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CO2はこの宇宙空間に熱を放出するのを妨げる働きがあります。だから「CO2をださない発電」が必要になっています。
しかしながら、いまある核分裂の原子力発電所では、「燃料」が少ないのはもちろんのこと、とても制御しにくいことがあります。なんでも一度反応を始めたら、燃料がなくなるまで次々に反応してしまうため、制御棒と呼ばれる
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
エネルギーの取り出し方 (スコア:1, 興味深い)
とすると、
Re:エネルギーの取り出し方 (スコア:2, 参考になる)
CO2はこの宇宙空間に熱を放出するのを妨げる働きがあります。だから「CO2をださない発電」が必要になっています。
しかしながら、いまある核分裂の原子力発電所では、「燃料」が少ないのはもちろんのこと、とても制御しにくいことがあります。なんでも一度反応を始めたら、燃料がなくなるまで次々に反応してしまうため、制御棒と呼ばれる
Re:エネルギーの取り出し方 (スコア:3, 参考になる)
制御棒は炉心中の中性子量を制御するもので、燃料棒を引き離すものじゃありません。制御棒は原子炉の運転を止める場合に押し込みます。事故の場合にも
Re:エネルギーの取り出し方 (スコア:0)
> この濃縮に鬼の様なエネルギーを使ってる事はご存じの通り。
化学処理して、微細孔から押し出して、
拡散速度で分離するだけですよね。
そんなにエネルギーいるんですかね?
なにか参考文献があったら教えて下さい。
Re:エネルギーの取り出し方 (スコア:3, 参考になる)
ちょっと古い分離法ですが.
確かに微細孔から押し出すだけなんですが.1回のステップでは分離の度合いが小さすぎるため,カスケードと呼ばれる多段化システムを構築します.そうすると製品の濃度に達するまでにかなりのステップが必要となり,システム全体で膨大な数のコンプレッサーなんかが必要になります.よってそれを運転するエネルギーも膨大なものになります.また,この分離方法はもともと不可逆的な分離プロセスであるため,どうしてもエネルギー効率は悪くなります.
しかし,最近は遠心分離法が主流になってきつつあります.
原理はおなじみの遠心分離機と同じです.ようするに筒の中に気体のUF6をいれてぐるぐる高速で回すというものです.
これはガス拡散法に対し,1つのステップでの分離の度合いが大きく,また,可逆的な分離プロセスであるため,気体(UF6)の粘性によって失われる回転エネルギーだけを供給してやればよく(理想的にはですが)必要とする運転エネルギーが小さいという利点があります.
ただし,それでも依然多くの分離ステップ,エネルギーが必要とされ,現時点では軽水炉燃料の生産を行うのに数千~数万の遠心分離機が必要です.
参考文献としてはフジテクノシステムから出ている「高純度化技術体系」という本にいろんな分離法の特徴が出ています.
Re:エネルギーの取り出し方 (スコア:0)
> 必要とされ,現時点では軽水炉燃料の生産を行うのに
> 数千~数万の遠心分離機が必要です.
ええと、遠心分離でも拡散でもどちらでも良いのですが、
軽水炉で使うウラ
Re:エネルギーの取り出し方 (スコア:2, 参考になる)
遠心分離機の効率を上げるためには、遠心分離機の数を増やすか、遠心分離機の回転数を上げるかが必要になりますが、どちらも電力損失が極めて大きいです。そのため、軽量の炭素材料を採用した遠心分離機が開発されていますが(建設コストが高いので電力会社には不評ですが・・・)
Re:エネルギーの取り出し方 (スコア:1)
「そんなに」というのがどの程度のことをさしているのかはちょっとわかりませんが.
まあ,エネルギー収支が取れなくなる(原発の電力全てより分離に要する電力のほうが多い状態)ことには当然ならないと思います.
そういう意味では少ないともいえます.
3%に濃縮というのは確かにそんなたいしたものではないかもしれません(それでもかなり大変だと思いますが・・・).ただし,気体で処理をしているため,処理量を稼ぐことが難しくなっています.現在遠心分離機1台がどの程度の処理量を持っているのかは知りませんが(機微情報かな?)最終的に何トンもの製品を作り上げるためには多くの分離機が必要になる気がします.
Re:エネルギーの取り出し方 (スコア:0)
> ちょっと古い分離法ですが.
アメリカはいまだに、ガス拡散法を使ってるらしいっすよ。
日本の方が進んでるんですね。
・ウランの濃縮加工 [fepc-atomic.jp]