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お金をかけずにいけるタイプなのだと思います。
お金をかけた部分に関しては、ちゃんと回収するだけの話です。
つまりですね。「受験でしか使えない知識」はほとんど存在しないんです。
.
国語はほぼ全ての業界で必要です。今時、ホワイトカラーと言われる職種の方が収入が高い以上、報告書などの文章作成は日常的作業なんですが、これがまともにできる人間がほとんどいない。で、あまりのことに、ちょい、と大学受験の国語の問題とかを解かせると、もうそりゃ酷いことになる。言葉を知らない。自分が書いた文章の最初と最後で主語が違うことが判らない。
こういうのは国語をほとんど勉強してこなかった理系学科出身者に著しく多い。東大が入試に国語があるだけあって、若干マシな程度。
理科と数学はワンセットなのは特に説明を必要としないでしょう。理科は暗記科目ではなく、基礎になる知識と、それを論理的に組み合わせ、計算で答を求める問題が多いので、数学なしでは解けません。数学は数学で、大抵は理科…特に物理の問題を解くために発達した経緯があるので、理科の知識なしには理解できない。
これらは、特に技術職においては必須の知識です。計算機を使う場合でも、「消費電力」の計算とかから始まって、ラックの剛性の話、放熱の話、半導体はどうやって動作しているのか、2進数、論理演算…数え切れません。が、本質的に重要な知識自体は、実は高校までの教科書を全部ひっくり返すと出てきます。
英語は最近ではサラリーマンの必須科目と化していますが、実は社会の知識も必要です。英語を使ってコミュニケーションをとる相手は、アメリカ人とイギリス人だけ…と言うわけではありません。世界中の人が英語を使っているわけですから、相手が住んでいる場所の地理 (暑いか寒いか、時差はどれだけか) によって「相手に合わせたご挨拶」から始まるのは当然ですし、相手の国の大雑把な歴史ぐらいはしっておくと、ちょっとした拍子に出てくる表現の意味がわかりやすかったりする(日本語の例だと…「敵に塩を送る」なんてのがそうですな。「敵」も「塩」も「送る」も判るでしょうが、戦国時代のライバルだった上杉謙信と武田信玄。武田信玄が内陸に領土を持っていたために海側の敵から塩の交易を止められた。そのとき上杉謙信は「信玄と戦っているのであって、武田領の人民と闘っているのではない」と言って塩の交易を推奨した…という歴史の知識なしには、この言葉の意味は判らない)。また、相手の国の社会制度や価値観を、表面を引っかく程度でいいから知っていないと、相手が怒り出したときに、何に怒っているのか判らない。
このように、実は大学受験の知識程度があれば、社会に出てから要求される事の「とっかかり」ぐらいにはなるんです。4年間かけて忘却し尽くして、はーてなんだっけか、と言うことはあるでしょうが、さすがに一度覚えたものは二度目の記憶は早い。
なので、大学受験は投資するに値するものなのです。
なに。大丈夫。親が投資して、学習効果を上げて浮いた時間を、子供は遊びに投入しますから。終わってみれば結局、子供は十分楽しかった記憶も持っているってもんです。そこをあまりにも厳しく拘束しようとは、してはいけないけれど、そこだけあきらめれば、結局は十分な投資対効果は得られるものです。
自分自身の経験で、教科書が終わっていないにも関わらず、受験対策と称して過去問なんかをやった記憶があるのです。
