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宇宙用原子炉はいくつかありますが、基本的に熱を電気に直接変換です。炉心の外側に直接熱電変換部を貼り付けたり、NaK合金を循環させて外部に熱電変換部をつけてたり。ソ連の"Romashka"と"BUK"、合衆国の"SNAP 10A"は熱電対発電、"Topaz"は熱電子発電です。そのため、発電効率はRomashkaで1%以下、BUKやTopazでも一桁%程度となってます。水銀タービンでランキンサイクルとかそういう構想もありましたが、可動部が多いと故障しやすく、また打ち上げ時のGでのトラブルなんかが怖くて構想で終わってます。とは言えそもそも打ち上がったのは上記の4種、実用化されてた宇宙炉はBUKだけなんですが…
放熱は放熱板を用いて赤外線の形で放射させてます。別に宇宙は真空だから冷やす方法がないって訳じゃないです。ただし当然廃熱が大きいほどでかい放熱板が必要なので、原子炉積んだ衛星は大変でしょう。
その往復が出来るなら原子炉なんて要らない。この原子炉自体は2.3kwのスターリングエンジンの熱源部分に過ぎないのだから。
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
どうやって冷すんだ? (スコア:1, 興味深い)
# だから原子力発電所や(熱を得てから発電迄の原理は同じ)火力発電所は、冷却水を得易い海や川のそばに在る。
Re:どうやって冷すんだ? (スコア:4, 参考になる)
宇宙用原子炉はいくつかありますが、基本的に熱を電気に直接変換です。炉心の外側に直接熱電変換部を貼り付けたり、NaK合金を循環させて外部に熱電変換部をつけてたり。
ソ連の"Romashka"と"BUK"、合衆国の"SNAP 10A"は熱電対発電、"Topaz"は熱電子発電です。
そのため、発電効率はRomashkaで1%以下、BUKやTopazでも一桁%程度となってます。
水銀タービンでランキンサイクルとかそういう構想もありましたが、可動部が多いと故障しやすく、また打ち上げ時のGでのトラブルなんかが怖くて構想で終わってます。とは言えそもそも打ち上がったのは上記の4種、実用化されてた宇宙炉はBUKだけなんですが…
放熱は放熱板を用いて赤外線の形で放射させてます。別に宇宙は真空だから冷やす方法がないって訳じゃないです。
ただし当然廃熱が大きいほどでかい放熱板が必要なので、原子炉積んだ衛星は大変でしょう。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
その往復が出来るなら原子炉なんて要らない。
この原子炉自体は2.3kwのスターリングエンジンの熱源部分に過ぎないのだから。