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「トリック」って書いてあったから捏造といわれてもね。
昔私がいた職場でも多項式の因数分解の際にローカルに「インチキ」ってキーワードで呼ばれていた計算法があって、それは当時世界最速の因数分解の座を争う一角にいたアルゴリズムとして論文に書かれ発表された。
もちろん「インチキ」は身内でのスラングであって、実際には多項式の因数分解するとき多項式の係数の剰余をとって剰余系で計算して後で何らかの方法で正しい係数に戻して計算することを指していた。その剰余系での因数分解は正直に正面から計算した場合に比べて劇的に探索すべき組み合わせの数が減って計算量が減るため、その様を身内で「インチキ」と呼称していたらしい。(実際、何らかの方法、孫子の剰余定理やニュートン法を利用するなどして元に戻さない限り正しい解ではないという意味でも「インチキ」であった。)これは数学的に根拠のはっきりした方法だったし、もちろん最終的に投稿・受理された論文では元に戻す部分も記述して全体がきちんと証明、記述されていたが、内々の打ち合わせでは一々説明せずに「インチキ」「インチキ」と長らく呼ばれていた。
仮にもしこの打ち合わせの様子が漏れて、論文の中身を数学的に検証しない人々の手に渡り「奴らは世界最速の因数分解アルゴリズムなんて言って成果を誇っているが、実はきちんと計算なんかしていないインチキだ。本人たちがインチキしてると言ってる!」と言われたらどうだったろうか?
問題になった研究でも検証すべきは投稿・査読の上公表された論文であり、そこで明らかにされている元データと統計処理の手法の是非な筈だ。どんなデータでも生のデータには論証したいこと以外に様々な影響(わかりやすいところでは季節変動や観測地域の分布などが考えられる)が含まれる。そこから何らかの性質を取り出すのが各種の統計処理だ。そこには色々な仮定や推論が含まれるから色々な結果が出ることはあり得る。このような統計処理とデータのねつ造は本質的に異なる。ある処理のやり方で自分の論証したい傾向が出たとき、その手法を内々にtrickと呼ぶことは大いにありそうな話だが、査読を経たまっとうな論文であればどういうデータを対象に統計情報をどのように処理したかは書かれている、つまり「trickのネタ」も公開されているはずだ。
内々の連絡でしかないメールを盗み取り、一部を抜き出したうえでtrickという言葉尻をとらえて騒ぐのはまったくもってフェアでない。
>内々の連絡でしかないメールを盗み取り、一部を抜き出したうえでtrickという言葉尻をとらえて騒ぐのはまったくもってフェアでない。
フェアかどうかという話ではなく実際はどうなのかという話をしてるのに別分野のjargonの話をしだしたり、Kandoは相変わらず頓珍漢だな。
言いたいことは「盗み出した内輪のメールの抜粋なんて何の証拠にもならない、公表された論文が事実の全て。」ってこと。
で、専門外なので正確なところはわからないが、気候くらいデカい話になると密室の実験室で自分たちの身内だけで取ったデータではなく元になったデータはおそらく公開・共有されていると思われるので手間はかかるだろうが検証は外部の人間でも可能だろう。となれば、元データのねつ造はあんまり分のいい賭けではなかろうと専門家ならば思うだろうし、そう思えば野心があってもやらないだろう。そうなれば問題は統計処理(とその際に置いた仮定や行った推論)が妥当かどうかって話になって、それは当然論文に書いてあるはずってこと。#でなきゃマトモな学会や論文誌では査読が通らなかろう。だから暴くべき秘密なんてそもそも全くない。
