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>> 実は顧客の回線開通と回線廃止にコストがかかる
例えば新規契約の時には『契約事務手数料』を取られますが,実際にはそれ以上のコストがかかっているということなのでしょうか?
なかのひとのひとりです。
新規契約の時は『契約事務手数料』だけで初期コストを回収できている事業者は正直無いと思う。固定系はいろんな人がひーひー言いながら準備してるし、移動体は端末の流通コストや販売促進費などのコストもあるのでまずむり。移動体は1契約でいまだに2万円以上は掛かっているのではないかな。昔は4~5万してた。
解約については、固定系は特に手数料をとらないのが普通なので事業者持ち出しになる。実際に配線をはずしにくる人たちに工賃はらわないといけないし。長期契約結んで解約しないでよ~ってのが本音。
移動体は接客対応程度なので委託費とシステムのコスト含めて3000~5000円くらいで済むと思うな。直接繋がってる紐がないもんで店員がSO処理すればおわっちゃう。なもんで、2年縛りしていれば解約コストは嵩むどころか儲かる。実際、各社ともにこの収入は無視できない貴重な収入になっているみたい。まあ、その代わり基本料金半額っすよーなんてやってるわけだけど....。
移動体の場合は営業費用のうち販売店が顧客を獲得したことに対して支払う手数料が顧客一人あたり数万円になっています。また、宣伝、広告にもかなりの費用をかけており、営業費用の30%程度が一般管理費になっています。例えば、2010年代1四半期におけるソフトバンクの顧客一人あたり443ドル以上の費用をかけて営業(直接行う宣伝、販売店に手数料を払うことで行わせる営業活動も含む)をしています。(データの入手源が海外の調査会社のものなのでドル表記です)
おそらく長期契約で値引きをするロジックとしては、長期契約を義務づけることで顧客の流動性が低くなれば、販売店に支払う手数料や、宣伝に要する費用が低下するため、そのためのコストダウンを顧客に還元する、というものでしょう。そこだけを考えれば長期契約は顧客にもメリットがあるのですが、通信料にそれだけの営業費用をかけても元が取れるような高マージンが課されている事に目を向けるといささか問題があるようにも思えます。参考までに、3G導入以前にオークションで新規参入事業者にも電波を配分した国の顧客獲得費用はドイツが124ドル、イギリスが79ドル(どちらもT-mobile)となっています。
今の色々な契約を考えれば、手数料は安価に抑えて導入し易さを出しているってのは普通に考えられる。プロバイダ契約で良くある、「工事費無料&2カ月無料」なんてのと同じ考え方だな。SBMが利益を稼げずヒーヒー言っているのも、それほどボッタクリでは無いって事だろう。
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実体のない料金 (スコア:4, すばらしい洞察)
ほとんどの人がこの2年契約で半額割引で使ってるわけで、その料金でキャリアは普通に商売できてる。
結局、元値はあってないようなもの。現状の半額分が適正料金なのに、もともと2倍にしておいて、それを半額にすると偽って違約金とろうとするってのが違法だ、と訴えてるんじゃないかと。
ソフトバンクがゴールドプラン(通常9800円のところをキャンペーンとして2880円で売り出した)で同様のこと言われたような。
通信会社のコスト構造 (スコア:5, 興味深い)
インフラへの設備投資にばかりに目が行きがちだけど
実は顧客の回線開通と回線廃止にコストがかかる
通信会社はユーザが動かないと儲かる構造
縛り料金で安くできるのはそういうカラクリです
Re:通信会社のコスト構造 (スコア:1)
>> 実は顧客の回線開通と回線廃止にコストがかかる
例えば新規契約の時には『契約事務手数料』を取られますが,
実際にはそれ以上のコストがかかっているということなのでしょうか?
Re:通信会社のコスト構造 (スコア:2, 参考になる)
なかのひとのひとりです。
新規契約の時は『契約事務手数料』だけで初期コストを回収できている事業者は正直無いと思う。
固定系はいろんな人がひーひー言いながら準備してるし、移動体は端末の流通コストや販売促進費
などのコストもあるのでまずむり。移動体は1契約でいまだに2万円以上は掛かっているのではないかな。
昔は4~5万してた。
解約については、固定系は特に手数料をとらないのが普通なので事業者持ち出しになる。
実際に配線をはずしにくる人たちに工賃はらわないといけないし。長期契約結んで解約しないでよ~
ってのが本音。
移動体は接客対応程度なので委託費とシステムのコスト含めて3000~5000円くらいで済むと思うな。
直接繋がってる紐がないもんで店員がSO処理すればおわっちゃう。
なもんで、2年縛りしていれば解約コストは嵩むどころか儲かる。実際、各社ともにこの収入は無視
できない貴重な収入になっているみたい。まあ、その代わり基本料金半額っすよーなんてやってる
わけだけど....。
Re:通信会社のコスト構造 (スコア:1)
移動体の場合は営業費用のうち販売店が顧客を獲得したことに対して支払う手数料が顧客一人あたり数万円になっています。
また、宣伝、広告にもかなりの費用をかけており、営業費用の30%程度が一般管理費になっています。
例えば、2010年代1四半期におけるソフトバンクの顧客一人あたり443ドル以上の費用をかけて営業(直接行う宣伝、販売店に手数料を払うことで行わせる営業活動も含む)をしています。(データの入手源が海外の調査会社のものなのでドル表記です)
おそらく長期契約で値引きをするロジックとしては、長期契約を義務づけることで顧客の流動性が低くなれば、販売店に支払う手数料や、宣伝に要する費用が低下するため、そのためのコストダウンを顧客に還元する、というものでしょう。
そこだけを考えれば長期契約は顧客にもメリットがあるのですが、通信料にそれだけの営業費用をかけても元が取れるような高マージンが課されている事に目を向けるといささか問題があるようにも思えます。
参考までに、3G導入以前にオークションで新規参入事業者にも電波を配分した国の顧客獲得費用はドイツが124ドル、イギリスが79ドル(どちらもT-mobile)となっています。
Re: (スコア:0)
今の色々な契約を考えれば、手数料は安価に抑えて導入し易さを出しているってのは普通に考えられる。
プロバイダ契約で良くある、「工事費無料&2カ月無料」なんてのと同じ考え方だな。
SBMが利益を稼げずヒーヒー言っているのも、それほどボッタクリでは無いって事だろう。
Re: (スコア:0)
広告費だってかかるんだよ