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プラスチックや紙でできた座金をHDDを固定するネジに挟み込むだけでも、少しは改善するかと思います。とはいっても200%以上の改善は見た事が無い…
いわゆる一部切り取ったような、典型的なばね座金は制震にも、緩み止めにも効果がないからだめです。締まった「気がするだけ」そして、締まった「気にする」事で過剰な締め付けを防止する効果程度しかありません。高い周波数の振動を与えると、自分自身が発振し、その時のばね座金は共振倍率が高いので、平座だけのほうが効果があります。
逆に、制震座がねと言うものが売られてます。こっちの方は効果があるかも知れませんが、この類は実際は対応する周波数成分に合わせて選択しないとほとんど意味がありませんから難しいところです。
座金を入れる程度で振動が軽減するのは、防振と言うより組み立てが甘いだけじゃないかと思いますね。座金を入れることで、ねじと締め付け対象がちゃんとくっつくようになるので。平座は伊達や酔狂で付属している訳じゃないんです。みんなちゃんと使ってください。
ついでに、ばね座金はプラスチックやプリント基板などのなどの柔らかい素材に直接使うと削ったりめり込んでしまうので逆効果です。
いつだったか、防振としてプラスチックの座金にばね座金を組み合わせているのを見たことがあるけど、そんな使い方はNGです。振動でプラ座金が削られ、すぐにねじが緩んだ状態になってしまいます。
柔らかい部材にばね座金を使うときは金属の平座金と組み合わせて使うなどが有効です。
ケースバイケースで最適な(また使ってはいけない)組合せがあるので注意です。
オフトピですいません。
家で使うパソコンの話でいえば、ネジやHDDの間にスポンジやゴムをはさみこむだけで、十分に効果が得られると思います。
ゴムやスポンジのような材料では、波長の短かい振動しか減衰されませんが、筐体が小さいので、共振の周波数自体もかなり高いのが普通だからです。
ところが、ラックに複数の機械を格納するような構成では、筐体寸法も大きくなり、共振点の波長が長くなる傾向があるため、波長の長い振動を吸収してくれる素材が必要です。そして、波長の長い共振の発生源は、HDDと筐体の間のスポンジ部分の振動ではなく、もっと別の場所にあるのが普通です。
USENIXのプロシーディングは見ていませんが、効率よくラックの共振を抑える素材とその施工部位を発見したということなのでしょう。
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バネ座金も使ってみてはどうだろう (スコア:1)
プラスチックや紙でできた座金をHDDを固定するネジに挟み込むだけでも、少しは改善するかと思います。
とはいっても200%以上の改善は見た事が無い…
fjの教祖様
Re:バネ座金も使ってみてはどうだろう (スコア:5, 参考になる)
いわゆる一部切り取ったような、典型的なばね座金は制震にも、緩み止めにも効果がないからだめです。
締まった「気がするだけ」そして、締まった「気にする」事で過剰な締め付けを防止する効果程度しかありません。
高い周波数の振動を与えると、自分自身が発振し、その時のばね座金は共振倍率が高いので、平座だけのほうが効果があります。
逆に、制震座がねと言うものが売られてます。こっちの方は効果があるかも知れませんが、この類は実際は対応する周波数成分に合わせて選択しないとほとんど意味がありませんから難しいところです。
座金を入れる程度で振動が軽減するのは、防振と言うより組み立てが甘いだけじゃないかと思いますね。座金を入れることで、ねじと締め付け対象がちゃんとくっつくようになるので。平座は伊達や酔狂で付属している訳じゃないんです。みんなちゃんと使ってください。
Re:バネ座金も使ってみてはどうだろう (スコア:5, 参考になる)
ついでに、ばね座金はプラスチックやプリント基板などのなどの柔らかい素材に直接使うと
削ったりめり込んでしまうので逆効果です。
いつだったか、防振としてプラスチックの座金にばね座金を組み合わせているのを見たことがあるけど、
そんな使い方はNGです。
振動でプラ座金が削られ、すぐにねじが緩んだ状態になってしまいます。
柔らかい部材にばね座金を使うときは金属の平座金と組み合わせて使うなどが有効です。
ケースバイケースで最適な(また使ってはいけない)組合せがあるので注意です。
オフトピですいません。
Re:バネ座金も使ってみてはどうだろう (スコア:2)
家で使うパソコンの話でいえば、ネジやHDDの間にスポンジやゴムを
はさみこむだけで、十分に効果が得られると思います。
ゴムやスポンジのような材料では、波長の短かい振動しか減衰されませんが、
筐体が小さいので、共振の周波数自体もかなり高いのが普通だからです。
ところが、ラックに複数の機械を格納するような構成では、筐体寸法も大きくなり、
共振点の波長が長くなる傾向があるため、波長の長い振動を吸収してくれる素材が
必要です。そして、波長の長い共振の発生源は、HDDと筐体の間のスポンジ部分の
振動ではなく、もっと別の場所にあるのが普通です。
USENIXのプロシーディングは見ていませんが、効率よくラックの共振を抑える
素材とその施工部位を発見したということなのでしょう。