私が経験した例を挙げたのは盗み出した内輪のメールの言葉尻をとる無意味さを、政治的に中立な事例でわかってもらうため。内輪のメールなんて正しい術語を使ってないことはいくらもあるんだよって例を挙げたわけ。#気候温暖化は政治色が強いから冷静になれない人もいるだろうと思ったんでね。
ちなみに私の例の「インチキ」は「別分野のjargon」ですらなく、完全に同じ研究チームとそこと直接共同研究をしてる範囲でしか通じない。まさに「内輪のメールのやり取り」相当の話だからこそ出した。内輪のメールの用語の信頼性がどのくらい低いかって例としてね。
事情を知らなさすぎるな・・・
大まかな流れ1)懐疑派が論文の検証の為にCRUに生データの提供を求める2)CRUが生データの提供を拒否する3)懐疑派が情報公開法に基づいてCRUに生データの公開を求める4)CRUが生データは存在しないと回答5)CRU内部文書流出6)CRU内部で情報公開法に基づく公開要求に対して生データ削除の指示 [news.com.au]していた事実が暴露される
他には懐疑派の論文を掲載した学術誌編集者を解雇するよう圧力をかけてた事も暴露されてるし、地球温暖化産業は科学とはかけ離れた物だよ。
はいはい。無駄に長い文章でごまかさなくてもいいから。
「流出メールに捏造の証拠があった、だなんて不確実な情報に踊らされるのはどうかと」
と一言で済む話を長々とご苦労様。trick云々については計算手法とかという話は的外れで、すでにIPCCから「trickとは新データの追加を意味する言葉で、ごまかしではない」って発言が出てるんだけどね。それの意味するところは即断は禁物だけど、「新データの追加」くらいのことを特別な言葉に置き換えるのは不審を招いても致し方ないよね。なんだかKandoが必死にミスリードしようと不適切な例示を長文でしてるようにも見えてしまうよw
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
言葉尻 (スコア:3, すばらしい洞察)
「トリック」って書いてあったから捏造といわれてもね。
昔私がいた職場でも多項式の因数分解の際にローカルに「インチキ」ってキーワードで呼ばれていた計算法があって、
それは当時世界最速の因数分解の座を争う一角にいたアルゴリズムとして論文に書かれ発表された。
もちろん「インチキ」は身内でのスラングであって、
実際には多項式の因数分解するとき多項式の係数の剰余をとって剰余系で計算して後で何らかの方法で正しい係数に戻して計算することを指していた。
その剰余系での因数分解は正直に正面から計算した場合に比べて劇的に探索すべき組み合わせの数が減って計算量が減るため、その様を身内で「インチキ」と呼称していたらしい。
(実際、何らかの方法、孫子の剰余定理やニュートン法を利用するなどして元に戻さない限り正しい解ではないという意味でも「インチキ」であった。)
これは数学的に根拠のはっきりした方法だったし、もちろん最終的に投稿・受理された論文では元に戻す部分も記述して全体がきちんと証明、記述されていたが、
内々の打ち合わせでは一々説明せずに「インチキ」「インチキ」と長らく呼ばれていた。
仮にもしこの打ち合わせの様子が漏れて、論文の中身を数学的に検証しない人々の手に渡り
「奴らは世界最速の因数分解アルゴリズムなんて言って成果を誇っているが、
実はきちんと計算なんかしていないインチキだ。本人たちがインチキしてると言ってる!」
と言われたらどうだったろうか?
