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スラドでも新聞読まないとかTV観ないとか誇らしげに宣言しちゃう人がたまにいるけど、そういう手合いが増えてるんですね。
どんな言論もある程度は全員に共通する文脈がないと話にならないので、この流れは非常に危険だと思います。行き着く先は(もうなっている気もするけど)思想の分裂・極端化と対話の停止だし、ジャーナリズムのない世界への退行だと思う。
タレコミにはこうありますね。
新聞会社や地域放送は生き残りをかけ、「何を伝えるべきか」ではなく「人々は何を耳にしたいか」に頼るようになってしまった。
あなたが考える危険なこの流れはいわばマスコミが作ったものというわけですけど。
さて新聞やテレビで操作された情報という「共通する文脈」が大衆に必要というのなら、みんな共通の考えになるというのですから、それこそ「対話の停止」した時代がやってくるでしょう。しかしこの情報化社会にあって自分で情報を収集し選択する能力があれば、20年前と違って各自がジャーナリストになれる時代でもありますよ。ただ現実的に日常生活に追われている人にそんな暇はないのですが。
>> この情報化社会にあって自分で情報を収集し選択する能力があれば、20年前と違って各自がジャーナリストになれる時代でもありますよ。
米国のFOXニュースってご存知でしょうか?あの局は、嘘だろうが何だろうが、とにかく典型的な保守派の喜ぶようなネタを常に放送し続けることで、米国でNo.1の人気ニュースチャンネルへとのし上がりました。もちろん日本のメディアでも右寄り/左寄りというのはありますし、戦時中の出来事に対する報道姿勢や日中関係の解釈など、いろいろ差はありますし、今だと小沢問題についての報道姿勢などにも温度差はあると思い
最近は他社も(単に人気取りだけのために)報道姿勢を保守寄りにシフトしつつあると言われています。このような状況を見ると「自分の見たいニュースしか見ない」「皆の見たいニュースしか流さない」という傾向は非常に危険だと思いますね。
なるほどね。マスコミの視聴率偏重の流れを作ったのは、報道で思考停止した視聴者が作ったというわけですか。
しかしそれはテレビの影響力が強くなったというだけでしょう。昔からテレビには人を動かす影響力があったので、大々的なテレビ広告をうつことでそれに見合う集客をすることができたわけですし、しかも映像の分野の技術革新のおかげで、言論封鎖しなくても、現実と虚構を埋める精巧につくられたニュースが(20年前と比べて)今はお手軽に作成できるようになった。FOXテレビのようなメディアが20年前に存在していれば、20年前の人たちもつまらないニュースには見向きもしなかったでしょうな。
# 余談ですが、以前の「プレジデント」誌では、日本の田舎ではテレビ広告の影響力が根強いものの、都会では携帯電話の広告が台頭してきているため、業種によってはテレビ広告を選択しない流れがあるのだとか。米国でもテレビ広告の影響力は減ってきているといわれていますな。まあそれがメディアの視聴率偏重に拍車をかけているかもしれませんが。
これには大衆の知識レベルや時代は関係ありませんよ。たとえば昔は多かった信心深い人たちでさえ、自分の信じているものを客観的に選んでいたわけではない人がほとんどでしたから。生物学的な死を迎えた後の世界にいたっては、輪廻転生したり極楽浄土に行ったり地獄に堕ちたりと、各人の信じようで三者三様なのは滑稽でもありましたな(今も変わりありませんが)。
それでメディア報道などで「自分の信じたいものだけを信じる」傾向は、昔のニュースメディアにそれだけの力がなかったというだけで、今に始まったことではないってことでヨロ。
録画による視聴は増える傾向にある予測(2005年)http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20084029,00.htm [cnet.com]
録画だと CM はスキップされるという調査報告(2009年)http://news.livedoor.com/article/detail/4414844/ [livedoor.com]
若者は“テレビ離れ”していない…?(2010年1月)http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20407542,00.htm [cnet.com]
上掲の分析内容を添削した方の記事http://d.hatena.ne.jp/LM-7/20100130/1264821653 [hatena.ne.jp]
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
