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数式だろうがアルゴリズムだろうが、発明であるか否か(≒特許要件を備えているか否か)は、クレーム中で処理対象を明確にしているか否かだ。装置発明、方法発明であれば、自ずとそれが明確になる。数式そのものを特許にしようとすると、処理対象が不明確になる。
この点で、日本の特許制度は発明を「自然法則を利用した技術的思想のうち高度のものをいう(特2条1項柱書)」と、はっきり定義している。欧米は発明の定義が不明確だからブレまくる。Bilski事件も、この件も、根本は発明の定義に帰着する。
この点で、日本の特許制度は発明を「自然法則を利用した技術的思想のうち高度のものをいう(特2条1項柱書)」と、はっきり定義している。 欧米は発明の定義が不明確だからブレまくる。
リンク先記事で紹介されているKnuth先生のletter [pluto.it]について、タレコミ本文で紹介されている箇所の直後には
An algorithm is an abstract concept unrelated to physical laws of the universe.
という一文があります。これを読む限り、Knuth先生の特許観は日本の特許制度における発明の定義と親和性が高いのかもしれませんね。 #以前お話させていただいた際の様子では、Knuth先生は日本文化への造詣と関心が深いようですので #ひょっとすると日本の特許制度についての知識もお持ちで、それを踏まえての発言なのかもしれませんが。
キミは三年特許公報読みなさい。昔から数学やアルゴリズムをベースにした特許は沢山出願され、そのうち特許要件を備えているものは特許査定/審決を受けている。嘘だと思うならIPDLで検索してみなさい。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
視点の違い (スコア:1, 興味深い)
数式だろうがアルゴリズムだろうが、発明であるか否か(≒特許要件を備えているか否か)は、クレーム中で処理対象を明確にしているか否かだ。
装置発明、方法発明であれば、自ずとそれが明確になる。
数式そのものを特許にしようとすると、処理対象が不明確になる。
この点で、日本の特許制度は発明を「自然法則を利用した技術的思想のうち高度のものをいう(特2条1項柱書)」と、はっきり定義している。
欧米は発明の定義が不明確だからブレまくる。
Bilski事件も、この件も、根本は発明の定義に帰着する。
Re:視点の違い (スコア:2, 参考になる)
リンク先記事で紹介されているKnuth先生のletter [pluto.it]について、タレコミ本文で紹介されている箇所の直後には
という一文があります。これを読む限り、Knuth先生の特許観は日本の特許制度における発明の定義と親和性が高いのかもしれませんね。
#以前お話させていただいた際の様子では、Knuth先生は日本文化への造詣と関心が深いようですので
#ひょっとすると日本の特許制度についての知識もお持ちで、それを踏まえての発言なのかもしれませんが。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
キミは三年特許公報読みなさい。
昔から数学やアルゴリズムをベースにした特許は沢山出願され、そのうち特許要件を備えているものは特許査定/審決を受けている。
嘘だと思うならIPDLで検索してみなさい。