問題になった研究でも検証すべきは投稿・査読の上公表された論文であり、そこで明らかにされている元データと統計処理の手法の是非な筈だ。
どんなデータでも生のデータには論証したいこと以外に様々な影響(わかりやすいところでは季節変動や観測地域の分布などが考えられる)が含まれる。
そこから何らかの性質を取り出すのが各種の統計処理だ。そこには色々な仮定や推論が含まれるから色々な結果が出ることはあり得る。
このような統計処理とデータのねつ造は本質的に異なる。
ある処理のやり方で自分の論証したい傾向が出たとき、その手法を内々にtrickと呼ぶことは大いにありそうな話だが、
査読を経たまっとうな論文であればどういうデータを対象に統計情報をどのように処理したかは書かれている、つまり「trickのネタ」も公開されているはずだ。
内々の連絡でしかないメールを盗み取り、一部を抜き出したうえでtrickという言葉尻をとらえて騒ぐのはまったくもってフェアでない。
Re: (スコア:0)
>内々の連絡でしかないメールを盗み取り、一部を抜き出したうえでtrickという言葉尻をとらえて騒ぐのはまったくもってフェアでない。
フェアかどうかという話ではなく実際はどうなのかという話をしてるのに別分野のjargonの話をしだしたり、Kandoは相変わらず頓珍漢だな。
Re:言葉尻 (スコア:1)
言いたいことは「盗み出した内輪のメールの抜粋なんて何の証拠にもならない、公表された論文が事実の全て。」ってこと。
で、専門外なので正確なところはわからないが、気候くらいデカい話になると密室の実験室で自分たちの身内だけで取ったデータではなく
元になったデータはおそらく公開・共有されていると思われるので手間はかかるだろうが検証は外部の人間でも可能だろう。
となれば、元データのねつ造はあんまり分のいい賭けではなかろうと専門家ならば思うだろうし、そう思えば野心があってもやらないだろう。
そうなれば問題は統計処理(とその際に置いた仮定や行った推論)が妥当かどうかって話になって、それは当然論文に書いてあるはずってこと。
#でなきゃマトモな学会や論文誌では査読が通らなかろう。
だから暴くべき秘密なんてそもそも全くない。
私が経験した例を挙げたのは盗み出した内輪のメールの言葉尻をとる無意味さを、政治的に中立な事例でわかってもらうため。
内輪のメールなんて正しい術語を使ってないことはいくらもあるんだよって例を挙げたわけ。
#気候温暖化は政治色が強いから冷静になれない人もいるだろうと思ったんでね。
ちなみに私の例の「インチキ」は「別分野のjargon」ですらなく、完全に同じ研究チームとそこと直接共同研究をしてる範囲でしか通じない。
まさに「内輪のメールのやり取り」相当の話だからこそ出した。内輪のメールの用語の信頼性がどのくらい低いかって例としてね。
Re:言葉尻 (スコア:3, 参考になる)
で、専門外なので正確なところはわからないが、気候くらいデカい話になると密室の実験室で自分たちの身内だけで取ったデータではなく
元になったデータはおそらく公開・共有されていると思われるので手間はかかるだろうが検証は外部の人間でも可能だろう。
となれば、元データのねつ造はあんまり分のいい賭けではなかろうと専門家ならば思うだろうし、そう思えば野心があってもやらないだろう。
そうなれば問題は統計処理(とその際に置いた仮定や行った推論)が妥当かどうかって話になって、それは当然論文に書いてあるはずってこと。
#でなきゃマトモな学会や論文誌では査読が通らなかろう。
だから暴くべき秘密なんてそもそも全くない。
事情を知らなさすぎるな・・・
大まかな流れ
1)懐疑派が論文の検証の為にCRUに生データの提供を求める
2)CRUが生データの提供を拒否する
3)懐疑派が情報公開法に基づいてCRUに生データの公開を求める
4)CRUが生データは存在しないと回答
5)CRU内部文書流出
6)CRU内部で情報公開法に基づく公開要求に対して生データ削除の指示 [news.com.au]していた事実が暴露される
他には懐疑派の論文を掲載した学術誌編集者を解雇するよう圧力をかけてた事も暴露されてるし、地球温暖化産業は科学とはかけ離れた物だよ。
しきい値 1: ふつう匿名は読まない
匿名補正 -1
Re: (スコア:0)
はいはい。無駄に長い文章でごまかさなくてもいいから。
「流出メールに捏造の証拠があった、だなんて不確実な情報に踊らされるのはどうかと」
と一言で済む話を長々とご苦労様。
trick云々については計算手法とかという話は的外れで、すでにIPCCから「trickとは新データの追加を意味する言葉で、ごまかしではない」って発言が出てるんだけどね。それの意味するところは即断は禁物だけど、「新データの追加」くらいのことを特別な言葉に置き換えるのは不審を招いても致し方ないよね。なんだかKandoが必死にミスリードしようと不適切な例示を長文でしてるようにも見えてしまうよw