常識のない世界 (スコア:4, すばらしい洞察)
スラドでも新聞読まないとかTV観ないとか誇らしげに宣言しちゃう人がたまにいるけど、そういう手合いが増えてるんですね。
どんな言論もある程度は全員に共通する文脈がないと話にならないので、この流れは非常に危険だと思います。行き着く先は(もうなっている気もするけど)思想の分裂・極端化と対話の停止だし、ジャーナリズムのない世界への退行だと思う。
言ってないことに反論するなよ
Re: (スコア:5, すばらしい洞察)
タレコミにはこうありますね。
あなたが考える危険なこの流れはいわばマスコミが作ったものというわけですけど。
さて新聞やテレビで操作された情報という「共通する文脈」が大衆に必要というのなら、みんな共通の考えになるというのですから、それこそ「対話の停止」した時代がやってくるでしょう。しかしこの情報化社会にあって自分で情報を収集し選択する能力があれば、20年前と違って各自がジャーナリストになれる時代でもありますよ。ただ現実的に日常生活に追われている人にそんな暇はないのですが。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:5, 興味深い)
>> この情報化社会にあって自分で情報を収集し選択する能力があれば、20年前と違って各自がジャーナリストになれる時代でもありますよ。
米国のFOXニュースってご存知でしょうか?あの局は、嘘だろうが何だろうが、とにかく典型的な保守派の喜ぶようなネタを常に放送し続けることで、米国でNo.1の人気ニュースチャンネルへとのし上がりました。もちろん日本のメディアでも右寄り/左寄りというのはありますし、戦時中の出来事に対する報道姿勢や日中関係の解釈など、いろいろ差はありますし、今だと小沢問題についての報道姿勢などにも温度差はあると思い
「自分の信じたいものだけを信じる」流れは20年前もあったよね (スコア:2, 興味深い)
なるほどね。マスコミの視聴率偏重の流れを作ったのは、報道で思考停止した視聴者が作ったというわけですか。
しかしそれはテレビの影響力が強くなったというだけでしょう。昔からテレビには人を動かす影響力があったので、大々的なテレビ広告をうつことでそれに見合う集客をすることができたわけですし、しかも映像の分野の技術革新のおかげで、言論封鎖しなくても、現実と虚構を埋める精巧につくられたニュースが(20年前と比べて)今はお手軽に作成できるようになった。FOXテレビのようなメディアが20年前に存在していれば、20年前の人たちもつまらないニュースには見向きもしなかったでしょうな。
# 余談ですが、以前の「プレジデント」誌では、日本の田舎ではテレビ広告の影響力が根強いものの、都会では携帯電話の広告が台頭してきているため、業種によってはテレビ広告を選択しない流れがあるのだとか。米国でもテレビ広告の影響力は減ってきているといわれていますな。まあそれがメディアの視聴率偏重に拍車をかけているかもしれませんが。
これには大衆の知識レベルや時代は関係ありませんよ。たとえば昔は多かった信心深い人たちでさえ、自分の信じているものを客観的に選んでいたわけではない人がほとんどでしたから。生物学的な死を迎えた後の世界にいたっては、輪廻転生したり極楽浄土に行ったり地獄に堕ちたりと、各人の信じようで三者三様なのは滑稽でもありましたな(今も変わりありませんが)。
それでメディア報道などで「自分の信じたいものだけを信じる」傾向は、昔のニュースメディアにそれだけの力がなかったというだけで、今に始まったことではないってことでヨロ。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
テレビによる広告効果は低下傾向 (スコア:1, 興味深い)
録画による視聴は増える傾向にある予測(2005年)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20084029,00.htm [cnet.com]
録画だと CM はスキップされるという調査報告(2009年)
http://news.livedoor.com/article/detail/4414844/ [livedoor.com]
若者は“テレビ離れ”していない…?(2010年1月)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20407542,00.htm [cnet.com]
上掲の分析内容を添削した方の記事
http://d.hatena.ne.jp/LM-7/20100130/1264821653 [hatena.ne.jp]