販売奨励金は米国でも使われてる。ただし多年度契約がセットなのが普通。$99.99 with 2-year contract、とか。短期解約ペナがなくて購入者から代金を取りっぱぐれやすかった日本の状況とはちょっと違う。その結果日本の場合はどういうわけか癒着というかキャリアとの結合というか高コスト体質が抜けなくて端末の最低価格が異様に高くなってしまったので、販売奨励金モデルの廃止と言う判断は正しかったと思う。WVGA解像度のハンドヘルドコンピュータが全契約者に事実上支給されるというシステムは明らかに異常ではあったはず。
こうして取り残されていくと。 (スコア:3, 興味深い)
DRMにこだわって、いつまでも「音楽が売れないのは違法ダウンロードのせい」と逃げて、
そのまま衰退していくと。
そもそもが諸外国に比べて極端に高い上、
学生が携帯電話中心で音楽なんかにお金を落とせない状態になっている以上、
音楽などでは利用者重視のサービスを行いつつ、グッズやライブなどの、
電子的な代替が効かないもので収益あげていくスタンスに切替えるべきだと思うんですがね。
でもそうすると●スラックが儲からないからやらないんだろうなぁ。
Re: (スコア:2, 興味深い)
ダウンロード販売については伸びてきていますよ
日本では09年のデータですがPCが約103億円、昨対113%
携帯電話などのモバイル機器は約792.5億円、昨対99%
モバイル機器が昨対を落としてるのは「着うた」から「着うたフル」に
移行中のためとのこと(日本レコード協会より)
カジュアルコピーがし辛い携帯電話市場がここまでの数字を上げていると
違法ダウロードのせいと言うのも致し方がないことだと思います
また元のデータを見た私の個人的な見解ですが、DRMに対する抵抗感は
大分低いのでは無いかと思います
これは現状の携帯電話での音楽購入の主ターゲットである若年層が
携帯電話を持ち出した当初からアプリなどの各種データで機種変時に
データを移行出来ないのが当たり前と刷り込まれた結果ではないかと思います
物理メディアは特典などのプレミアム感(ジャニーズ・A○B48やアニメは既に取り入れていますが)で
売上を伸ばす方向に既に切り替えているかと思います
Re: (スコア:1)
逆にPCに戻ってます。持たないってのは珍しいが、学生は機種変しなくなり、2-3年使うのが普通に
なっている。
でも機種変した後、着うたが移行出来ないことを知ってからも、また買うってのは少しバカにしすぎ
かもね。
Napstar は学生が払える金額は越えていたと思う。もちろん携帯費に圧迫されているからだけど。
Re: (スコア:0)
学生じゃなくても、4~5年前位から2~3年使うのが普通になっていないかい?
端末価格が、3年前でも3万円くらい、バリュープラン等の買い取りプランと、ベーシックプラン等の
24回分割払いが選択できるようになった頃からは5万円程度はするようになってるので、一般的には
とても1年やそこらで買い替えはできないかと。
なので、携帯の買い替えサイクルが長くなっている大きな理由は、やはり販売奨励金が無くなって
端末価格が上がったからだと思う。
Re: (スコア:0)
> 携帯の買い替えサイクルが長くなっている大きな理由は、やはり販売奨励金が無くなって端末価格が上がったから
それだと昔は良かった、今は損したみたいな言い方だけど、そうじゃないよね。
機種変するしないに関係なくすべてのユーザーから端末代金を強制徴収する仕組みをやめたから。販売奨励金の原資を料金に上乗せする手法で。
Re:こうして取り残されていくと。 (スコア:1, 興味深い)
いや。実際「昔は良かった」なんじゃないですか? 販売奨励金制度は、とりあえず契約者を増やすことには大きく貢献したし、それに伴って携帯電話機のメーカーが潤っていたということには間違いないでしょう。
たしかにユーザーの側は販売奨励金の原資を広く浅く負担させられていたけれども、そのことでユーザーが大きな不満を持っていたかといえば、必ずしもそうではなかったように思います。もちろん中には憤懣やるかたない人もいるのかもしれませんがね。
実際、日本国内の携帯電話機メーカーは、販売奨励金モデルの廃止でいまや青息吐息の状態であるし、それに比していまだ販売奨励金モデルを使っているiPhoneは元気。海外でも、これまで販売奨励金モデルなど無かったわけですが、iPhoneは販売奨励金モデルを採用したおかげで、本来のハードウェアの価格にからすると非常に安価に購入できるようになっている。
実際iPhoneだって、販売奨励金の無い「正価」でしか購入できなかったら、今ほど普及しなかったのでは?
共済制度などと同様、「広く浅く費用負担させるモデル」というのは、ある程度納得できる「浅さ」でありさえすれば、それなりにうまく回るものだと思いますよ。にもかかわらずそれをやめるよう指導した総務省が馬鹿だっただけで
Re:こうして取り残されていくと。 (スコア:2)
販売奨励金は米国でも使われてる。ただし多年度契約がセットなのが普通。$99.99 with 2-year contract、とか。短期解約ペナがなくて購入者から代金を取りっぱぐれやすかった日本の状況とはちょっと違う。その結果日本の場合はどういうわけか癒着というかキャリアとの結合というか高コスト体質が抜けなくて端末の最低価格が異様に高くなってしまったので、販売奨励金モデルの廃止と言う判断は正しかったと思う。WVGA解像度のハンドヘルドコンピュータが全契約者に事実上支給されるというシステムは明らかに異常ではあったはず。