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単語の一つでも覚えた方がいいよ。
これは大反対だ。そんな方法で合格する程度の所を狙うぐらいなら、もっと頭を使って上を狙った方が良い。
「単語の一つも覚え」たところで、それによる点数の上昇はたかが知れている。期待値として1点上昇するかどうかも怪しい。しかも、脳みそが疲れているときに暗記物を頑張っても全く覚えることなどできない。それよりも、別の何かをやって脳みそを休めた方が良い。
が、「脳みそを休める」からと言って受験に関係の無いことをする、というのも無駄だ。そこで hack が出てくる。たとえば、例として出したマークシート用鉛筆の削り方だが、このように考えた。
.
受験というのは、基本的に「試験時間」というのがあって、その間に
という2段階から成立する。# マークシートとかの場合は 2 は「機械にとって読みやすい」が「採点者に理解しやすい」の意味だ。
当然だが、あなたの実力そのものは 1 の部分だ。ということは、高得点を得る、とは
a. 2 による記述が可能な限り損失なく 1 の実力を反映するように記述方法を鍛錬するb. 2 の記述が同じなら、可能な限り 2 にかかる時間を最小化することで 1 に割り振れる時間を最大化する
の2つの条件をどうやってバランスさせるか、という問題になる。この問題を解かずに 1 にだけ集中しても、2 が足を引っ張ったら元も子もない。
マークシート方式の場合、 a の影響はほとんどない。どういう場合が OK で、どういう場合が NG かは比較的はっきりしている。筆記テストではないので、「部分点を得るために、記述順序を 論理→具体化 の順にする」とかそういう小技は必要ない。
結果、「どうやって正しいところを塗るか。どうやって素早く塗るか。間違った場合にどうやって素早く消すか。」を解けば b については話が終わる。また、その際の効果に関しては 「その5 [blogspot.com]」に書いたように、1マーク辺り 2,3 秒の短縮になる。これはマークを塗りつぶすのにかかる時間が 1/2 になったのと同じ。
例えば TOEIC の場合、75分で 100問塗らなくちゃいけない。今、残り問題数がx問で、残り時間がy分だとする。従来の塗り方は1マーク5秒ぐらいかかるので、
( x * 5 ) ≧ y * 60 x ≧ y * 12
が成り立つ前に諦めて、ランダムに残りを塗りつぶす戦略に移らなくちゃいけない。でないと塗潰しそこねた問題が出てしまう。
しかし、受験時間外に鉛筆を作るだけで、マークを塗る時間が半分になる。ということは、
x ≧ y * 24
が成り立つまで粘れる、ということ。
具体的には、たとえば…今、残り20問で、残り時間が2分だとしよう。従来なら、もうそろそろ give up しなくちゃいけない。残った20問をランダムに塗りつぶすためには100秒かかるからだ。
しかし、鉛筆をつくれば、あと1分粘れる。73分で80問解いているのだから1分粘れるということは、あともう1問解ける、ということだ。
仮に問題に真剣に取り組むと確率 60% で正解するとしよう。ランダムに塗りつぶすと(4択の場合)25%だとする。で、1問当たりの点数が5点だとすると… 期待値として 1.75点 の点数上昇が期待できる。
この1.75点は、試験時間中のいかなるものも犠牲にすることなく作り出した時間によって、あなたの実力が解答用紙に反映された結果、生み出されたスコアだ。逆に言えば、「ちゃんと環境を整えていれば、あなたの実力はもっと高く評価してもらえた」ということになる。
これも一種のコンディショニング調整だよね。
というわけで。「モノを覚えるのに最悪の1時間」を暗記に費やすよりも、鉛筆などのチューニングに費やした方が、ちゃんと実力にモノを言わせることができるのです。
ましてや。いまや私は社会人。「千円を道具などに追加投資して、1点買えるなら買おうじゃありませんか」(あれー?どこかで聞いたことのあるような話 [srad.jp]に…)
言いたいことは分かるが…これだけの長いコメントを読む暇があったら、やっぱりこの半分の行数の英語の問題を読んだ方がTOEICで点が稼げると思うぞ。真剣に取り組むと確率 60% 程度の人なら。
#900点ぐらい取った人を知ってるが、#そのくらいになるとマークシートの塗りつぶし方などまったく気にしていなかった。
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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
