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MTSATに搭載されてる航空管制業務の設計寿命は10年で、気象ミッションの5年の倍ですからしばらくはMTSATの機能が生き延びます。
#気象庁単独ミッションになった理由がそれ(国交省本体が予算を出す動機がない)
衛星の設計寿命10年のあいだ航空管制ミッションはずっと動き続けているけど、気象観測ミッションは5年の本運用+5年の待機運用(どちらが前になるにせよ)でいいからこっちの設計寿命は5年ということであって、つまり2015年にはMTSAT-1R、2016年にMTSAT-2の設計上の寿命が来ることは航空管制ミッションでも気象観測ミッションでも変わりません。
ただ、① 13年度末完成の衛星を今発注する気象衛星に比べ航空管制ミッションの方はそこまでリードタイムが必要でないこと、② だけどGPS補強航法の将来がいまいち不透明なこと、③ でありながら航空管制ミッションはそれ単体に衛星を作るには役者不足でどっかに相乗りした方が都合がいい(米のWAAS [wikipedia.org]も欧のEGNOS [wikipedia.org]も商用静止通信衛星上で間借りしてる)こと、④でも気象観測ミッションに対する要求は増大しているから航空管制ミッションを間借りさせる余裕に乏しいこと、あたりで今回国交省本省は相乗りできなくなったといった感じだそうで。
国際的な気象観測の取り決めで、地球大気と海洋の観測強化はもちろんですが、今後は地球周辺での太陽風など宇宙空間環境の観測も求められているそうです。MTSATが航空管制ミッションの相乗り衛星になったとき、ただでさえ巨大化した衛星の後継機に取り決めで求められた観測機器が搭載は無理だとささやかれていました。後継機で航空管制ミッションがハブられたのは当然のことかと。
他国の動向としては最近、米国は気象観測ミッション強化は当然ですが、宇宙空間環境観測機材を搭載した最新の気象衛星としてリニューアルした気象衛星ゴーズを打ち上げました。
常日頃から国際協調を唱える日本としてもこれらの動きは無視できないでしょう。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
MTSATは? (スコア:0)
Re: (スコア:2, 参考になる)
MTSATに搭載されてる航空管制業務の設計寿命は10年で、気象ミッションの5年の倍ですから
しばらくはMTSATの機能が生き延びます。
#気象庁単独ミッションになった理由がそれ(国交省本体が予算を出す動機がない)
Re:MTSATは? (スコア:3, 興味深い)
衛星の設計寿命10年のあいだ航空管制ミッションはずっと動き続けているけど、気象観測ミッションは5年の本運用+5年の待機運用(どちらが前になるにせよ)でいいからこっちの設計寿命は5年ということであって、つまり2015年にはMTSAT-1R、2016年にMTSAT-2の設計上の寿命が来ることは航空管制ミッションでも気象観測ミッションでも変わりません。
ただ、① 13年度末完成の衛星を今発注する気象衛星に比べ航空管制ミッションの方はそこまでリードタイムが必要でないこと、② だけどGPS補強航法の将来がいまいち不透明なこと、③ でありながら航空管制ミッションはそれ単体に衛星を作るには役者不足でどっかに相乗りした方が都合がいい(米のWAAS [wikipedia.org]も欧のEGNOS [wikipedia.org]も商用静止通信衛星上で間借りしてる)こと、④でも気象観測ミッションに対する要求は増大しているから航空管制ミッションを間借りさせる余裕に乏しいこと、あたりで今回国交省本省は相乗りできなくなったといった感じだそうで。
航空管制ミッションがハブられたもう一つの理由 (スコア:2, 参考になる)
国際的な気象観測の取り決めで、地球大気と海洋の観測強化はもちろんですが、
今後は地球周辺での太陽風など宇宙空間環境の観測も求められているそうです。
MTSATが航空管制ミッションの相乗り衛星になったとき、ただでさえ巨大化した
衛星の後継機に取り決めで求められた観測機器が搭載は無理だと
ささやかれていました。
後継機で航空管制ミッションがハブられたのは当然のことかと。
他国の動向としては最近、米国は気象観測ミッション強化は当然ですが、
宇宙空間環境観測機材を搭載した最新の気象衛星としてリニューアルした
気象衛星ゴーズを打ち上げました。
常日頃から国際協調を唱える日本としても
これらの動きは無視できないでしょう。