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いつも思う.ウェブサービスは想像を超えて使われる.つまり,ちゃんと「このサービスはいつ止まるかわからないよ」って書いていても(ゆびとまがどうだったかは知らない),そのサービスがあることを前提として動く人が必ずある程度はいるものです.まぁそれは草の根BBSの時代からそうなわけで,結果として善意の鯖管が疲弊するということもあるわけで・・・
「ゆびとま」を利用していた40代の男性会社員は「ここでしか旧友と連絡を取ることができず困っている。個人情報の流出も心配」と話している。(Yahooの元記事より)
をみて,そもそもランデブーポイントだったはずのサービスなのにランデブー後のP2P的なポインタの維持しない人もいるんだと思った.
>そもそもランデブーポイントだったはずのサービスなのにランデブー後のP2P的なポインタの維持しない人もいる
P2P的な縁というのは、そのラインを死活監視してメンテする必要があります。そして、中の良いグループばかりが密に繋がってタコツボ化してしまい、同窓会ってよりは仲良しグループになってしまいます。その点、オンライン上の仮想的学校をポインタにしておけば、幹事が一念発起して参加の意思や住所を確認する必要が無い。その距離感が心地よい仕組みだったと思うんですよ。
リアルの仕組み(主に電話とハガキ)で同窓会をやろうとすると、住所も電話も誰かが最新を管理しないといけなくて面倒です。そのデータベースを自主的な意思でメンテしておけば、いつ誰が「集まろう」といっても対応できる。常に誰かに、携帯が変わる度に最新情報を知らせる必要が無い。顔見知りの誰かに託すより、公のシステムに託す事がリスクヘッジになる。女性などは、ストーカー対策になるでしょう。(男性も=ただしイケメンに限る)
実質退会している非アクティブ会員かもしれないし、本当の意味で「幽霊会員」になった鬼籍入りしたメンバーかもしれないけど、「ゆびとま」にだけ登録されている人がいて、もしかしたら連絡がつくかもしれないと見込みの出会いを言っているのかも知れません。同じ学校卒業というだけで、学年が違うのに出会いがある可能性もあったようです。そういう未知な出会いを含めて「ここでしか会えない」と言ったのではないでしょうか。自分は、実名登録必須だった事と、それほど学校関係の繋がりに期待が無かったので、参加してませんでしたが、もしイケメンでリア充だったら理想的だったなあと思うわけです。
しかし、mixiやGREEのようなSNSが出てきて、こういうクローズドな集まりのハブは「ゆびとま」で無くても不可能ではなくなってきていました。バーチャルなハブの代替手段がいくらでもあっただろうに、といえば確かにその通りだとは思います。(まあ、mixi等は最近まで完全招待制、GREEはいまだにそうでしたっけ?)一方で、未知のコミュに参入するよりも、成功体験があって現状不満が無いコミュに固執してしまう。そういう老舗ブランドを好む保守的な選択は年齢が高くなるほどよく見られるし、自然だと思います。別にmixiを楽しむためにmixiに入るのではないので、必要がなければ移行には消極的になって当然ですし、やたら冗長構成にして煩わしさを増やすのは、裏コミュニティを作るような気持ち悪さもあるでしょう。
最近は、ユーザの勝手な期待が高すぎてウザい、無料なのに要求が高すぎてウザいと、利用者側にモラルを求める声ばかりが聞こえてきますが、暴力団との接点が報じられても根付いてくれているユーザーがいる。そこまで愛され続けるサービスの原動力とは何か、というのを考えてみても良いと思うのです。
#「最初に始めた事の知名度」が大きいとは思いますけどね、2004年頃までの運営の「顔が見える感じ」#というのも、大きかったと思うんですよね。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
ウェブサービスは想像を超えて使われる (スコア:4, すばらしい洞察)
いつも思う.ウェブサービスは想像を超えて使われる.つまり,ちゃんと「このサービスはいつ止まるかわからないよ」って書いていても(ゆびとまがどうだったかは知らない),そのサービスがあることを前提として動く人が必ずある程度はいるものです.まぁそれは草の根BBSの時代からそうなわけで,結果として善意の鯖管が疲弊するということもあるわけで・・・
をみて,そもそもランデブーポイントだったはずのサービスなのにランデブー後のP2P的なポインタの維持しない人もいるんだと思った.
屍体メモ [windy.cx]
Re:ウェブサービスは想像を超えて使われる (スコア:2, 興味深い)
>そもそもランデブーポイントだったはずのサービスなのにランデブー後のP2P的なポインタの維持しない人もいる
P2P的な縁というのは、そのラインを死活監視してメンテする必要があります。
そして、中の良いグループばかりが密に繋がってタコツボ化してしまい、
同窓会ってよりは仲良しグループになってしまいます。
その点、オンライン上の仮想的学校をポインタにしておけば、
幹事が一念発起して参加の意思や住所を確認する必要が無い。
その距離感が心地よい仕組みだったと思うんですよ。
リアルの仕組み(主に電話とハガキ)で同窓会をやろうとすると、
住所も電話も誰かが最新を管理しないといけなくて面倒です。
そのデータベースを自主的な意思でメンテしておけば、
いつ誰が「集まろう」といっても対応できる。
常に誰かに、携帯が変わる度に最新情報を知らせる必要が無い。
顔見知りの誰かに託すより、公のシステムに託す事がリスクヘッジになる。
女性などは、ストーカー対策になるでしょう。(男性も=ただしイケメンに限る)
実質退会している非アクティブ会員かもしれないし、本当の意味で「幽霊会員」になった
鬼籍入りしたメンバーかもしれないけど、「ゆびとま」にだけ登録されている人がいて、
もしかしたら連絡がつくかもしれないと見込みの出会いを言っているのかも知れません。
同じ学校卒業というだけで、学年が違うのに出会いがある可能性もあったようです。
そういう未知な出会いを含めて「ここでしか会えない」と言ったのではないでしょうか。
自分は、実名登録必須だった事と、それほど学校関係の繋がりに期待が無かったので、
参加してませんでしたが、もしイケメンでリア充だったら理想的だったなあと思うわけです。
しかし、mixiやGREEのようなSNSが出てきて、こういうクローズドな集まりのハブは「ゆびとま」で
無くても不可能ではなくなってきていました。
バーチャルなハブの代替手段がいくらでもあっただろうに、といえば確かにその通りだとは思います。
(まあ、mixi等は最近まで完全招待制、GREEはいまだにそうでしたっけ?)
一方で、未知のコミュに参入するよりも、成功体験があって現状不満が無いコミュに固執してしまう。
そういう老舗ブランドを好む保守的な選択は年齢が高くなるほどよく見られるし、自然だと思います。
別にmixiを楽しむためにmixiに入るのではないので、必要がなければ移行には消極的になって当然ですし、
やたら冗長構成にして煩わしさを増やすのは、裏コミュニティを作るような気持ち悪さもあるでしょう。
最近は、ユーザの勝手な期待が高すぎてウザい、無料なのに要求が高すぎてウザいと、利用者側にモラルを
求める声ばかりが聞こえてきますが、暴力団との接点が報じられても根付いてくれているユーザーがいる。
そこまで愛され続けるサービスの原動力とは何か、というのを考えてみても良いと思うのです。
#「最初に始めた事の知名度」が大きいとは思いますけどね、2004年頃までの運営の「顔が見える感じ」
#というのも、大きかったと思うんですよね。