で、特に私大に多い傾向として高校の教育課程を逸脱した問題が出題されますよね。そこに、怒りを覚えていた10代の青い自分がいるのです。
入学試験の問題を解けるようになることは目前の利益にはなりますが、その知識自体は有効に生かせた記憶がありません。これ以外のことは役に立っていると言えるんですけどね。雑学大好きですし。
特に私大に多い傾向として高校の教育課程を逸脱した問題が出題されますよね。
ん?いや、私も私立は、慶応の理工学部、早稲田工学部、東京理科大学理工学部を受験したけど、逸脱した問題は無かったと思います。
慶応は特徴として、高い応用能力が要求されます。知識を単純に憶えているだけでは解けません。理想気体の状態方程式を、理想気体の分子運動から導出する、というテーマで、問題が受験生をまるで導くような形で問題を解いていくと最後に状態方程式が出てくると言う。これを解ききって感動した奴は、確かに理系の素質があるだろう、と今でも思える良作でした。
逆に早稲田は複数の、互いに関係があると思っていなかった知識を結合する必要がありました。ただ、こちらは当たり前に解けたので印象が…
東京理科大は、教科書そのまんまだったので、なんのひねりも無く瞬殺できた記憶があります。受験会場で一番最初に出て行った記憶がある。
で、正直、この3校より、本命の東工大の方が苦しかったです。例えば数学が 150分 で大設問1つ当たり30分なのですが、3つ目を解いた辺りで息切れがしてくるような問題ばかり。まるで100m走の速度で5km走れ、と言われているような状態でこちらには難儀しました。難易度は慶応と同じぐらいでしたが…分量が…。
全部合格したので、あらかた正解だったのだろう、と思います。
知識は応用しないと役に立ちません。「誰でもすぐに価値がわかる程度の雑学」には価値は無かったりします。「役に立たなかった」の大半は「自分には応用・利用できなかった」だったりします。
受験の時の感想と両方から勘案するに、『応用力をもっと鍛えないと駄目』ってだけじゃないでしょうか?
応用力の鍛え方としては…最近私の周りで流行っているのは、「どちらが青になるのか当てろ」クイズです。十字路があって、信号がある。今、全部の信号が赤、という瞬間の写真を撮る。で、その写真だけでどちらの信号が青になるのかを当てろ、というものです。これ、慣れてくると観察力の問題になりますが、最初は道路交通に関する誰でも知っている常識をいくつか組み合わせる必要があります。
どういうルールを使って、どこを見る必要があるのか、という問題までならば写真なしで解けるはずですが、いかが?
さりげなく、自慢してますね:-)しかも、ちょっと馬鹿にされてる?
ホームページで生年月日を拝見しました。丁度教科書の内容が変わる前後の関係の様です。
恐らく、自分の通っていた高校の対応の不備もあるみたいです。教科書は全部終わらないし(教えないで良いと言ってた)・・・
知識は応用しないと役に立ちません。
「誰でもすぐに価値がわかる程度の雑学」には価値は無かったりします。
その人自身が使えればその人なりの価値はあるので、価値が無かったと言う事にはならないですよ。業界、業種が違えば常識は異なるものです。
「役に立たなかった」の大半は「自分には応用・利用できなかった」だったりします。
その可能性は否定しませんが、それもなんか先生目線ですよね。傍観している人に答えが分かっている場合はそうでしょうけど、多くの場合は本人が後からそのことに気がつくか、永遠に気がつかないかでは?
