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統計解析ソフトとしては,自分はR [r-project.org]ユーザなので,どうしてもRに贔屓目になってしまいますが,この数年でRを使う人が世界的に増えたので(日本ではRjpWiki [jp.org]のアクセス数とか関連書籍の売り上げが指標になるかもしれませんが,調べてはいません),今後市販ソフトが生き抜くのは難しくなるのではないかと思います。Macintoshユーザが良く使っていたStatViewはSASに買収されて消滅しましたが,RはGnuの公式プロジェクトの1つ [r-project.org]なので買収できませんし。
実際,SPSSも,PASWに製品名変更 [spss.co.jp]したり,中からRを呼び出せるようにしたり [jp.org]と,最近はいろいろな試みをしていたようですが,買収されてしまうとは(あるいは,商品価値があるうちに売り抜けたのかもしれませんが),全盛期から考えると隔世の感があります。
(タダであるところの)Rだと研究者のユーザも多いので、最新の手法を試してみたいときにも、(1)誰かが既に実装している⇒(2)誰かがそれを使っていてデバッグ済み⇒(3)安心して使えるとなっていることが多いです。有料ツールだと、なかなかこの流れが素早く回りません。(実際には、十分バグが取れてて安心して使えるかどうかは注意深く確認しないといけませんが。)
この流れはユーザが多いほど価値が出るので、いったんRのユーザが増えてしまうと、他のツールは有料無料に関わらず衰退するほか無いんじゃないでしょうか。Rの欠点は使いやすいGUIフレームワークを持たないことなので、それが解決したら完璧。
自分はエディタでRのスクリプトを書いてバッチ処理的に実行しますし,半年かけて教えることができる学部2年生にはスクリプトの書き方を教えますが,少しだけ統計処理をしなければならないという大学院生にはRcmdrというGUIのライブラリを使って教えています。RcmdrのGUIはそれほど使いやすいとは思いませんが,全般的にJMPとは遜色ないと思いますし(もっとも,自分が知っているJMPはバージョン5までですが),分布を選んで図示するとかの機能は他にないほど便利です。メッセージも日本語化されていますし。
Rcmdrについて,詳しくは,開発者John FoxがRcmdrについて書いているページ [mcmaster.ca],メニュー日本語化,QC用プラグイン開発など尽力されている関西大学荒木さんのサイト [kansai-u.ac.jp],舟尾さんによる解説 [bai.ne.jp]などをご覧くださるといいと思います。
もしかしたら既にご存知かもしれませんが,ご参考まで
Rcmdrは知りませんでした。当方にも、学習コストをかけずRを使ってもらうというのが頭の痛い悩みとしてあったのでこれは助かります。中澤先生からコメントを頂けるとは思っていませんでした。ありがとうございました。
生き抜くのが難しいとのことですが、SPSSはそんなに苦境に陥っていたのですか。
SPSSは10年ぐらい前から学術用途を見切って、ビジネス用途に特化していった印象があるので、今回の買収はIBM側のラインナップ強化策のとして自然な成り行きのように思っていました。
学術用途ではStataなどがSPSSに置き換わったので、Rが影響するのはStataかも。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
Rとの関係あり? (スコア:1)
統計解析ソフトとしては,自分はR [r-project.org]ユーザなので,どうしてもRに贔屓目になってしまいますが,この数年でRを使う人が世界的に増えたので(日本ではRjpWiki [jp.org]のアクセス数とか関連書籍の売り上げが指標になるかもしれませんが,調べてはいません),今後市販ソフトが生き抜くのは難しくなるのではないかと思います。Macintoshユーザが良く使っていたStatViewはSASに買収されて消滅しましたが,RはGnuの公式プロジェクトの1つ [r-project.org]なので買収できませんし。
実際,SPSSも,PASWに製品名変更 [spss.co.jp]したり,中からRを呼び出せるようにしたり [jp.org]と,最近はいろいろな試みをしていたようですが,買収されてしまうとは(あるいは,商品価値があるうちに売り抜けたのかもしれませんが),全盛期から考えると隔世の感があります。
Minato NAKAZAWA, Ph.D. Demographer, Human Ecologist
Re: (スコア:0)
(タダであるところの)Rだと研究者のユーザも多いので、
最新の手法を試してみたいときにも、
(1)誰かが既に実装している⇒(2)誰かがそれを使っていてデバッグ済み⇒(3)安心して使える
となっていることが多いです。有料ツールだと、なかなかこの流れが素早く回りません。
(実際には、十分バグが取れてて安心して使えるかどうかは注意深く確認しないといけませんが。)
この流れはユーザが多いほど価値が出るので、いったんRのユーザが増えてしまうと、
他のツールは有料無料に関わらず衰退するほか無いんじゃないでしょうか。
Rの欠点は使いやすいGUIフレームワークを持たないことなので、それが解決したら完璧。
RのGUI(オフトピ) (スコア:1)
自分はエディタでRのスクリプトを書いてバッチ処理的に実行しますし,半年かけて教えることができる学部2年生にはスクリプトの書き方を教えますが,少しだけ統計処理をしなければならないという大学院生にはRcmdrというGUIのライブラリを使って教えています。RcmdrのGUIはそれほど使いやすいとは思いませんが,全般的にJMPとは遜色ないと思いますし(もっとも,自分が知っているJMPはバージョン5までですが),分布を選んで図示するとかの機能は他にないほど便利です。メッセージも日本語化されていますし。
Rcmdrについて,詳しくは,開発者John FoxがRcmdrについて書いているページ [mcmaster.ca],メニュー日本語化,QC用プラグイン開発など尽力されている関西大学荒木さんのサイト [kansai-u.ac.jp],舟尾さんによる解説 [bai.ne.jp]などをご覧くださるといいと思います。
もしかしたら既にご存知かもしれませんが,ご参考まで
Minato NAKAZAWA, Ph.D. Demographer, Human Ecologist
Re: (スコア:0)
Rcmdrは知りませんでした。
当方にも、学習コストをかけずRを使ってもらうというのが頭の痛い悩みとしてあったのでこれは助かります。
中澤先生からコメントを頂けるとは思っていませんでした。ありがとうございました。
Re: (スコア:0)
生き抜くのが難しいとのことですが、
SPSSはそんなに苦境に陥っていたのですか。
SPSSは10年ぐらい前から学術用途を見切って、
ビジネス用途に特化していった印象があるので、
今回の買収はIBM側のラインナップ強化策のとして
自然な成り行きのように思っていました。
学術用途ではStataなどがSPSSに置き換わったので、
Rが影響するのはStataかも。