まあ、そんな質問している間に (スコア:0)
単語の一つでも覚えた方がいいよ。
Re:まあ、そんな質問している間に (スコア:1)
これは大反対だ。そんな方法で合格する程度の所を狙うぐらいなら、もっと頭を使って上を狙った方が良い。
「単語の一つも覚え」たところで、それによる点数の上昇はたかが知れている。期待値として1点上昇するかどうかも怪しい。しかも、脳みそが疲れているときに暗記物を頑張っても全く覚えることなどできない。それよりも、別の何かをやって脳みそを休めた方が良い。
が、「脳みそを休める」からと言って受験に関係の無いことをする、というのも無駄だ。そこで hack が出てくる。たとえば、例として出したマークシート用鉛筆の削り方だが、このように考えた。
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受験というのは、基本的に「試験時間」というのがあって、その間に
という2段階から成立する。
# マークシートとかの場合は 2 は「機械にとって読みやすい」が「採点者に理解しやすい」の意味だ。
当然だが、あなたの実力そのものは 1 の部分だ。ということは、高得点を得る、とは
a. 2 による記述が可能な限り損失なく 1 の実力を反映するように記述方法を鍛錬する
b. 2 の記述が同じなら、可能な限り 2 にかかる時間を最小化することで 1 に割り振れる時間を最大化する
の2つの条件をどうやってバランスさせるか、という問題になる。この問題を解かずに 1 にだけ集中しても、2 が足を引っ張ったら元も子もない。
マークシート方式の場合、 a の影響はほとんどない。どういう場合が OK で、どういう場合が NG かは比較的はっきりしている。筆記テストではないので、「部分点を得るために、記述順序を 論理→具体化 の順にする」とかそういう小技は必要ない。
結果、
「どうやって正しいところを塗るか。どうやって素早く塗るか。間違った場合にどうやって素早く消すか。」
を解けば b については話が終わる。また、その際の効果に関しては 「その5 [blogspot.com]」に書いたように、1マーク辺り 2,3 秒の短縮になる。これはマークを塗りつぶすのにかかる時間が 1/2 になったのと同じ。
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例えば TOEIC の場合、75分で 100問塗らなくちゃいけない。今、残り問題数がx問で、残り時間がy分だとする。
従来の塗り方は1マーク5秒ぐらいかかるので、
が成り立つ前に諦めて、ランダムに残りを塗りつぶす戦略に移らなくちゃいけない。でないと塗潰しそこねた問題が出てしまう。
しかし、受験時間外に鉛筆を作るだけで、マークを塗る時間が半分になる。ということは、
が成り立つまで粘れる、ということ。
具体的には、たとえば…今、残り20問で、残り時間が2分だとしよう。従来なら、もうそろそろ give up しなくちゃいけない。残った20問をランダムに塗りつぶすためには100秒かかるからだ。
しかし、鉛筆をつくれば、あと1分粘れる。73分で80問解いているのだから1分粘れるということは、あともう1問解ける、ということだ。
仮に問題に真剣に取り組むと確率 60% で正解するとしよう。ランダムに塗りつぶすと(4択の場合)25%だとする。で、1問当たりの点数が5点だとすると… 期待値として 1.75点 の点数上昇が期待できる。
この1.75点は、試験時間中のいかなるものも犠牲にすることなく作り出した時間によって、あなたの実力が解答用紙に反映された結果、生み出されたスコアだ。逆に言えば、「ちゃんと環境を整えていれば、あなたの実力はもっと高く評価してもらえた」ということになる。
これも一種のコンディショニング調整だよね。
.
というわけで。「モノを覚えるのに最悪の1時間」を暗記に費やすよりも、鉛筆などのチューニングに費やした方が、ちゃんと実力にモノを言わせることができるのです。
ましてや。いまや私は社会人。
「千円を道具などに追加投資して、1点買えるなら買おうじゃありませんか」
(あれー?どこかで聞いたことのあるような話 [srad.jp]に…)
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
言いたいことは分かるが…
これだけの長いコメントを読む暇があったら、
やっぱりこの半分の行数の英語の問題を読んだ方がTOEICで点が稼げると思うぞ。
真剣に取り組むと確率 60% 程度の人なら。
#900点ぐらい取った人を知ってるが、
#そのくらいになるとマークシートの塗りつぶし方などまったく気にしていなかった。