、霊長目では爪も鉤爪を失って平爪に進化していますが、モノを握りやすくするためや指先の触覚を発達させるためだったのでしょう。
なんてことがまことしやかに語られています。植物は環境適応能力が高い [srad.jp]ようですが、樹上生活への適応する四肢の進化に何万年と時間がかかるなら、サルの先祖はとっくの昔に駆逐されてもおかしくないと思っちゃうんですけどね(w
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※ただしPHPを除く -- あるAdmin
どの辺がサルとヒトの共通の先祖っぽいの? (スコア:1)
写真を見ただけではさっぱり分からなかったが、 Missing link found? Scientists unveil fossil of 47 million-year-old primate, Darwinius masillae [nydailynews.com]によれば、
かぎ爪の代わりとなる指の爪と、ヒトのように向き合う親指(opposable thumbs)を持っているとのこと。
でも「ついに見つかった失われた鎖輪で、今後の科学の教科書に掲載されるべき大発見だ」と言わんばかりですが、あいにくかぎ爪が指の爪に漸進的に変化している「中間形態」を備えているようでもなさそうですから、カモノハシのように哺乳類のくせに珍しい卵生を備えているような、変り種のキツネでもいいような気がしてきました(笑)
# 反論が
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
「Ida」はサルの仲間ですよ、まちがいなく (スコア:1, 参考になる)
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
扁爪と鉤爪 (スコア:3, 参考になる)
そのリンク先のWikipediaの日本語記事扁爪 [wikipedia.org]、および
Re:扁爪と鉤爪 (スコア:2)
>化石一つぐらいで大慌て、(なぜか)大はしゃぎしているのは毎度毎度、masakunさんだけのように思います。
化石一つぐらいですか。化石とか考古学とかアンティークのスプーンとか、とにかく古いものが好きなんですみませんね。
まあ大慌てでコメントを書いているのは化石のストーリーに限りませんが(笑)
それはともかく。
>彼女は素早く、nailを生やし、樹上生活する四肢動物として移動していて、
まさにそこです。解説ありがとう。手元の辞書には適切な訳語が見つからなくて、かなり端折って書いてましたね。
Ida がどんなところで生活していたか知りたかっただけなので、爪を手がかりにななめ読みしてみましたってだけですが。
>初期haplorhineの多様性の代表であるAdapoideaに属していることが示されている。
haplorhineは直鼻猿亜目(直鼻亜目)つまりメガネザルやゴリラ、ヒトと同じグループになります。The Eocene (54-34 mya) Global Warming and the Origin of Modern Primates (and many other modern mammals) [wmich.edu]によれば、始新世には Adapoidea と Omomyoidea という2大グループがあったそうで。
この時代のhaplorhineには、爪もそうですが、つかめる親指、大きい足指、より大きい脳や頭蓋の血液供給の変化・・・といった特徴があります。サルの進化といえども、体の各器官がいっせいに発展をとげており、こういうことが偶然とか自然選択といった進化の枠組みでなしえるのか興味があるだけです。おもしろい進化の小話 [www.rui.jp]によれば、ネズミに生活圏を奪われたサルの先祖が選んだのは樹上生活であり、
なんてことがまことしやかに語られています。植物は環境適応能力が高い [srad.jp]ようですが、樹上生活への適応する四肢の進化に何万年と時間がかかるなら、サルの先祖はとっくの昔に駆逐されてもおかしくないと思っちゃうんですけどね(w
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