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旧ソ連末期の宇宙ステーションミールに乗り組んだ宇宙飛行士は持ち込みが許されている重さの範囲内で私物を持ち込んでいましたが、密かに公式には禁止されている酒類(ウオッカ)やエロ本やエロビデオなどを積み荷に忍ばせて持ち込んでいたそうで、その手の差し入れは長期滞在ミッション担当者に喜ばれたそうです。
そうして、歴代の宇宙飛行士がわずかずつ持ち込んだアレな私物が長いミッションの間に積もり積もって居住区は男の一人所帯の部屋のように乱雑でカオスな生活感にじみ出る場所になってしまったそうです。
まあ、こういう適度な緩さが無いと宇宙長期滞在世界記録の偉業は達成できませんよ。特に財政難で帰還する宇宙船が確保できず、強制的に長期滞在を強いられてしまった宇宙飛行士にとっては癒しになったと思います。宇宙開発は酒とエロの力で救われたといっても過言ではないかも。
その辺を含めたミールに関しては「ドラゴンフライ―ミール宇宙ステーション・悪夢の真実」という本に詳しく記されてますね。日本語で読めるミールの一次情報の決定版といった感じで、いろいろ興味深い本です。とくに米国と旧ソ連の宇宙飛行士育成のスタンスの違いが良くわかります。NASAでは、ミッションの内容を繰り返し繰り返し、一挙手一投足に至るまで地上で訓練した上でミッションに望むのに対して、旧ソ連では宇宙における行動の基本を訓練するだけで、あとはその場その場で対処しろというスタンスだそうで、NASAの宇宙飛行士には、それが非常にいい加減に見えたようです。しかし、宇宙ステーションでの長期滞在では予測不能なトラブルが発生するため、そのすべてを訓練するのは不可能で、その場にいる宇宙飛行士が知恵と勇気でもって対処せざるを得ないということが背景にあったわけです。実際、米ソ共同ミッションでは泣き言ばかり並べてミールの保守に一切協力しようとしないNASAの宇宙飛行士もいたなんて話も出てます。
アルマゲドンという三文映画? には、その米ソ共同ミッションで酷い目に遭った宇宙飛行士がアドバイザとして入っていて、その経験を元にロシアの宇宙ステーションのくだり(酔っぱらいが云々みたいな)が描かれたらしいです。NASA宇宙飛行士から見た旧ソ連の宇宙飛行士のある一面が描かれてるんですね。
ミール衝突事故などに際しての旧ソ連の宇宙飛行士が取った的確で勇気ある行動には感心させられますけど、ああいう破れかぶれの勇気というのは旧ソ連原潜史にも見られるもので、ロシアの英雄に共通する、ある種、妙な部分のような気がしますね~
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
一方、ソ連は (スコア:2, おもしろおかしい)
実話です (スコア:3, 興味深い)
旧ソ連末期の宇宙ステーションミールに乗り組んだ宇宙飛行士は
持ち込みが許されている重さの範囲内で私物を持ち込んでいましたが、
密かに公式には禁止されている酒類(ウオッカ)やエロ本や
エロビデオなどを積み荷に忍ばせて持ち込んでいたそうで、
その手の差し入れは長期滞在ミッション担当者に喜ばれたそうです。
そうして、歴代の宇宙飛行士がわずかずつ持ち込んだアレな私物が
長いミッションの間に積もり積もって居住区は男の一人所帯の
部屋のように乱雑でカオスな生活感にじみ出る場所に
なってしまったそうです。
まあ、こういう適度な緩さが無いと宇宙長期滞在世界記録の偉業は
達成できませんよ。
特に財政難で帰還する宇宙船が確保できず、強制的に長期滞在を
強いられてしまった宇宙飛行士にとっては癒しになったと思います。
宇宙開発は酒とエロの力で救われたといっても過言ではないかも。
Re:実話です (スコア:2, 参考になる)
その辺を含めたミールに関しては「ドラゴンフライ―ミール宇宙ステーション・悪夢の真実」という
本に詳しく記されてますね。日本語で読めるミールの一次情報の決定版といった感じで、
いろいろ興味深い本です。とくに米国と旧ソ連の宇宙飛行士育成のスタンスの違い
が良くわかります。
NASAでは、ミッションの内容を繰り返し繰り返し、一挙手一投足に至るまで地上で訓練した
上でミッションに望むのに対して、旧ソ連では宇宙における行動の基本を訓練するだけで、
あとはその場その場で対処しろというスタンスだそうで、NASAの宇宙飛行士には、
それが非常にいい加減に見えたようです。
しかし、宇宙ステーションでの長期滞在では予測不能なトラブルが発生するため、その
すべてを訓練するのは不可能で、その場にいる宇宙飛行士が知恵と勇気でもって
対処せざるを得ないということが背景にあったわけです。
実際、米ソ共同ミッションでは泣き言ばかり並べてミールの保守に一切協力しようとしない
NASAの宇宙飛行士もいたなんて話も出てます。
アルマゲドンという三文映画? には、その米ソ共同ミッションで酷い目に遭った
宇宙飛行士がアドバイザとして入っていて、その経験を元にロシアの宇宙ステーションの
くだり(酔っぱらいが云々みたいな)が描かれたらしいです。NASA宇宙飛行士から見た
旧ソ連の宇宙飛行士のある一面が描かれてるんですね。
ミール衝突事故などに際しての旧ソ連の宇宙飛行士が取った的確で勇気ある行動には
感心させられますけど、ああいう破れかぶれの勇気というのは旧ソ連原潜史にも
見られるもので、ロシアの英雄に共通する、ある種、妙な部分のような気がしますね~