アカウント名:
パスワード:
もし完成していても、炭素素材なんていう特殊な材料を使用していたら、生産性が低くて実戦配備はほとんどできなかったんじゃないかな?タイガー戦車とT34を思い出した。
独裁者がコストや生産性や保守性や安定性を度外視して、趣味丸出しでハイテク満載にしちまうと失敗し易いんでしょう。
ナチスだとジェット戦闘機とか、超巨大戦車マウスとかいろいろあるみたい。#MSだとVistaとかVistaとかVistaとか。
>趣味で兵器をハイテク満載にする程、独裁者は暇ではありません。高性能を求めただけです。
高性能と高効率は別なんだよね。
例えばV-2ロケットは一トンの爆弾を運べるけど、V-2ロケット四機の予算で大型爆撃機が一機作れました。
爆撃機なら繰り返し使える上に一度に5トンとか10トンの爆弾を運べます。
ロケットっていうのは爆弾の運搬手段としては必ずしも高効率ではなかったんですな。V-2を大量生産するという戦略は「ドイツによる一方的軍縮」とも言えちゃう訳で。
V-2と言う名称が「報復兵器二号」と言う政治的な俗称で、実際の名称はA-4(ロケット四号的な意味)であった事からもわかるように、実際の爆撃による相手の損害よりも、迎撃不可能かつゲリラ的に発射できると言う戦略ロケット兵器の利点に重きを置いていたと言うことですよ。あのロケットはあくまでも心理戦用の兵器で、ロンドンなどの大都市の住民に「いつどこに爆撃されるか分からない・空襲警報なくしてやられる」と言う恐怖を植え付け、そして厭戦気分を蔓延させようとした物です。
# フセイン政権時代のイラクがイスラエルやイランにスカッド改ミサイルを多用したのと同じ理屈
戦争で勝つ極意が実は相手の破壊や絶滅ではなく相手の屈服(反戦機運とは同一と限らないことに注意)を促し服従・隷従させる事にあるのだという事を考えると、大型爆撃機を量産してドーバー海峡でバタバタと撃ち落とされるよりも、戦略ミサイルやステルス爆撃機の開発生産に邁進する方が効果があるという判断をヒットラーというかその取り巻きが行ったのは妥当であったと思いますが。そのような判断を行った時点ではナチスドイツはヨーロッパ大陸の制空権すら怪しくなり始めていた訳で。
そう考えると、このステルス全翼機も同じ考えで開発予算を出していたんじゃないかと思いますよ。当時の機体制御技術と本土の制空権が奪われかけていた情勢では、この非常に難儀な特性を持つ機体のテストフライトもそこから得たデータによる機体制御技術の確立もまず不可能であったでしょうが。
夜間爆撃に限定されるとはいえ、相手の防空網にジャミングかけなくても容易に探知されないという特性を持っていて、多くの爆弾を抱えて爆撃できるというのは、使い様によってはV-2よりも数段大きな心理的な恐怖を敵に与えられる。
囮部隊とステルス爆撃機や戦略ミサイルを組み合わせるような事が日常化していればイギリスや自由フランス、ソ連などの国民にも政府にも大きな威圧を与えられ、戦線を持ち直せる…そういう考えに当時のナチスドイツ政府が囚われていたのは、それなりに理に叶ってると思いますよ。もう一二年ベルリン陥落が遅くてナチスドイツが何らかの形で核兵器を手にしてステルス爆撃機と組み合わさり、例えばロンドンは無理でもマンチェスターやスターリングラードの近辺の前線で核が使われていたら、なんぼドイツ側が劣勢であってもドイツ側に極めて有利な形での講和を連合国側は強いられていた訳で…その辺に独裁者の意図があったように思いますけど。
もう一二年ベルリン陥落が遅くてナチスドイツが何らかの形で核兵器を手にしてステルス爆撃機と組み合わさり、例えばロンドンは無理でもマンチェスターやスターリングラードの近辺の前線で核が使われていたら、なんぼドイツ側が劣勢であってもドイツ側に極めて有利な形での講和を連合国側は強いられていた訳で… その辺に独裁者の意図があったように思いますけど。
核兵器の完成のめどがたっていない時点で、ヒトラーがそんなこと考えていないのは明白なんですが。 あと核兵器は重いから搭載できない(Ho 229Aは1tしか搭載できないが、核兵器は5tの重さ)。 そもそもドイツに核兵器を作るだけの国力があったら、バトル・オブ・ブリテンで勝利してアシカ作戦も実行に移されてイギリスを征服できてるよね。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
生産性は? (スコア:0)
もし完成していても、炭素素材なんていう特殊な材料を使用していたら、生産性が低くて実戦配備はほとんどできなかったんじゃないかな?タイガー戦車とT34を思い出した。
