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私も「昔そんな事読んだような気がするなぁ」と思ったので貼っておこう。
「Excelで工程表を書いてはいけない」 http://brevis.exblog.jp/9052344/ [exblog.jp]
「第2の理由は、先行作業が遅れた場合の影響範囲がわかりにくい、ということだ。実際問題として、プロジェクトというのは遅れるものなのである。」
「3番目の理由は、スコープの追加や、WBSの変更に対応した修正が面倒であることだ。これは第2の理由とも通じるが、部分的な修正が全体の変更につながる、というのがプロジェクト・ネットワークの性質である。これを、書き手がすべて自分の頭の中で追いかけなくてはならない。そして、追加変更は、プロジェクトに宿命的について回るものである。」
ウォーターフォール全盛の日本だと、「プロジェクトは計画通りに進む」という都市伝説が信じられているので、工程管理表などをExcelで書いても全く問題ないというわけなのですね。
「Excelで書いたガントチャートは、ロジック無き「絵」にすぎない」という主張は正しい。
が「お絵描きツール」として使うことの是非が「不便だが」と軽く流されているだけで明確にされていないからスッキリしない。
元々どうせExcelでガントチャートを書く人はExcelを「お絵描き」用にしか使っていないことを当人は百も承知だろう。今回のストーリーである「方眼紙替わり」という用途にしたって図のロジックをExcelが理解して何か賢く処理してくれるとは最初から期待していない筈。(見出し、脚注、段落、箇条書き、相互参照のような文書構造を使わず、レイアウトや清書のためにワードを使うのと同じ。)
…という多くの聴衆が普通に抱いているであろう前提のもとでは、「Excelで書いたガントチャートは、ロジック無き「絵」にすぎない」はその主張そのものがいくら正しくても「Excelで工程表を書いてはいけない」という人目を引く刺激的な設問に対する解としては不十分。
汎用お絵描きツールは結局のところExcel以外のどれに変えてみたところで動的なロジックを組み込むことはできず、ロジックは人間が処理して絵を修正するという意味ではどれでも本質的に同じ。
そして同じである場合、「お絵描きツールとしての評価」をきちんとしないならば、そこを分かって使っている人にとっては、ロジックを解するツールに乗り換える以外の選択肢は全てExcelと同水準の選択肢であってExcelをわざわざ否定する理由にならない。これがスッキリしない理由だと思われる。
「Excelで書いたガントチャートは、ロジック無き「絵」にすぎない」が主題として強調される場合、ロジックを組み込んで自動的に管理できる、あるいは少なくともそれをそれなりに助けるツール(通常の汎用お絵描きツールではありえない機能を持つ)だけが真にExcelより優れた選択肢たり得る。つまり聴いた人が「じゃぁツールは?」となるのはあまりにも当然な話だろう。IT業界云々という話ではなく、むしろ話の流れから非常に素直に誘導された結果だと言える。
というわけで「じゃぁツールは?」という素直な問いには素直に応えて「機能の豊富さとご予算に合わせて色々あります。」といろいろ紹介してあげればいいだけの話だろう。
なのにぐだぐだ書くから(当人にその意図がなかったとしても)もったいぶってるように読めてしまう。
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
昔そんな事書いたような気がするなぁ (スコア:1)
Re:昔そんな事書いたような気がするなぁ (スコア:3, すばらしい洞察)
私も「昔そんな事読んだような気がするなぁ」と思ったので貼っておこう。
「Excelで工程表を書いてはいけない」 http://brevis.exblog.jp/9052344/ [exblog.jp]
「第2の理由は、先行作業が遅れた場合の影響範囲がわかりにくい、ということだ。実際問題として、
プロジェクトというのは遅れるものなのである。」
「3番目の理由は、スコープの追加や、WBSの変更に対応した修正が面倒であることだ。これは第2の理由
とも通じるが、部分的な修正が全体の変更につながる、というのがプロジェクト・ネットワークの性質
である。これを、書き手がすべて自分の頭の中で追いかけなくてはならない。そして、追加変更は、
プロジェクトに宿命的について回るものである。」
ウォーターフォール全盛の日本だと、「プロジェクトは計画通りに進む」という都市伝説が信じられているので、
工程管理表などをExcelで書いても全く問題ないというわけなのですね。
Re:昔そんな事書いたような気がするなぁ (スコア:1, すばらしい洞察)
行末に「だからちゃんと俺のようなコンサル雇おう」って書いてあるように
見えたってのを除いたとしても何かひっかかるのはなぜだろう?
言ってることは正しいとは思うんだけどなんか、もやもやした気分が残るというか・・・
スッキリしない訳を考えてみるに (スコア:1)
「Excelで書いたガントチャートは、ロジック無き「絵」にすぎない」という主張は正しい。
が「お絵描きツール」として使うことの是非が
「不便だが」と軽く流されているだけで明確にされていないからスッキリしない。
元々どうせExcelでガントチャートを書く人は
Excelを「お絵描き」用にしか使っていないことを当人は百も承知だろう。
今回のストーリーである「方眼紙替わり」という用途にしたって
図のロジックをExcelが理解して何か賢く処理してくれるとは最初から期待していない筈。
(見出し、脚注、段落、箇条書き、相互参照のような文書構造を使わず、レイアウトや清書のためにワードを使うのと同じ。)
…という多くの聴衆が普通に抱いているであろう前提のもとでは、
「Excelで書いたガントチャートは、ロジック無き「絵」にすぎない」は
その主張そのものがいくら正しくても
「Excelで工程表を書いてはいけない」という人目を引く刺激的な設問に対する解としては不十分。
汎用お絵描きツールは結局のところExcel以外のどれに変えてみたところで動的なロジックを組み込むことはできず、
ロジックは人間が処理して絵を修正するという意味ではどれでも本質的に同じ。
そして同じである場合、「お絵描きツールとしての評価」をきちんとしないならば、
そこを分かって使っている人にとっては、ロジックを解するツールに乗り換える以外の選択肢は全て
Excelと同水準の選択肢であってExcelをわざわざ否定する理由にならない。
これがスッキリしない理由だと思われる。
「Excelで書いたガントチャートは、ロジック無き「絵」にすぎない」が主題として強調される場合、
ロジックを組み込んで自動的に管理できる、あるいは少なくともそれをそれなりに助けるツール
(通常の汎用お絵描きツールではありえない機能を持つ)だけが真にExcelより優れた選択肢たり得る。
つまり聴いた人が「じゃぁツールは?」となるのはあまりにも当然な話だろう。
IT業界云々という話ではなく、むしろ話の流れから非常に素直に誘導された結果だと言える。
というわけで「じゃぁツールは?」という素直な問いには
素直に応えて「機能の豊富さとご予算に合わせて色々あります。」と
いろいろ紹介してあげればいいだけの話だろう。
なのにぐだぐだ書くから(当人にその意図がなかったとしても)もったいぶってるように読めてしまう。