NASA said it was looking to expand the use of the ISS by providing access to the lab for the conduct of basic and applied research, technology development, and industrial processing to private entities — including commercial firms, non-profit institutions, and academic institutions.
そりゃ言われるだろ (スコア:0)
なんでもっと民間からの話をベースにした実験を行わないのか?ってのは何時でも考えるべきことでは有る。
カネが出せる企業が実験計画を持ってくるのであれば、積極的に行えば良いと思うのだが、文科省で却下しているのかな?
でもJAXAって本来商用化も含めての開発運用を行う筈だったんじゃないのか?
Re:そりゃ言われるだろ (スコア:4, 参考になる)
>文科省で却下しているのかな?
いや、費用がかかりすぎるんでそもそも申し込みがほとんど無い。
例えば昔見たJAXA(だったかな?)の資料だと、業者の実験資材やサンプルを軌道上に持って上がる際の費用が300万円/kgぐらい。
地上に持って帰るならプラス500万円/kg。
軌道上での宇宙飛行士の作業時間1時間あたり500万円。
だから例えば3kgの機器と1kgのサンプルを持って上がって、3時間ほど実験してもらってサンプルだけ回収すると、4*300+3*500+1*500=3200万円かかる。
とまあそんな感じで軌道上での実験なんてのは費用がかかりすぎるし、それが何か利益を生むチャンスは小さいから、企業の申し込み自体がそもそも少ない。
別にJAXAがぼったくってるわけではなく、打ち上げ費用などから考えるとこれでも原価割れ。つまりそれだけ軌道上での実験なんてのは割に合わない。
例えその条件で凄いサンプルが出来ても同じ条件で量産なんか出来ないから、構造解析に向けたタンパクの無重力下での結晶化などごく一部の特殊用途以外だとほとんど意味がないし。
正直な話、有人での宇宙開発や地球外での恒久的居住施設などは、夢以外の面では費用対効果は目も当てられないことになる。だからこういう有人系の宇宙開発ってのは、「夢とロマンのために巨額の資金をかけることを社会が心理的/経済的に許容できるか否か」が問題であって、採算がどうとかいう観点から見てしまうとほぼ全滅。
企業利用はおまけです (スコア:1, 参考になる)
コストが1桁,2桁下がらないと企業は利用できないでしょう。
(Spring-8などの分析機器の向上の結果,無重力で大きな結晶を作成する必要なんてあまりなくなりました。
それに結晶成長はものすごく根気と時間とカンが必要な実験分野で,
宇宙でちょっと実験したってなかなか成果が出にくそうです。そして地上に持ち帰らないと意味がない。)
宇宙では,宇宙でなければ出来ないことをしなければ意味がありません。
ライフサイエンス分野,無重力での物理現象の観測・理解・発見なんかは有望です。
が,これらの分野は全然お金になりませんから費用対策効果を求めるのは無理です。
だからテクノロジーではなくて,有人技術開発+サイエンスの研究施設+外交施設(大使館?)として
コストが許容できるかを考えるべきでしょう。
研究施設としてみれば,世界で一番ユニークで(馬鹿高い)研究施設ですよね。
ただし,無重力での物理現象の観測には宇宙ステーションの無重力は質が悪いです。
実は無人が向いている。HTV改良実験室 + ISSなんてメンテも出来てとてもよいかも。
また,ライフサイエンス分野では,比較実験の重力を発生する装置が必要なので,
つくづくセントリフュージがもったいなかったですね。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
>彼らは堂々と表立って軍事を目的にできるってだけ。
それでも正直有人はあまり割に合わないから、大規模にはやってないよね?
「将来的には何とかなるだろう」という(未経験故の)希望にあふれていたアポロの頃ならともかく、実現してどの程度コストがかかるのか見えるようになった現在では有人宇宙開発への風当たりはそれらの国々でも強いでしょ?
Re: (スコア:0)
一応HTVでそれが改善するって触れ込みじゃなかったっけ。
Re: (スコア:0)
本家記事: NASA Expands Role of International Space Station [slashdot.org]
NASA said it was looking to expand the use of the ISS by providing access to the lab for the conduct of basic and applied research, technology development, and industrial processing to private entities — including commercial firms, non-profit institutions, and academic institutions.
て言うことなので、広告業界と組んでCM撮りに使わせるのはどうだろう。
カメラはもうあるはずだから、機材は最低限で済みそう。
たとえば
Re: (スコア:0)
たかがCM1本の素材撮るのに下手すると億掛かりかねないうえ、しかも撮れる映像は1/100の予算で作ったCGより相当しょぼいの確実なんで、
いかに優秀な電通マンがあの手この手でだまくらかしたって日清食品レベルで「訳の分からない支出にも理解のある」クライアントじゃないと無理。
Re: (スコア:0)
何で億?
(#1755448) によれば、CM用サンプル1kg持ち込みで300万、持ち帰りの必要は無い(テープのみならそう重くは無い)。
カメラはあるので機材分はなし。
(高解像度で撮りたいなら数社のCMで同じカメラで持ち合いにすれば圧縮できる。
かぐやがハイビジョンカメラ月まで持っていった実績あるので高負荷Gも耐えられるだろう)
宇宙飛行士の作業時間1時間で500万円。
800~1300万+αで1時間のCM撮りが可能。CM制作費の直接部分としては格安じゃないの?
参考例:CM制作費 [infoseek.co.jp]
Re: (スコア:0)