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(1)「官公庁の調達=税金での調達」である以上、調達したものは、国民・市民の共有財産である。まず、非オープンソースでは、その中身が開示できない。しかし、情報開示の観点から言えば、国民・市民には、そのシステムが正しく動作していること(加えて、余計な動作をしていないこと)を確認するために、ソースコード等の開示を求める権利があるべきである。 (2)調達金額の妥当性・透明性を確保する。
(1)「官公庁の調達=税金での調達」である以上、調達したものは、国民・市民の共有財産である。
まず、非オープンソースでは、その中身が開示できない。しかし、情報開示の観点から言えば、国民・市民には、そのシステムが正しく動作していること(加えて、余計な動作をしていないこと)を確認するために、ソースコード等の開示を求める権利があるべきである。
(2)調達金額の妥当性・透明性を確保する。
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:4, 参考になる)
written by こうふう
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:2, 興味深い)
>>(1)「官公庁の調達=税金での調達」である以上、調達したものは、国民・市民の共有財産である。
(1)は、プライバシー保護、情報アクセス権保証という見方もできますね。
政府の中で情報がどのように扱われているかを知る権利があります。
例えば、住基ネットで個人情報が正しく守られているか、
選挙集計システムは正しく票を数えているか、
税率の計算に間違いはないか。
これらを保証するためにソースコードが開示される必要があります。
>> (2)調達金額の妥当性・透明性を確保する。
(2)は結果的に確実に調達金額を下げる効果があると思います。
調達側からすると最も説得力のある理由でしょう。
さらに一つ追加したいです。
(3)ベンダ・ロックイン(単一供給元への依存)の回避
クローズドな単一ベンダに依存すると、互換性を確保するために、
そのベンダの製品を次々追加調達しなければならなくなる。
そして結果的に独占状態に陥り競争が無くなり、
不当な高価格となったり、品質保持がおろそかになりがちである。
このような状況を未然にさけるにはオープンソースがベストである。
--- Kazuo Hiyane
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
特定システムの運用保守だけでなく、周りの関連システムまで、そのベンダに囲い込まれてしまうと言うのが今までも問題視されていましたし。
この問題は、裏返すと、民間企業側にも関係があって、こういう安値入札が出来る体力のあるベンダではないとシステム開発が取れないということもありましたし、その辺の改善にも一役買うと思います。
written by こうふう
Re:官公庁の調達はオープンソースであるべき (スコア:1)
産地直送 (スコア:2, 興味深い)
でたらめなものをお客様に納品することの無礼を、なんと思っているんだろう?
>プログラマーの方も公表されるのわかってコード書くのだから、質が上がるか、淘汰されるでしょう。
たまたま今、NHKのProjectXの再放送を見てます。今回は夕張メロンの回です。
で、今回の肝の1つは「産地直送」なんですね。
鮮度は関係ないけど、プログラムの産地直送ってのも、なにか意味がある事であるような気がしています。
ーーーーー
で、一方で、
単にお客様との間でソースを共有すれば十分では?という意見については、
OpenとClosedの美味しいところ採りを狙ってるだけは有って、なるほど反論の余地は「少ない」んですよね(^^;。
ただ、まあ、あれかな。
技術者(つまり非経営者なのだが…)からみれば、わざわざ客と自社との二者の間だけにコードを縛ることには、
メリットはあんまり無いってのも事実なんですよね。
社外秘とかお客様の内情とかが直接反映されてる部分は公開しにくいかも知れないです
(ただしそういう部分を「減らす」&「切り離しやすくする」ことはプログラム自体の品質(=綺麗さ)向上にも貢献するとは思いますが)
が、それ以外の部分は、ちょっとね。
ソースごと引渡しな契約だと、逆に自分が書いたコードを「他の客のプロジェクトに」使いまわせない
なんていう或る意味情けないことも起きちゃうようで、そういうのは回避したいです。
で、回避するには、自社と客に加えて「第三者」もそのコードにアクセスできる
ってことになっているほうが話が「簡単」であるはず。これは多分OpenSourceにかなり近いっすね。
あと、技術者のささやかな誇り(笑)としては、自分のコードがもし何処に持っていってもそれなりに有用なコード
であるならば、それを他所の人がもって(活用して)いけないってのは、単に「他人の工数を増やさせて」
「車輪の際発明をさせて」いるだけであり、それが誇りと矛盾するんだよねえ。
つまり、ソフト会社間の足引っ張り合い(笑)状態は、純粋な意味での生産性とは、実は結構矛盾しているはずなんだよな。
その無理を解消するには、むしろOpenSourceのほうが良いのではないか、と思っています。
#アプリまるごとは時として無理でも、ライブラリ単位ならば、Open化できる/しやすい/意義が大きい、のではないか、と思っています。