Re: (スコア:-1, 荒らし)
独裁者がコストや生産性や保守性や安定性を度外視して、趣味丸出しでハイテク
満載にしちまうと失敗し易いんでしょう。
ナチスだとジェット戦闘機とか、超巨大戦車マウスとかいろいろあるみたい。
#MSだとVistaとかVistaとかVistaとか。
何を持って失敗とするの? (スコア:0)
ヒトラーが制空戦闘機ではなく戦闘爆撃機としてしかMe262の生産を認めなかったと言う点ではその通りです。
趣味で兵器をハイテク満載にする程、独裁者は暇ではありません。高性能を求めただけです。
##変な漫画やら火葬戦記の読み過ぎにはご用心。
ドイツによる一方的軍縮 (スコア:0)
>趣味で兵器をハイテク満載にする程、独裁者は暇ではありません。高性能を求めただけです。
高性能と高効率は別なんだよね。
例えばV-2ロケットは一トンの爆弾を運べるけど、
V-2ロケット四機の予算で大型爆撃機が一機作れました。
爆撃機なら繰り返し使える上に一度に5トンとか10トンの爆弾を運べます。
ロケットっていうのは爆弾の運搬手段としては必ずしも高効率ではなかったんですな。
V-2を大量生産するという戦略は「ドイツによる一方的軍縮」とも言えちゃう訳で。
そもそも戦争の目的とは…(Re:ドイツによる一方的軍縮 (スコア:3, 参考になる)
V-2と言う名称が「報復兵器二号」と言う政治的な俗称で、実際の名称はA-4(ロケット四号的な意味)であった事からもわかるように、
実際の爆撃による相手の損害よりも、迎撃不可能かつゲリラ的に発射できると言う戦略ロケット兵器の利点に重きを置いていたと言うことですよ。
あのロケットはあくまでも心理戦用の兵器で、ロンドンなどの大都市の住民に「いつどこに爆撃されるか分からない・空襲警報なくしてやられる」と言う恐怖を植え付け、そして厭戦気分を蔓延させようとした物です。
# フセイン政権時代のイラクがイスラエルやイランにスカッド改ミサイルを多用したのと同じ理屈
戦争で勝つ極意が実は相手の破壊や絶滅ではなく相手の屈服(反戦機運とは同一と限らないことに注意)を促し服従・隷従させる事にあるのだという事を考えると、大型爆撃機を量産してドーバー海峡でバタバタと撃ち落とされるよりも、戦略ミサイルやステルス爆撃機の開発生産に邁進する方が効果があるという判断をヒットラーというかその取り巻きが行ったのは妥当であったと思いますが。
そのような判断を行った時点ではナチスドイツはヨーロッパ大陸の制空権すら怪しくなり始めていた訳で。
そう考えると、このステルス全翼機も同じ考えで開発予算を出していたんじゃないかと思いますよ。
当時の機体制御技術と本土の制空権が奪われかけていた情勢では、この非常に難儀な特性を持つ機体のテストフライトもそこから得たデータによる機体制御技術の確立もまず不可能であったでしょうが。
夜間爆撃に限定されるとはいえ、相手の防空網にジャミングかけなくても容易に探知されないという特性を持っていて、多くの爆弾を抱えて爆撃できるというのは、使い様によってはV-2よりも数段大きな心理的な恐怖を敵に与えられる。
囮部隊とステルス爆撃機や戦略ミサイルを組み合わせるような事が日常化していればイギリスや自由フランス、ソ連などの国民にも政府にも大きな威圧を与えられ、戦線を持ち直せる…そういう考えに当時のナチスドイツ政府が囚われていたのは、それなりに理に叶ってると思いますよ。
もう一二年ベルリン陥落が遅くてナチスドイツが何らかの形で核兵器を手にしてステルス爆撃機と組み合わさり、例えばロンドンは無理でもマンチェスターやスターリングラードの近辺の前線で核が使われていたら、なんぼドイツ側が劣勢であってもドイツ側に極めて有利な形での講和を連合国側は強いられていた訳で…その辺に独裁者の意図があったように思いますけど。
Re: (スコア:0)
もう一二年ベルリン陥落が遅くてナチスドイツが何らかの形で核兵器を手にしてステルス爆撃機と組み合わさり、例えばロンドンは無理でもマンチェスターやスターリングラードの近辺の前線で核が使われていたら、なんぼドイツ側が劣勢であってもドイツ側に極めて有利な形での講和を連合国側は強いられていた訳で… その辺に独裁者の意図があったように思いますけど。
核兵器の完成のめどがたっていない時点で、ヒトラーがそんなこと考えていないのは明白なんですが。
あと核兵器は重いから搭載できない(Ho 229Aは1tしか搭載できないが、核兵器は5tの重さ)。
そもそもドイツに核兵器を作るだけの国力があったら、バトル・オブ・ブリテンで勝利してアシカ作戦も実行に移されてイギリスを征服できてるよね。