それと、「利用する場がない」というのも多い気がしますね。
それは、言われるまでもなく(T_T)
# しまった、からむ相手を間違えてる・・・
その人自身が使えれば
その段階で応用できてるやん。
業界、業種が違えば常識は異なるものです。
と言う事は、その内容は「誰でもすぐに価値がわかる程度の雑学」ではないってことやん。
ようするに、「よーく考えてみよう。矛盾した事を言ってるよ?!」ってことです。
知識を応用するのは、考えるほど難しい事ではありません。しかし 自分が知識を応用している事を自覚するのはすごく難しい事です。そのために、自分が普段から使っている知識を「価値が無い」と思い込んでたりする。で、そのために「こんな知識、不要じゃない」と感じたりすると学習意欲って奴が減退してしまう。学習意欲が減退したら、同じ量を理解するのにかかる時間が延びてしまうし、疲労も溜まりやすい。そして意欲減退は伝染する。結果としてお子さんにも悪影響がある。だからまず自分が学校で習ってきた知識を、自分はどんな時に無意識の内に使っているのか、それを見つけ出そう。見つけ出して「役に立ってたんだ」って事を理解しよう。その感動を共有しよう。教育と言うのはそこから始まります。親が子供に伝えられる最低限の知識でもあります。
知識を応用するのは、考えるほど難しい事ではありません。しかし 自分が知識を応用している事を自覚するのはすごく難しい事です。そのために、自分が普段から使っている知識を「価値が無い」と思い込んでたりする。
で、そのために「こんな知識、不要じゃない」と感じたりすると学習意欲って奴が減退してしまう。学習意欲が減退したら、同じ量を理解するのにかかる時間が延びてしまうし、疲労も溜まりやすい。そして意欲減退は伝染する。結果としてお子さんにも悪影響がある。
だからまず自分が学校で習ってきた知識を、自分はどんな時に無意識の内に使っているのか、それを見つけ出そう。見つけ出して「役に立ってたんだ」って事を理解しよう。その感動を共有しよう。教育と言うのはそこから始まります。親が子供に伝えられる最低限の知識でもあります。
途中から引用になっているのは、これは私が通っていた予備校の塾長…と言うのか? …が折に触れて生徒の親に言っていた言葉だから、です。
思いっきり、誤読してました
「誰でもすぐに価値がわかる程度の雑学」を価値のある雑学と価値のない雑学と読んでました。# なんで価値観まで強制するんだろと思ってしまいました。
今となっては、はっきりと思い出せない(ことに気がついた)けれど、当時の自分は受験に特化した対応が無駄に思えてました。ですが、今までに学んできた事で無駄になっていることは、ほぼ無いとも思っています。
上の塾長(?)の言葉はとてもいいですね。とかく効率、効率と言われてしまいますが、一見無駄なことでも、大事なものも沢山ありますよね。
とかく効率、効率と言われてしまいますが、一見無駄なことでも、大事なものも沢山ありますよね。
リチャード・ドーキンズ教授の名著「利己的な遺伝子」を読んでみることをお勧めします。
「長期的な視野に立って評価した場合の利己的」は「短期的な視野だけで評価した場合の利他的」に見える場合がある、と言う事がよく判ります。
「一見無駄なこと」であっても、長期的に見ると効率に強く寄与する ものもありますし、長期的に見ても無駄なものもあります。
そして、確かに長期的視野に立った上でならば「効率」は大事なんです。
この観点からすると「一見無駄だけど大事」というのは危険な表現です。それ自体は正しいんですが、実は
- 私は短期的な評価しかしない- で、その短期的評価によると、これは無駄だ- しかし長期的視野に立つと役に立つかもしれない- だから大事だと言うことにしよう
という「思考停止を許容するための呪文」になりかねない。
そうじゃなくて、「ちゃんと 長期的視野を身につけましょう」が唯一の正解なんでしょうな。
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人生unstable -- あるハッカー
それはちょっと違う (スコア:1)
お金をかけた部分に関しては、ちゃんと回収するだけの話です。
つまりですね。「受験でしか使えない知識」はほとんど存在しないんです。
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国語はほぼ全ての業界で必要です。今時、ホワイトカラーと言われる職種の方が収入が高い以上、報告書などの文章作成は日常的作業なんですが、これがまともにできる人間がほとんどいない。で、あまりのことに、ちょい、と大学受験の国語の問題とかを解かせると、もうそりゃ酷いことになる。言葉を知らない。自分が書いた文章の最初と最後で主語が違うことが判らない。
こういうのは国語をほとんど勉強してこなかった理系学科出身者に著しく多い。東大が入試に国語があるだけあって、若干マシな程度。
