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モンサント (企業) [wikipedia.org]は世界シェア90%を誇る売上げ1兆円企業(2008年度時点)で、(勝手な想像をすると)今回のは下手したら発表した学者が消されるくらい、企業の根幹を揺るがす危険な情報開示だと思ったのですが、December 2009に開示された論文のデータで、その後の株価の流れを追ってみるとあまり変動ありませんねえ。
遺伝子組み換えトウモロコシの大半が飼料とか燃料だからってこともあるのでは?人も食べてるはずだけど、トウモロコシ全体の消費から見れば微々たるものじゃないかと思う。それに遺伝子組み換えじゃないトウモロコシを食っている(と信じている)のって日本人くらいじゃないの?
以前TVで放映されたものでは、収穫されたトウモロコシを遺伝子組み換えあり・なしで区別せずに一緒くたに集めていましたよ?アメリカでの話だったと記憶しています。組み換えありが食用として承認された段階で、どちらも価値は変わらないって話でした。
#その後区分けされるようになっていたらごめんなさい
アメリカの非食用コーンは、最低限品質(水分含有率と虫害くらいしか規定されていない)での規格化が前提としてあって、その低品質規格で統一された飼料・工業用素材を、
・いかに低コストで大量生産できるか(農家) ・いかに低コストで輸送・保存できるか(流通業者) ・いかに低コストな原料として加工し、高価格な商品を製造できるか(加工者)
といった思考を、極限まで煮尽くした観点で取り扱っています。
農家は、食味・品質もロクに指定されておらず、品種も指定されていないので、単位面積当たりの収量向上のみに心血を注ぎます。だから、遺伝子組み換えだと収量が増えるぞ、となると、じゃあ植えるか、となります。
流通業者は、品種や農家ごとの品質等は関係ないので、すべてを混ぜた状態で扱います。(それこそパイプで吸い出したり、ショベルとブルドーザーですくう扱い。)全部が均一の扱いなので、混ぜることが出来るし、金融的な商品取引も簡単に可能な訳です。
このような社会的インフラが前提なので、品目として『非遺伝子組み換えトウモロコシ』が出来ても、混ざっちゃう訳わけですよ。
農家のオジサンが、今年は「非・遺伝子組み換え」が価格高いらしいから作るべ、となった場合でも、トラクターや保存庫やスコップは当然、去年の「遺伝子組み換え」作ってたときと同じものだし、流通業者も、今度の便のトウモロコシ積載用貨車には、「非・遺伝子組み換え」乗せるね、ってやって、さっきまで「遺伝子組み換え無分別」を注いでいた積載設備のパイプで、今度は「非・遺伝子組み換え」をザザッと貨車に流し込むわけです。
結果、なんで遺伝子組み換えのトウモロコシが混ざることがあるんだ!って日本人から言われても、いや、ある程度は混ざるに決まってるじゃん、みたいな食い違いとなるわけです。
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
モンサント社の株価あまり下がってない (スコア:0)
モンサント (企業) [wikipedia.org]は世界シェア90%を誇る売上げ1兆円企業(2008年度時点)で、
(勝手な想像をすると)今回のは下手したら発表した学者が消されるくらい、
企業の根幹を揺るがす危険な情報開示だと思ったのですが、
December 2009に開示された論文のデータで、その後の株価の流れを追ってみるとあまり変動ありませんねえ。
Re: (スコア:1)
遺伝子組み換えトウモロコシの大半が飼料とか燃料だからってこともあるのでは?
人も食べてるはずだけど、トウモロコシ全体の消費から見れば微々たるものじゃないかと思う。
それに遺伝子組み換えじゃないトウモロコシを食っている(と信じている)のって日本人くらいじゃないの?
Re: (スコア:0)
以前TVで放映されたものでは、収穫されたトウモロコシを遺伝子組み換えあり・なしで
区別せずに一緒くたに集めていましたよ?アメリカでの話だったと記憶しています。
組み換えありが食用として承認された段階で、どちらも価値は変わらないって話でした。
#その後区分けされるようになっていたらごめんなさい
Re:モンサント社の株価あまり下がってない (スコア:3, 興味深い)
アメリカの非食用コーンは、最低限品質(水分含有率と虫害くらいしか規定されていない)での規格化が
前提としてあって、その低品質規格で統一された飼料・工業用素材を、
・いかに低コストで大量生産できるか(農家)
・いかに低コストで輸送・保存できるか(流通業者)
・いかに低コストな原料として加工し、高価格な商品を製造できるか(加工者)
といった思考を、極限まで煮尽くした観点で取り扱っています。
農家は、食味・品質もロクに指定されておらず、品種も指定されていないので、
単位面積当たりの収量向上のみに心血を注ぎます。
だから、遺伝子組み換えだと収量が増えるぞ、となると、じゃあ植えるか、となります。
流通業者は、品種や農家ごとの品質等は関係ないので、すべてを混ぜた状態で扱います。
(それこそパイプで吸い出したり、ショベルとブルドーザーですくう扱い。)
全部が均一の扱いなので、混ぜることが出来るし、金融的な商品取引も簡単に可能な訳です。
このような社会的インフラが前提なので、品目として『非遺伝子組み換えトウモロコシ』が出来ても、
混ざっちゃう訳わけですよ。
農家のオジサンが、今年は「非・遺伝子組み換え」が価格高いらしいから作るべ、となった場合でも、
トラクターや保存庫やスコップは当然、去年の「遺伝子組み換え」作ってたときと同じものだし、
流通業者も、今度の便のトウモロコシ積載用貨車には、「非・遺伝子組み換え」乗せるね、ってやって、
さっきまで「遺伝子組み換え無分別」を注いでいた積載設備のパイプで、今度は「非・遺伝子組み換え」を
ザザッと貨車に流し込むわけです。
結果、なんで遺伝子組み換えのトウモロコシが混ざることがあるんだ!って日本人から言われても、
いや、ある程度は混ざるに決まってるじゃん、みたいな食い違いとなるわけです。