アカウント名:
パスワード:
自衛隊の装備を国内でライセンス生産するときに、F-86 はメートル法に換算していたけれど、F-104 のような超高速機は少しの誤差も怖いという理由で、生産ラインの測定機器から何から全てヤード・ポンド法で揃えて作った、とかいう話を聞いたことがあります。宇宙船ともなれば、やはり単純に数字を書き換えるだけじゃ済まないんじゃないでしょうか。その上、あちらは「2のべき乗分の○インチ」なんて単位が非常に多いので、作業する人員の慣熟やミスのカバーに要するコストも半端じゃないでしょうしね。僕らだって、時間の単位が○分や○秒じゃなくて 0.00X時間 なんて言われたら面食らいますよね。
そのせいかどうかは知りませんが、今ではすっかり日本でも航空機産業はヤードポンドが中心ですね。
航空機の国際規格であるNAS/MILはふるいのは全部ヤードポンド。近年のでもSIでちょうど良く作ってあってもヤードポンドの表記が正だったり。米国の連邦航空局の認可(これがとれれば大抵どこの国に行っても飛べる)を得るための資料もヤードポンド。
今日本産で制作中の三菱のMRJだってヤードポンドだし、ホンダジェットだってヤードポンド。(まぁホンダジェットは設計は日本じゃないが)部品の製造図などではSIを使っていても、正式な仕様管理図はみんなヤードポンドだったりして。さすがにP-X,C-X(自衛隊の次期大型機開発)はSI単位系でしたが、航空機のスタンダードがこれなので、基本的な考え方は随所にヤードポンドが。その他にも、SI単位系でやってる航空機はないわけじゃない。ただ今でもヤードポンドが標準なのは揺るぎないようで、ほとんど見ません。SI単位系に合わせてるののほうがまだまだ珍しいと。
と言うわけで、今では合わせるまでもなく、航空機の現場は、初めから測定機器から生産ラインから、下手すると設計者の頭の中までヤードポンドでできてますな。自分もこの業界に入るまではヤードポンドなんて全然無関係だったのに、入ったらこれで、これを一掃するのは大変そうだと思いました。特にボーイングあたりが「次はSI単位系でやります」とか言い出さない限り無理なんじゃねえかな。
#もしかしたらこの話、NASなんかの古くから使われている規格の書き換えも含んでるのかな#そこまでやってこのお値段だったら、安いもんだとおもうがどうだろう。
少なくともフランスとロシアはSIでやってるはず。ドイツはどうだっけか。
というか、海里、ノットはSI単位ですよ。基本単位ではないけれど。
> というか、海里、ノットはSI単位ですよ。基本単位ではないけれど。
でたらめを書かないでください。これらは SI 単位ではありません [bipm.org]。
SI 単位と併用してもよいだけです [bipm.org]。
では国際基本単位ではないが、国際単位である、と言い換えれば満足ですか?そんなものただの言葉の問題なんですけど。ちゃんと読んでくださいね。誰も基本単位とは言ってない。基本単位ではないという部分まで引用していてどうしてそう脊髄反射ができるのか分からない。
ちなみにヤードポンドはそこに含まれていません。フィートもね。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
F-104 をライセンス生産する際 (スコア:1, 興味深い)
自衛隊の装備を国内でライセンス生産するときに、
F-86 はメートル法に換算していたけれど、
F-104 のような超高速機は少しの誤差も怖いという理由で、
生産ラインの測定機器から何から全てヤード・ポンド法で揃えて作った、
とかいう話を聞いたことがあります。
宇宙船ともなれば、やはり単純に数字を書き換えるだけじゃ済まないんじゃないでしょうか。
その上、あちらは「2のべき乗分の○インチ」なんて単位が非常に多いので、
作業する人員の慣熟やミスのカバーに要するコストも半端じゃないでしょうしね。
僕らだって、時間の単位が○分や○秒じゃなくて 0.00X時間 なんて言われたら面食らいますよね。
Re:F-104 をライセンス生産する際 (スコア:4, 参考になる)
そのせいかどうかは知りませんが、今ではすっかり日本でも航空機産業はヤードポンドが中心ですね。
航空機の国際規格であるNAS/MILはふるいのは全部ヤードポンド。近年のでもSIでちょうど良く作ってあってもヤードポンドの表記が正だったり。米国の連邦航空局の認可(これがとれれば大抵どこの国に行っても飛べる)を得るための資料もヤードポンド。
今日本産で制作中の三菱のMRJだってヤードポンドだし、ホンダジェットだってヤードポンド。(まぁホンダジェットは設計は日本じゃないが)部品の製造図などではSIを使っていても、正式な仕様管理図はみんなヤードポンドだったりして。
さすがにP-X,C-X(自衛隊の次期大型機開発)はSI単位系でしたが、航空機のスタンダードがこれなので、基本的な考え方は随所にヤードポンドが。
その他にも、SI単位系でやってる航空機はないわけじゃない。ただ今でもヤードポンドが標準なのは揺るぎないようで、ほとんど見ません。SI単位系に合わせてるののほうがまだまだ珍しいと。
と言うわけで、今では合わせるまでもなく、航空機の現場は、初めから測定機器から生産ラインから、下手すると設計者の頭の中までヤードポンドでできてますな。
自分もこの業界に入るまではヤードポンドなんて全然無関係だったのに、入ったらこれで、これを一掃するのは大変そうだと思いました。特にボーイングあたりが「次はSI単位系でやります」とか言い出さない限り無理なんじゃねえかな。
#もしかしたらこの話、NASなんかの古くから使われている規格の書き換えも含んでるのかな
#そこまでやってこのお値段だったら、安いもんだとおもうがどうだろう。
Re: (スコア:0)
少なくともフランスとロシアはSIでやってるはず。
ドイツはどうだっけか。
Re: (スコア:0)
特に「海里、ノット」は緯度経度との相性がとてもいい。
1海里=緯度1分の距離≒1852m
1ノット=1海里/h
日頃、ユーザーとしてヤーポンを使っているめたぼ
Re: (スコア:0)
というか、海里、ノットはSI単位ですよ。基本単位ではないけれど。
Re: (スコア:0)
> というか、海里、ノットはSI単位ですよ。基本単位ではないけれど。
でたらめを書かないでください。
これらは SI 単位ではありません [bipm.org]。
SI 単位と併用してもよいだけです [bipm.org]。
Re: (スコア:0)
では国際基本単位ではないが、国際単位である、と言い換えれば満足ですか?
そんなものただの言葉の問題なんですけど。ちゃんと読んでくださいね。誰も基本単位とは言ってない。
基本単位ではないという部分まで引用していてどうしてそう脊髄反射ができるのか分からない。
ちなみにヤードポンドはそこに含まれていません。フィートもね。
Re: (スコア:0)
元コメントで「SI単位」って書いてるんですが?
で、あなたのいう「国際単位」って何?
> そんなものただの言葉の問題なんですけど。ちゃんと読んでくださいね。誰も基本単位とは言ってない。
SI の基本単位でもなければ、 SI の組立単位でもありませんね。
半可通が見苦しい言い逃れ(にもなってない)はおよしなさいな。