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理科と数学はワンセットなのは特に説明を必要としないでしょう。理科は暗記科目ではなく、基礎になる知識と、それを論理的に組み合わせ、計算で答を求める問題が多いので、数学なしでは解けません。数学は数学で、大抵は理科…特に物理の問題を解くために発達した経緯があるので、理科の知識なしには理解できない。
これらは、特に技術職においては必須の知識です。計算機を使う場合でも、「消費電力」の計算とかから始まって、ラックの剛性の話、放熱の話、半導体はどうやって動作しているのか、2進数、論理演算…数え切れません。が、本質的に重要な知識自体は、実は高校までの教科書を全部ひっくり返すと出てきます。
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英語は最近ではサラリーマンの必須科目と化していますが、実は社会の知識も必要です。英語を使ってコミュニケーションをとる相手は、アメリカ人とイギリス人だけ…と言うわけではありません。世界中の人が英語を使っているわけですから、相手が住んでいる場所の地理 (暑いか寒いか、時差はどれだけか) によって「相手に合わせたご挨拶」から始まるのは当然ですし、相手の国の大雑把な歴史ぐらいはしっておくと、ちょっとした拍子に出てくる表現の意味がわかりやすかったりする(日本語の例だと…「敵に塩を送る」なんてのがそうですな。「敵」も「塩」も「送る」も判るでしょうが、戦国時代のライバルだった上杉謙信と武田信玄。武田信玄が内陸に領土を持っていたために海側の敵から塩の交易を止められた。そのとき上杉謙信は「信玄と戦っているのであって、武田領の人民と闘っているのではない」と言って塩の交易を推奨した…という歴史の知識なしには、この言葉の意味は判らない)。また、相手の国の社会制度や価値観を、表面を引っかく程度でいいから知っていないと、相手が怒り出したときに、何に怒っているのか判らない。
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このように、実は大学受験の知識程度があれば、社会に出てから要求される事の「とっかかり」ぐらいにはなるんです。
4年間かけて忘却し尽くして、はーてなんだっけか、と言うことはあるでしょうが、さすがに一度覚えたものは二度目の記憶は早い。
なので、大学受験は投資するに値するものなのです。
なに。大丈夫。親が投資して、学習効果を上げて浮いた時間を、子供は遊びに投入しますから。終わってみれば結局、子供は十分楽しかった記憶も持っているってもんです。そこをあまりにも厳しく拘束しようとは、してはいけないけれど、そこだけあきらめれば、結局は十分な投資対効果は得られるものです。
fjの教祖様
Re:それはちょっと違う (スコア:1)
自分自身の経験で、教科書が終わっていないにも関わらず、
受験対策と称して過去問なんかをやった記憶があるのです。
で、特に私大に多い傾向として高校の教育課程を逸脱した問題が出題されますよね。
そこに、怒りを覚えていた10代の青い自分がいるのです。
入学試験の問題を解けるようになることは目前の利益にはなりますが、
その知識自体は有効に生かせた記憶がありません。
これ以外のことは役に立っていると言えるんですけどね。
雑学大好きですし。
Re:それはちょっと違う (スコア:1)
ん?いや、私も私立は、慶応の理工学部、早稲田工学部、東京理科大学理工学部を受験したけど、逸脱した問題は無かったと思います。
慶応は特徴として、高い応用能力が要求されます。知識を単純に憶えているだけでは解けません。理想気体の状態方程式を、理想気体の分子運動から導出する、というテーマで、問題が受験生をまるで導くような形で問題を解いていくと最後に状態方程式が出てくると言う。これを解ききって感動した奴は、確かに理系の素質があるだろう、と今でも思える良作でした。
逆に早稲田は複数の、互いに関係があると思っていなかった知識を結合する必要がありました。ただ、こちらは当たり前に解けたので印象が…
東京理科大は、教科書そのまんまだったので、なんのひねりも無く瞬殺できた記憶があります。受験会場で一番最初に出て行った記憶がある。
で、正直、この3校より、本命の東工大の方が苦しかったです。例えば数学が 150分 で大設問1つ当たり30分なのですが、3つ目を解いた辺りで息切れがしてくるような問題ばかり。まるで100m走の速度で5km走れ、と言われているような状態でこちらには難儀しました。難易度は慶応と同じぐらいでしたが…分量が…。
全部合格したので、あらかた正解だったのだろう、と思います。
.
知識は応用しないと役に立ちません。「誰でもすぐに価値がわかる程度の雑学」には価値は無かったりします。
「役に立たなかった」
の大半は「自分には応用・利用できなかった」だったりします。
受験の時の感想と両方から勘案するに、『応用力をもっと鍛えないと駄目』ってだけじゃないでしょうか?
