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> バッテリー駆動による昇降機で、150m上空までベルトを昇るスピードと効率を競う
ただの「エレベーター技術競技会」な件。
いや、軌道エレベータってそれを可能にする材料や構造や建設方法がキモであって、どう昇り降りするかなんてそれと比べたら末節もいいとこだと思うんですが。まして材料や構造の方に軌道エレベータ実現への光明が差し始めたからそろそろ昇り降りする方も考えようぜ、というわけでもないし。
それに、ただのロケット花火と糸川センセのペンシルロケットはその基礎原理を共有しているけど、別に昇降する機械、昇降させる原理ならこんな大会やらんでも産業や生活に溢れているではありませんか。
競技の形にすると、競技ルールに対する最適化は促進されますが背景となる遠い狙いに近づけるとは限りません。
あんまり早く競技会の形にしてしまうと、現在勝手に想定している形に特化しすぎてしまって、実際の軌道エレベータができたころにはみじんも役に立たないものとなってしまたりして。。
ここで試そうとしているエレベーター(クライマー)っていうのは軌道エレベーターが完成した後で運用するエレベーターのモデルというよりおそらく建設に使うための機械という意味合いのほうが強いと思います。
軌道エレベーターの有力な建設方法として、最初に静止軌道の衛星から細い糸を地上に垂らして、その糸をつたって地上側から機材を積んだロボットを何回も登らせて少しずつ糸を太く強化していく、というやり方があります。そういう建設法でいく場合、建設最初期はああいう小型のクライマーに頼ることになると思うので最終的な軌道エレベーターの形式がどうなるのであれこういう試みはそれほど無駄にならないんじゃないですかね。
宇宙エレベーター協会の講演を見に行ったことがありますが技術的な課題も意外と多そうです。ブラブラする紐をどうやって安定して登るのかということ以前に野ざらしの環境を何万キロも故障せずに無人で走りきれるロボットという時点でかなり大変です。
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
150m (スコア:2)
> バッテリー駆動による昇降機で、150m上空までベルトを昇るスピードと効率を競う
ただの「エレベーター技術競技会」な件。
Re: (スコア:2, おもしろおかしい)
Re: (スコア:3, すばらしい洞察)
いや、軌道エレベータってそれを可能にする材料や構造や建設方法がキモであって、どう昇り降りするかなんてそれと比べたら末節もいいとこだと思うんですが。まして材料や構造の方に軌道エレベータ実現への光明が差し始めたからそろそろ昇り降りする方も考えようぜ、というわけでもないし。
それに、ただのロケット花火と糸川センセのペンシルロケットはその基礎原理を共有しているけど、別に昇降する機械、昇降させる原理ならこんな大会やらんでも産業や生活に溢れているではありませんか。
Re:150m (スコア:1)
いちおうこういうところでもテザーの強度と並んで、昇降機のほうの技術もやってんですけどね。
そりゃテザーが最重要課題なのは否定しませんが、それができた後のことを考えるのは
決して末節でも時期尚早でも無いと思いますよ。いろんなアプローチが考えられる部分ですしね。
Re:150m (スコア:3, 興味深い)
競技の形にすると、競技ルールに対する最適化は促進されますが
背景となる遠い狙いに近づけるとは限りません。
あんまり早く競技会の形にしてしまうと、現在勝手に想定している形に
特化しすぎてしまって、実際の軌道エレベータができたころには
みじんも役に立たないものとなってしまたりして。。
Re:150m (スコア:4, 興味深い)
ここで試そうとしているエレベーター(クライマー)っていうのは
軌道エレベーターが完成した後で運用するエレベーターのモデルというより
おそらく建設に使うための機械という意味合いのほうが強いと思います。
軌道エレベーターの有力な建設方法として、
最初に静止軌道の衛星から細い糸を地上に垂らして、
その糸をつたって地上側から機材を積んだロボットを何回も登らせて
少しずつ糸を太く強化していく、というやり方があります。
そういう建設法でいく場合、建設最初期はああいう小型のクライマーに頼ることになると思うので
最終的な軌道エレベーターの形式がどうなるのであれ
こういう試みはそれほど無駄にならないんじゃないですかね。
宇宙エレベーター協会の講演を見に行ったことがありますが
技術的な課題も意外と多そうです。
ブラブラする紐をどうやって安定して登るのかということ以前に
野ざらしの環境を何万キロも故障せずに無人で走りきれるロボットという時点でかなり大変です。