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応用力の鍛え方としては…最近私の周りで流行っているのは、「どちらが青になるのか当てろ」クイズです。
十字路があって、信号がある。今、全部の信号が赤、という瞬間の写真を撮る。で、その写真だけでどちらの信号が青になるのかを当てろ、というものです。これ、慣れてくると観察力の問題になりますが、最初は道路交通に関する誰でも知っている常識をいくつか組み合わせる必要があります。
どういうルールを使って、どこを見る必要があるのか、という問題までならば写真なしで解けるはずですが、いかが?
fjの教祖様
Re:それはちょっと違う (スコア:1)
さりげなく、自慢してますね:-)
しかも、ちょっと馬鹿にされてる?
ホームページで生年月日を拝見しました。
丁度教科書の内容が変わる前後の関係の様です。
恐らく、自分の通っていた高校の対応の不備もあるみたいです。
教科書は全部終わらないし(教えないで良いと言ってた)・・・
知識は応用しないと役に立ちません。
「誰でもすぐに価値がわかる程度の雑学」には価値は無かったりします。
その人自身が使えればその人なりの価値はあるので、
価値が無かったと言う事にはならないですよ。
業界、業種が違えば常識は異なるものです。
「役に立たなかった」の大半は「自分には応用・利用できなかった」だったりします。
その可能性は否定しませんが、それもなんか先生目線ですよね。
傍観している人に答えが分かっている場合はそうでしょうけど、
多くの場合は本人が後からそのことに気がつくか、永遠に気がつかないかでは?
それと、「利用する場がない」というのも多い気がしますね。
受験の時の感想と両方から勘案するに、『応用力をもっと鍛えないと駄目』ってだけじゃないでしょうか?
それは、言われるまでもなく(T_T)
# しまった、からむ相手を間違えてる・・・
Re:それはちょっと違う (スコア:1)
その段階で応用できてるやん。
と言う事は、その内容は「誰でもすぐに価値がわかる程度の雑学」ではないってことやん。
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ようするに、「よーく考えてみよう。矛盾した事を言ってるよ?!」ってことです。
途中から引用になっているのは、これは私が通っていた予備校の塾長…と言うのか? …が折に触れて生徒の親に言っていた言葉だから、です。
fjの教祖様
Re:それはちょっと違う (スコア:1)
思いっきり、誤読してました
「誰でもすぐに価値がわかる程度の雑学」を
価値のある雑学と価値のない雑学と読んでました。
# なんで価値観まで強制するんだろと思ってしまいました。
今となっては、はっきりと思い出せない(ことに気がついた)けれど、
当時の自分は受験に特化した対応が無駄に思えてました。
ですが、今までに学んできた事で無駄になっていることは、
ほぼ無いとも思っています。
上の塾長(?)の言葉はとてもいいですね。
とかく効率、効率と言われてしまいますが、
一見無駄なことでも、大事なものも沢山ありますよね。
Re:それはちょっと違う (スコア:1)
リチャード・ドーキンズ教授の名著「利己的な遺伝子」を読んでみることをお勧めします。
「長期的な視野に立って評価した場合の利己的」は
「短期的な視野だけで評価した場合の利他的」に見える場合がある、と言う事がよく判ります。
「一見無駄なこと」であっても、長期的に見ると効率に強く寄与する ものもありますし、長期的に見ても無駄なものもあります。
そして、確かに長期的視野に立った上でならば「効率」は大事なんです。
この観点からすると「一見無駄だけど大事」というのは危険な表現です。それ自体は正しいんですが、実は
- 私は短期的な評価しかしない
- で、その短期的評価によると、これは無駄だ
- しかし長期的視野に立つと役に立つかもしれない
- だから大事だと言うことにしよう
という「思考停止を許容するための呪文」になりかねない。
そうじゃなくて、「ちゃんと 長期的視野を身につけましょう」が唯一の正解なんでしょうな。
fjの教祖様